電波新聞拾い読み 1996年 9月

日本モトローラ デジタルJSMR対応携帯無線機

 日本モトローラは2日、デジタルJSMRシステム対応携帯無線機「DIGI-TALKIE」を、関西JSMRサービス地域で発売した。価格はオープン。
 同製品は、トランシーバスタイル、携帯電話スタイルおよび車載スタイルの3つの運用スタイルに対応。
 専用の車載アダプタおよび外付けスピーカを利用した車載スタイルに重点を置いて販売する考え。車載無線機が必要だが携帯でも使いたい、車載無線機の車内取付工事の手間を省きたい、車内での携帯無線機使用の操作負担を減らしたい、といったユーザーとくに注力。同機は収納式アンテナ搭載、大型液晶ディスプレイ採用、個別・全グループなど5種の呼び出し機能、オート・サイト・セレクションなどの機能を持つ。大きさは60×143×37.2mm、重さ約333g。

1996年9月3日

メディアインテリジェント 3.5型640MB MOドライブ

 メディアインテリジェントは3.5型640MB光磁気ディスクドライブ「MMO-640」シリーズと、SCSI-2PCカードおよびSCSI-2拡張インターフェィスボードとのセット商品の発売を8月下旬から開始した。
 3.5型光ディスクドライブ「MMO-640」はACアダプタ方式を採用し、幅115×高さ29.4×奥行き181mmという超小型サイズを実現。PCMCIA/JEIDA準拠SCSIカードを使えばノートPCにも最適なサイズとなる。
 主な特徴は、ISO準拠の640MB、540MB容量のディスクが使え、従来のISO規格準拠の230MB、128MB容量のディスクへREAD/WRITEも可能。また、ダイレクトオーバーライト(DOW)による高速書き込みが可能であり、640MB、540MB、230MB、容量のDOWディスクが使用できる。
 デスク回転速度は3600rpm、平均シークタイム28ms。2MBのデータバッファにより、さらに超高速アクセスを実現した。ウインドウズ95、マルチプラットフォーム対応で2タイプのケースを商品化した。
 価格はMMO-640W(ホワイトケース)MMO-640B(ブラックケース)とも118,000円。またPCMCIA/JEIDA準拠のSCSI-2 PCカード「MSC-200H」とのセット商品およびNECのPC-98バス用高速SCSI-2拡張インターフェイスボード「MSC-3000」とのセット商品もある。価格はどちらとも130,000円。

1996年9月3日

ミノルタ デジタルカメラ第2弾「Dimage V」

 ミノルタはデジタルカメラ「Dimade V(ディマージュ・ブイ)」を年内に10万円以下で発売する。
 昨年10月に発売した「RD-175」(68万円)に続く第2弾。パンフォーカスの脱着・回転自在のマクロ機能付き2.7倍ズームレンズを搭載。MIM方式1.8型カラー液晶ディスプレイ・カメラを内蔵。VGA対応正方画素・全画素同時読み出し方式35万画素3分の1型CCDを採用した。記録メディアにはミニチュアサイズのPCメモリーカード「スマートメディア」を採用。
 撮影枚数は2MBスマートメディアでファインモード約16枚、スタンダードモード約40枚、4MBなら同約32枚、同約80枚。2MBスマートメディア1枚、約1mの専用ケーブル、画像加工ソフト同梱予定。

1996年9月3日

米ネットスケープとIBMがネットスケープ・ナビゲーター/OS2 共同開発

 米ネットスケープ・コミュニケーションズと米IBMは、IBMの「OS/2ワープ4」向けに音声機能を備えたOS/2ネイティブの「ネットスケープ・ナビゲーター」ブラウザを共同開発した。
 OS/2ネイティブ版ナビゲーターが発売されれば、現在インターネット上でOS/2ユーザに利用されているコンテンツの活用範囲が広がることになる。
 OS/2向けネットスケープ・ナビゲーターはOS/2ワープ4が発売される9月以降にエンドユーザ提供にされる見込みである。
 OS/2ワープ4はIBMの新しいクライアント向け基本ソリューションで、音声認識ソフトをサン・マイクロシステムズの「ジャバ」を搭載し、ユーザに業界最先端のインターネット機能を提供する。

