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電波新聞拾い読み 2013年12月

JEMA 13年度白モノ家電 上振れの可能性も

 日本電機工業会(JEMA)は11月29日、東京都内で記者説明会を開催し、13年度の白モノ家電の市場見通しについて稲村会長(明電舎社長)は「(当初予想より)上振れする可能性がある」と語った。
 上期の国内生産実績は冷蔵庫、ルームエアコンが猛暑による需要増で堅調に推移し、今年3月に発表した生産見通しを上回った。猛暑に加え、住宅着工件数の増加による換気扇や食器洗い乾燥機などが好調で、白モノ家電全体での生産額は当初予想の8600億円を上回る9237億円の実績となった。
 下期の国内生産は7353億円と当初見通しから変更していないが「14年4月の消費税率の改定を見越した需要増に対応するため、国内生産は前年度を上回る」可能性を指摘する。今年度の生産見通しは1兆5953億円。
 国内出荷では、4年連続の猛暑でエアコンが4571億円の高水準で推移。白モノ家電全体では出荷金額が10年度上期から4年連続で1兆2000億円規模となる1兆2088億円となった。
 これは過去10年で「最も高い出荷金額」とする。
 下期の国内出荷もエアコン、冷蔵庫、洗濯機といった「主要製品の国内出荷については前年度を上回る」とする。白モノ家電全体の国内出荷は、2兆1256億円を見込む。

2013年12月2日


東芝 年内に中国・大連での液晶テレビ生産終了

 東芝は11月29日、主に日本国内向けの液晶テレビ生産拠点の大連東芝テレビジョン(大連東芝電視限公司)での生産活動を12月末までに終息すると発表した。現在進めている映像事業黒字化に向けた構造改革の一環で、今回の中国生産の終息により東芝の内外のテレビの生産拠点は合弁を除きインドネシアの1拠点に集約されることになる。
 今後は、日本国内向けの機種は順次、EMS(電子機器製造受託サービス)企業への生産を委託していくとともに、中国市場向け製品は引き続き現地企業との協業での供給を続けていく計画。

2013年12月2日


NICT 新移動通信システムを開発

 情報通信研究機構(NICT)は、テレビ放送用周波数帯のホワイトスペース(WS)で利用可能なLTE技術を活用した移動通信システムを世界に先駆けて開発した。
 今回開発のシステムは、基地局と端末アダプタで構成。現在使用中の携帯電話用通信隊(2GHz)意外にテレビ放送帯(470-710MHz)のWSにおいてLTE技術による移動通信を技術的に可能にする。
 FDD(周波数分割複信)とTDD(時分割複信)を切り替えて運用が可能。NICTでは実験試験局免許を取得して評価試験を行う予定。

2013年12月2日


民生用電気機器国内出荷額 10月も前年上回る

 日本電機工業会(JEMA)が11月29日に発表した民生用電気機器の今年10月の国内出荷金額は、前年比6.8%増の1531億円となり、5ヵ月連続のプラスだった。ルームエアコンが前年比31.7%増の299億円と大幅伸長するなど全体をけん引した。
 製品別では洗濯機も前年比9.1%増の221億円と2ヵ月ぶりのプラスとなったほか、電子レンジや炊飯器も好調に推移。住宅着工件数の伸びに後押しされ、換気扇が同10.4%増、食器洗い乾燥機が同18.8%と引き続き好調。

2013年12月2日


オリンパス スマホ連動のICレコーダ

 オリンパスイメージングは、ICレコーダ「Voice-Trek(ボイストレック)」シリーズのハイグレードモデル「Voice-Trek DS-901」を12月6日から発売する。市場想定価格は2万3000円前後。
 新製品はWi-Fi機能を備え、スマートフォンやタブレットPCとの連動を可能とし、録音時の操作性を向上させたICレコーダ。同シリーズの高い録音性能、多機能、コストパフォーマンスの高さは引き継いでいる。