1996年9月4日

アキア 液晶デスクトップパソコン ペンティアム200MHz搭載

 アキアは2日、CPUにペンティアム200MHzを搭載し12型から15型クラスの液晶モニターをセットした液晶デスクトップパソコン「マイクロブック・プラス」シリーズ4機種を発売した。
 同シリーズは、メモリ標準32MB、キャッシュメモリに256KBパイプラインバーストSRAM、HDDにEIDE2GB、8倍速CD-ROM、3モードFDDを搭載、拡張スロットはISAバス×3、PCIバス×4。

MicroBookプラス520/2  (388,000円)

デジタル入力タイプ12.1型TFT液晶モニターMT12S(解像度SVGA)セット
MicroBooKプラス520V/3 (488,000円)
RGB入力タイプ13.3型TFTモニターRST13X(解像度XGA)セット
MicroBookプラス520/4  (488,000円)
RGB入力タイプ13.3型TFTモニターRST13X(解像度XGA)セット
MicroBookプラス520/5  (388,000円)
デジタル入力15.1型DSTNモニターMD15X(解像度XGA)セット

1996年9月4日

富士通 ペンティアムプロ200MHz搭載ビジネス向け 「FMV-6200T4」

 富士通は、FMVシリーズのビジネス向けデスクトップ機の最上位機としてペンティアムプロ200MHz搭載ミドルタワーパソコン「FMV-6200T4」を開発、3日から販売を開始した。出荷は13日から。
 PCIチップセットとしてインテル「440FX PCIセット」を採用、同社が提唱する最新のマザーボード仕様「ATX」を採用するなど最新技術の取り込みも行っている。
 アクセス速度60n秒の32MBメモリの標準搭載、2.5GB HDD、8倍速CD-ROM、LANカード(100BASE-TX)などを標準搭載している。
 グラフィックアクセラレーターとしてS3製Vision968を採用したDiamond「STEALTH64 VIDEO VRAMグラフィックアクセラレーター」を標準搭載。
 ウインドウズNTWorkstation3.51を標準添付。価格は498,000円。

1996年9月4日

東北電監 いわき市民コミュニティ放送に免許

 東北電気通信監理局は8月30日、いわき市民コミュニティ放送(愛称=SEA WAVE FMいわき)に免許を与えた。
 開局は9月1日。周波数は76.2MHz、出力10W。

1996年9月4日

郵政省 豪ニューズのテレ朝への取締役派遣「非・常勤問わず認めぬ」

 郵政省は4日、豪ニューズ・コーポレーションがテレビ朝日に派遣する取締役に関し「電波法第5条第4項により外国籍者は非常勤、常勤に関わらず取締役就任は認められない」との回答を与えていたことを明らかにした。「外国籍者が取締役になった場合、(テレビ朝日の)免許取消処分をとらざるを得なくなる」としている。
 ニューズ社がソフトバンクとともに旺文社メディアを買収し、間接的にテレビ朝日に21.4%の出資を行うことに伴い、ニューズ社とソフトバンクはそれぞれ一人非常勤取締役を派遣することでテレビ朝日側と合意していた。
 電波法第5条第4項で「業務を執行する役員が日本国籍を持たない場合、無線局免許を与えない」と定めており、「業務を執行する役員イコール取締役」との商法上の解釈によって判断を下したもの。監査役は対象とせず、取締役会で議決権を有する役員、つまり常勤、非常勤を問わず取締役は対象外となる。
 なお、CSテレビ放送に関しても、委託放送事業者(番組提供会社)の場合、放送法第52条13項の規定で、地上系放送と同様、日本国籍を有しないものは取締役に就任できない。

1996年9月5日

ニューズとソフトバンク JCSAT利用 最終的に150チャンネルに

 オーストラリアのニューズ・コーポレーションとソフトバンクは4日、共同で進めている日本向け衛星デジタル放送「JスカイB」について、日本サテライトシステムズ(JSAT)の通信衛星JCSATを使用し、当初計画の100チャンネルから最終的に150チャンネルの放送にする、と発表した。

1996年9月5日

宇宙通信 通信衛星利用情報転送サービス 来年1月から開始

 三菱グループが出資する宇宙通信は、企業の本社・本部から支社・支店や参加のフランチャイズ店などに、通信衛星を利用して高速かつ低料金で情報を転送する通信サービス「DirecPC」を来年1月から開始する。
 利用企業の本社から宇宙通信に専用線などで情報を送ると、同社は通信衛星を使い支店などに送信。
 支店などは直径45cmのパラボラアンテナで受信し、パソコンで情報を引き出す仕組み。 営業情報や研修の手引き書、ソフトウエアなど本社からの一方通行の情報を、定期的に送る企業に適したサービスといえる。
 情報の伝送速度は電話回線の100倍以上。フロッピーディスク1枚が、電話なら13分、NTTのISDNでも3分かかるところが、数秒で済んでしまう。CD-ROM1枚も43分で送信できる。
 基本料金は受信アンテナ1台当たり月額1,500円程度。フロッピー1枚の送信料が200円程度になる。アンテナと変換器は計15万円だが、今後国内で量産が進めば5万円前後になると見られる。

1996年9月5日

ディレクTV・ジャパン 双方向データベースサービスを提供

 来年夏の衛星デジタル多チャンネル放送開始をめざすディレク・ティービー・ジャパンが、米マイクロソフトと将来の双方向型データベース・サービスの提供に向け提携することが6日明らかになった。
 マイクロソフトのウインドウズ95搭載のパソコンなどでデータベース・サービスを利用可能にするため基盤技術の共同開発で交渉している。
 このサービスは、、映画などテレビ受像機向けに流す一般的な番組に加え、視聴者や契約企業の求めに応じてデータベースの中から必要な動画、音声、画像などのマルチメディア・データを衛星を通じて配信する新ビジネス。

1996年9月7日

IOデータ エプソン用3倍クロックCPUボード

 アイオーデータ機器はパソコン本体を買い換えずに、従来のアプリケーションを高速化するエプソン用の3倍クロックCPUボード「PK-EP586×3」(22,000円)を9月中旬から発売する。
 「PK-EP586×3」は、これまで構築してきたハードウエアやソフトウエア資産を無駄にせず、簡単にパフォーマンスアップができる。
 CPUには、Cyrix5x86-100MHzを使用し、CPU内部にはキャッシュメモリ16KBとコプロを内蔵。
 ハードウエアと添付するドライバによってライトバックキャッシュ機能を有効にできるため、パフォーマンスの向上に貢献するとしている。

1996年9月7日

ヤマハ パソコンにMIDI音源機能持たせるソフト「ソフトシンセサイザー」

 ヤマハは、専用のハードウエアを必要とせずにパソコン自体MIDI音源としての機能を持たせるソフトウエア「ソフトシンセサイザーS-YG20」(3,000円)のオンライン販売を10月末から開始する。発売に先駆けて既に同社インターネット。ホームページでは体験版を無料配布している。
 新製品はDOS/Vパソコン(ウインドウズ・マシン)用MIDIドライバ形式のソフトウエアとMIDIプレーヤがセットになったソフトウエア。ソフトシンセサイザー機能も同時に組み込まれるため、ユーザは音源の設定など意識することなくゲームのBGMやマルチメディアソフトの音楽再生など幅広い用途に使うことができる。
 MIDIファイル再生アプリケーションソフトとサンプル曲集が添付されているので、高品位な音楽をパソコン上で即座に楽しめる。
 また、オーサリングソフトの最も有力な米国・マクロメディアの「ディレクター5」と組み合わせて、MIDIデータをしよう可能にするソフト「MIDXTRA(ミッドエクストラ)」(価格未定)を11月から発売する。同製品についても、12日から同社ホームページから試用版をマルチメディアタイトル開発者向けに無料配布する。