2013年12月2日


ヨドバシAkibaに東芝PCショップ

 ヨドバシカメラマルチメディアAkibaは11月29日、東芝製PCのカスタマイズショップ「Toshiba Direct」をオープンした。売り場ではノートPCを中心に30機種ほどから好みに応じて選択できるようにし、店頭モデルと合わせて年末商戦での販売に弾みを付ける構え。
 同店では、「オフィスの非搭載モデルがいいなど店頭モデル以外のニースが強かった」とし、東芝がWebサイトだけで展開してきたカスタマイズ対応する売り場を設置した。
 店頭モデルは購入後持ち帰ることが可能だが、カスタマイズモデルは注文から2週間で届く。
 「Toshiba Direct」がリアル店舗に設置されたのは、同店と同日に開設されたビックカメラ有楽町店が初となる。

2013年12月2日


アイコム 秘話機能搭載の特定小電力トランシーバ「IC-5010」

 アイコムは、新たな秘話機能を搭載した同時通話型特定小電力トランシーバ「IC-5010」を12月下旬から発売する。
 電話のように同時に話し、聞くことができる。屋外でも安心して使える防じん・防水(IP67)タイプ。クレーン操作やイベントの進行など、タイミングが大切な作業連携などに適している。
 通話の秘匿性を高める秘話通信機能を新たに搭載した。仕様車の清涼や周囲の環境に合わせてマイク感度を5段階で設定できるマイクゲイン調整機能や、音声の明瞭度を上げるコンパンダ機能、送信出力切り替え機能、ディスプレイ反転表示機能など、便利に使える機能を備える。
 本体58×82×21mm、重さ約140g。

2013年12月3日


富士通 大容量バッテリ搭載のタブレット

 富士通モバイルコミュニケーションズは、auタブレット「アローズタブ FJT21」をKDDI、沖縄セルラー電話から発売した。軽量薄型の本体に9600mAhの大容量バッテリと省電力制御機能を搭載し、家でも外出先でも様々なコンテンツが楽しめる。
 新製品は、タブレットで最高クラスの解像度QXGA(2560×1600)液晶ディスプレイを搭載した。独自の映像処理エンジンを採用したことで、静止画や動画など、コンテンツに合わせて色合いや輪郭の補正を行い、詳細まではっきりと映し出せる。
 地デジチューナを搭載したことで、テレビのない部屋やお風呂、外出先でも自宅のテレビと同様な高解像度で不ヌルセグ放送を楽しめる。同梱のテレビアンテナ入力用マイクロUSB変換ケーブルを使用すれば、安定した電波環境での受信も可能。

2013年12月3日


秋葉原ラジオストアーが閉館

 東京・秋葉原のJR総武線高架下「秋葉原ラジオストアー」が11月30日、64年の歴史に幕を閉じた。同ストアーは、高架下に部品専門店を中心に店舗を構える3つの組織の1つ。駅に向かってガードの右側にある。中央に秋葉原ラジオセンターと、左側に秋葉原電波会館が軒を連ねている。
 ストアーのビルはJRに売却。センターと電波会館の70店舗は従来通り営業を続ける。

2013年12月3日


Dpa 「デジタル放送の日」記念式典

 地デジ放送開始からちょうど10年目を迎えた12月1日、デジタル放送推進協会(Dpa)主催の地上とBS放送の「デジタル放送の日」記念式典および講演が東京都内で行われた。
 03年12月1日にスタートした地デジ放送は11年7月24日のアナログ停波(東北3県は12年3月31日)で、全国的にデジタル放送への完全移行が終わった。しかし、難視聴地域がまだ残っており、勢府は15年3月末までに現在の暫定措置の「難視対策衛星放送」やCATVなどの「デジアナ変換」が終了する「完全デジタル化」を目指して、積極的に取り組んでいる。