1996年9月9日

マイクロソフト インターネットエクスプローラー3.0日本語改良版

 マイクロソフトは、Jaba関連機能を強化した「Microsoft Internet Exprlorer3.0」日本語改良版を、同社のインターネットWebサイトを通じて無料配布を開始した。
 IE3.0の改良版は、2バイト文字対応Javaアプレット実行環境を搭載したほか、セキュリティ機能も強化。SSL/PCTなどのサポートによる従来の堅牢なセキュリティ機能と結びつき、ユーザーはブラウザを使用した安心してインターネットにアクセス可能。
 また、インターネット・メール・アンド・ニュース、ネットメーティング、アクティブムーブ、HTMLレイアウトコントロールなどの複数のアドオン・コンポーネントを一括インストールバージョンを含めて、合計3種類のバージョンを提供。
 ユーザは目的に応じて、必要なバージョンをダウンロード可能。

1996年9月10日

IOデータ 98PCIバス用グラフィックアクセラレーターボード&メビウスノート用メモリ

 アイオーデータ機器は、98PCIバス用2D&3Dグラフィックアクセラレーターボード「GA-PG3D/98PCI」と、シャープのメビウスノート新機種対応EDO搭載メモリをそれぞれ9月下旬に発売する。

98PCIバス用グラフィックアクセラレーターボード

GA-PG3D2/98PCI VARM2MB  20,000円
GA-PG3D4/98PCI VRAM4MB  25,000円
2MB画像増設メモリー 7,800円

メビウスノート用メモリ PC-A365/A360/S400、MN-5000D/5030対応
SH-MBJ-8M   8MB  17,000円
SH-MBJ-16M 16MB  27,000円 PC-K300/K400対応
SH-MBK-8M   8MB  17,000円
SH-MBK-16M 16MB  27,000円

1996年9月10日

パイオニア ノートPC用ポータブル型10倍速CD-ROMドライブ

 パイオニアはノートブックパソコン向けのポータブル型10倍速CD-ROMドライブを10月下旬から発売する。価格はDOS/ウインドウズ、MAC対応タイプともに49,800円。

1)平均転送レート150KB/秒
2)シークタイム90m秒
3)寸法・重量 133×27.5×203mm、370g
4)ACアダプター、ニッカドバッテリーパック、アルカリ乾電池(単3型6本)3電源対応
5)低消費電力モード装備
 なお、デスクトップユーザ向けに据え置き外付けタイプ(10倍速)も10月下旬から発売。(47,800円)

1996年9月10日

プロサイド ペンティアム200/166MHz搭載ノートパソコン

 プロサイドは、ノートパソコンでペンティアム200/166MHzを搭載したマルチメディアハイエンド級の新製品WIN5420/WIN5416を15日から発売・出荷する。
1)ペンティアム200MHz(3.3V)搭載実現のためヒートパイプを実装し内部は58-95度C以下
2)PCIローカルバスコントロールのグラフィックチップ、グラフィックRAM2MB搭載
3)6倍速CD-ROMドライブ内蔵
4)ディスプレイ 12.1インチTFT/11.3インチDSTN SVGA
5)セカンドキャッシュ パイプラインバーストSRAM 256KB
6)ソフトウエアMPEG再生機能対応
7)寸法・重量 幅298×高さ52×奥行き238mm、2.9Kg

WIN5420T/24MB(TFTカラー) 488,000円
WIN5420T/40MB       500,000円
WIN5420D/24MB(DSTNカラー) 388,000円
WIN5420D/40MB        400,000円

WIN5416T/24MB 448,000円
WIN5416T/40MB 460,000円
WIN5416D/24MB 348,000円
WIN5416D/40MB 360,000円

1996年9月10日

メルコ ミニコンポシリーズ

 メルコはコンポーネントビジネスのラインアップ拡充策として、省スペース・低コストを追求した「ミニコンポシリーズ」を10月末から発売する。
 ミニコンポシリーズはデスクトップの拡張性を持たせながら、ノートパソコン並みの290×225×54mmというコンパクトな本体サイズを実現。さらに11.3インチ800×600ドットDSTN液晶カラーディスプレイを標準装備しており、狭いデスク上でも無理なく設置が可能。

CPU Am5x86P75  VRAM1MB  メモリ16MB
HDD600MB(ウインドウズ95インストール済み)
10BASE-T標準装備
ISAバス1基  109ミニ日本語キーボード  PS/2マウス 標準装備
組み合わせ価格は198,000円。

1996年9月10日

三洋電機 インターネットTV 2種

 三洋電機は9日、インターネット機能を内蔵した普及価格のカラーテレビ「インターネッター」2機種を、10月25日に発売する。かな漢字変換機能を持ち、独自のソフトにより、アクセス時間が早いのも特徴。
 28型の二画面機能を持つワイドのC-28WNT1(198,000円)21型のC-21NT1(115,000円)で、機能の差しはあるものの、すでに発表された二社と比較して、価格は大幅に安い。
 インターネット機能としてソフトウエア、CPU、モデムを内蔵し、WWWのブラウジングと電子メールの送受信ができる。出荷時に同社のグループプロバイダーであるSANNET(三洋電機ソフトウエア)と10時間の無料体験期間が設定されており、その後はプロバイダー契約が必要。
 同梱の申込書でSANNET契約の場合は、加入料が無料で、また、分7円の短時間コースなど特典がある。

1996年9月10日

亜土電子工業 宇都宮・上野百貨店と業務提携

 T-ZONEを全国展開する亜土電子工業は上野百貨店(宇都宮市)と業務提携し、大型パソコン店「上野百貨店マルチメディア館T-ZONE」を宇都宮市の上野百貨店本館の地上5階地下1階に11月30日オープンする。
 T-ZONEは、関東地区では7店舗、全国では業務提携店を含め21店になる。百貨店との提携は「ららぽーとそごう船橋」「広島そごう パソコン館」に次ぐ3店目。
 亜土電子工業は、小型店舗より収益率向上が見込める大型店舗の全国展開を進めている。

1996年9月11日

オープンブックと9003 10月に正式合併

 シミュレーションゲーム「タワー」のオープンブックと「AQUAZONE」のキューゼロゼロサンは10月1日付をもって正式合併、新会社オープンブックキューゼロゼロサンを設立する。資本金は1,180万円。
 新会社の会長にはオープンブック社長が、社長にはキューゼロゼロサン社長が就任。社員総数50人。
 オープンブックは1994年2月に設立のソフトハウス。同7月高層ビルシミュレーションゲーム「タワー」を発売、11月の英語版発売により「1995全米ベスト・シミュレーション・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなどワールドワイドで高い評価を受け、ウインドウズ、マッキントッシュで全世界60万本を販売した。
 キューゼロゼロサンは1990年3月に創立。93年に熱帯魚飼育ソフト「AQUAZONE」を発売し、既存のソフトを超えた独自の発想に基づきバージョンアップを重ねウインドウズ、マッキントッシュで10万本以上を販売した。

1996年9月11日

松下電器 B5サイズカラーサブノート「Let's NOTE mini」

 松下電器は、B5サイズのカラーサブノートパソコン「Let's NOTE mini(レッツノートミニ)」を11日から発売する。

ウインドウズ95プリインストール AL-NOD413J5(298,000円)
ウインドウズ3.1プリインストール AL-NOD413J3(298,000円)

  CPU AMD Am5x86(133MHz)  RAM24MB  HDD810MB
  7.8型DSTN VGA 65536色
  17mmピッチキーボード  16mmトラックボール
  PCカードスロット TYPEU×2またはTYPEV×1
  SoundBlaster互換音源
  最大消費電力15W  連続持続時間約1.7-3.4時間
  重量1.31Kg

1996年9月11日

セガエンタープライゼス デジタルカメラ参入

 セガ・エンタープライゼスは、デジタルカメラに参入する。「DIGIO(デジオ)」の商品名で11月下旬に発売する。価格は29,800円。
 25万画素のCCDを採用。記録媒体には、スマートメディア(SSFDC)メモリーカードを採用(標準で18枚記録)。
 0.7インチ液晶モニター搭載(ビューワー使用で1インチに拡大)。
 10mmの接写距離を実現、撮影距離は10mm-無限大。記録枚数は18(標準)/36(メモ)。解像度320×240(160×120=メモモード)
 サイズ130×49.2×75.5、重さ230g。

1996年9月12日

ユピテル 特定小電力トランシーバ

 ユピテル工業は特定小電力トランシーバの新製品、シンプレックス方式11chモデル「CT-611」(19,800円)、シンプレックス方式9chモデル「CT-530」(17,800円)2機種を10月1日に発売する。
 両機種とも180度回転ヘリカルアンテナの採用により、交信距離を約20%アップ(同社従来機種比)させるとともに、待ち受け時の電池の消耗を大幅に抑えたロングセーブモードで180時間に及ぶ長時間待ち受けを実現。また、自動的に交信チャンネルを探すスキャン機能、交信相手を呼び出すコールトーン機能、とぎれがちな音声を聞き取りやすくするモニター機能、VOX/PTT付きヘッドセットでハンズフリー交信が可能など快適機能を搭載。

1996年9月12日

東芝 双方向サービス放送 対応商品発売

 東芝は、双方向サービス放送(アイティービジョン放送)に対応したワイドテレビ、VTRなどを10月1日に発売する。
 「アイティービジョン放送」は、地上データ放送システムと電話回線を利用、視聴者と放送局とのインタラクティブ(双方向)なやりとりを実現できる国内初の放送システム。テレビ東京が10月1日から本放送を開始する。
 同社では、アイティービジョン内蔵ワイドカラーテレビとして32型「32DW6X」(310,000円)28型「28SW6X」(210,000円)の2機種、アイティービジョンチューナー「TI-X1」(オープン)アイティービジョン対応ビデオ「A-BS6」(140,000円)を10月1日に発売する。
 「アイティービジョン放送」は、同社を含むテレビセットメーカーや放送局などの関係業界が参加している「インターテキスト研究会」で実用化に向けた研究開発を進めてきたインタラクティブ方式の放送。先陣を切ってテレビ東京が放送を開始するが、その他各局も同放送実施に向け検討に入っている。
 この放送は、従来の地上は放送の隙間に情報をのせて送る現行の文字放送を機能的に拡張した「VBIデータ放送」を利用、インタラクティブ機能を動作させるソフトウエアやインタラクティブなコンテンツを送信・提供。視聴者は専用のアイティービジョンチューナーを通してこれらの情報を受信、映像を楽しむことができる。さらに、チューナーのモデムと接続した電話回線を利用して情報の寿発信を行えるので、テレビクイズ番組への直接参加や、オンラインショッピングでのテレビショッピングなどが可能。

1996年9月13日

コジマ 東証二部上場

 家電製品の販売大手、コジマは12日、東京証券取引所の市場第二部に上場した。家電量販店としてはベスト電器、上新電機などに次ぐ株式公開で、同社は資本市場から資金を調達し、店舗の全国展開を進める方針だ。
コジマは北関東を中心に愛知県から北海道までの東日本地域の165店舗で営業している。西日本では初めての店舗として、来年夏には京都へ出店を計画している。

1996年9月13日

松下通信工業 Zipでライセンス生産契約

 米アイオメガと松下通信工業は「Zip」のライセンス生産契約を結び、松下通信工業がZipを生産、世界で販売する権利を取得した。松下通信は自社ブランドで販売するほか、他社へもOEM供給する。

1996年9月13日

第3回モバイルコンピューティング展 10月23日から3日間

 携帯情報機器と移動体通信のビジネスにおける有効活用提案のための専門展示会「第3回モバイルコンピューティング展」が、日本能率協会の主催により、10月23日-25日の3日間、東京ビッグサイトで開催される。入場料は一般1,000円。展示予定規模は、40社/150小間。
 携帯情報機器と、デジタル携帯電話・PHSなどの無線通信サービスの活用により、いつでも、どこでも、だれとでも必要な情報を入手・活用・伝達できる「モバイルコンピューティング」が、社会を大きく変える新しいツールとして注目されている。とくに、産業界における生産性向上を支援する戦略情報ツールとして、大きな期待が寄せられている。
 今回の展示会では、企業の生産性向上、とくにホワイトカラーの生産性・顧客満足度の向上、生きた情報の活用を実現する新しい戦略情報ツールとしてのモバイルコンピューティングに焦点を当て、各種ビジネス領域でのユーザーへの普及、より有効なシステム・アプリケーションソフトの開発推進のための情報交流が目的。

1996年9月13日

緑電子 SCSI-2対応3.5型640MB・MOディスクユニット

 緑電子は、SCSI-2対応の3.5型640MB光磁気ディスクユニット「MOON(ムーン)」UM-640Fを21日から出荷する。
 640/540/230/128MBの各メディアに対応(128MBは読み込みのみ)。平均シークタイム30m秒、ディスク回転数は3600rpm、2MBハイパーキャッシュメモリ搭載。

UM-640F-HN                              118,000円
UM-640F-6RS  98用I/Fボードセット    128,000円
UM-640F-AT  DOS/V用I/Fボードセット   133,000円
UM-640F-MC  MAC用I/Fボードセット   125,000円

1996年9月13日

郵政省 「公-専-公」接続自由化 10月末までに実施

 郵政省は13日、企業が保有する専用線の両端をNTTの公衆回線と接続して、利用料金の安い長距離電話事業の実施をめざす「公-専-公」接続を10月末までに自由化する、と発表した。
 今年3月に政府がまとめた規制緩和推進計画では「公-専-公」接続は今年中に実施するとしていたが、聞き取り調査の結果、企業ユーザーなどから早期に実施すべき」との声が強かったため、3ヶ月前倒しして自由化することとした。
 すでに松下電器産業などが参入をの意向を表明しており、今後、長距離電話料金の値下げ競争が加速する可能性がある。
 このサービスは、例えば企業が東京-大阪館で専用線を保有している場合、東京と大阪の両端でNTTの公衆回線と接続する。利用者は、専用線を介して通常の電話と同様のサービスを受けることができ、企業も社内通信用にした使っていなかった専用線を有効活用できる。
 現在は、専用線の片端と公衆回線を繋ぐ「公-専」接続は自由化されている。「公-専-公」接続が自由化されると、利用者にとっては安い電話サービスが期待できる反面、競争が激しくなりすぎて、既存の通信事業者の経営を圧迫する懸念があったため、自由化が遅れていた。

1996年9月14日

アップル ワシントン事務所閉鎖

 米アップル・コンピュータは政府関連の情報収集対策として設けていた首都ワシントン事務所の閉鎖を決めた。今後はカリフォルニア州クパチーノの本社でワシントン対策を行う。
 ワシントン事務所の閉鎖は経費削減の一環で、アップルは同事務所を通じて米国のHDTV規格、情報スーパーハイウェー(NII)、DVD著作権保護問題などに関わってきた。この結果、同社は情報技術産業協議会(ITIC)コンピューターシステム政策プロジェクト、ビジネスソフトウエア・アライアンス(BSA)といった同社の所属団体を通じての情報収集になる。

1996年9月17日

タカラ ヘッドマウントディスプレイ

 玩具メーカのタカラは、家庭で手軽に楽しめるヘッドマウントディスプレイ(HMD)として、低価格化を実現した「DYNOVISOR(ダイノバイザー)」(38,800円)を10月31日から発売する。
 「ダイノバイザー」は、タカラが、HMD技術で著名な英国バーチャリティー社およびタカラの関連会社であるメディアロボティックスと業務提携して開発した室内用パーソナルモニタ。専用のソフト・ハードを必要とせず、VTRやLD、各種ゲーム機などNTSCのビデオ端子が付いている映像機器に接続するだけで、目の前に大画面感覚(約3m先の120インチ相当)の映像が広がる。また耳を覆う部分にはスピーカーが装着されており、迫力有るサウンドも同時に楽しめる。
 専用ACアダプタを付属。ユーザの対象年齢は15歳以上。

1996年9月17日


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