2013年12月3日


韓国SKテレコム アップグレード版LTE-Aの実証実験成功

 韓国のSKテレコムは、スウェーデンのエリクソンと共同で、LTEの3倍に当たる最大225Mビット/秒の通信速度を提供する「アップグレード版LTE-アドバンスト(LTE-A)」の実証試験に成功したと発表した。
 実験したアップグレード版LTEは、1.8GHz台の20MHz帯域幅、800MHz帯の10MHz帯域幅を使用し、LTEの3倍、LTE-Aの1.5倍の通信速度を実現。容量800MBの映画1本をダウンロードする場合、3Gなら7分24秒、LTEは1分25秒、原稿LTE-Aは43秒を要するが、新技術はわずか28秒で可能。
 SKテレコムは14年下半期にもアップグレード版の商用サービス開始を予定しており、現在、225Mビット/秒に対応するスマートフォン用チップセットを開発中。

2013年12月3日


イーアクセスとウィルコムが合併

 イー・アクセスとウィルコムは3日、イー・アクセスを存続会社として合併すると発表した。両社はソフトバンクの子会社。
 合併後の存続会社はイー・アクセスの契約者数約440万とウィルコムの契約者数約570万合わせて1000万以上の移動通信サービスの顧客を持つ。
 新社名、ブランド、経営体制などについては後日決める。

2013年12月4日


バッファロー エントリクラスのNASを4モデル

 バッファローは、エントリクラスネットワーク対応ハードディスク(NAS)「リンクステーション LS210Dシリーズ」を今月中旬に発売する。価格は4TBモデル(受注生産)が4万2210円、3TBモデルが3万2130円、2TBモデルが2万3205円、1TBモデルが1万8690円。
 同シリーズは、スマートフォンアプリを利用してスマホ、タブレットからアクセスできる大容量ストレージとして利用できる。また、ハードディスクレコーダなどで録画したテレビ番組をダビング・ムーブできる「DTCP-IP」にエントリクラスのNASとして初めて対応。ナスネで録画した番組の自動ダビングもできる。
 スマホやタブレット専用のWeb設定画面を採用しており、パソコンがなくても各種設定項目の操作ができる。

2013年12月4日


ヤマハ USB接続オーディオインターフェイス「UR44」

 ヤマハミュージックジャパンは、スタインバーグブランドのUSBオーディオインターフェイス「UR44」を来年1月に発売する。
 「UR44」は、スタインバーグ社とヤマハが共同開発。持ち運びに便利なコンパクトサイズでありながら、192kHz対応6イン/4アウトの充実した入出力を備えたUSB接続のオーディオ/MIDIインターフェイス。高品位なClass-Aディスクリートマイクプリアンプを4基搭載しており、マイク4本とキーボード2チャンネルを同時に録音することができる。
 また、コンデンサマイク用48Vファンタ無電源に対応。エレキギター、ベースをダイレクトに接続するためのHI-Z入力に加え、独立したボリューム調整が可能な2つのヘット本出力、iPadでのマルチトラックレコーディングにも対応。自宅やスタジオだけでなく、外出先でも充実したレコーディング・音楽制作環境を実現できる。
 ウインドウズやMacだけでなく、iPadとの接続にも対応。iPad対応音楽制作アプリケーションと組み合わせれば、高音質なマルチレコーディングをシンプルなセッティングで実現できる。

2013年12月4日


ソニー ルネサス鶴岡工場の買収検討

 ソニーが半導体大手ルネサスエレクトロニクスの鶴岡工場(山形県鶴岡市)の買収を検討していることが4日、分かった。ソニーは工場買収により、スマートフォンやデジタルカメラ向けイメージセンサーの増産を目指す。ソニーはルネサスとの間で具体的な交渉に近く入るが、工場の従業員約1000人は一部引き継ぐとみられる。

2013年12月5日


米IDC 13年PC世界出荷見通し、10%減

 米IDCは、13年の世界のPC出荷数は前年比10.1%減の3億1420万台になるとの見通しを発表した。前回予想の前年比9.7%減から下方修正しており、過去最大の落ち込みになるとみている。
 14年はさらに前年比で3.8%減少、その後も短期的には大幅な回復は見込めず、3億台をわずかに上回る程度で推移すると予想している。
 IDCは年初に、13年のPCシュッヵみと忍を前年比1.3%減と予想。その後、2度下方修正し、今回が3度目見直しとなる。特に一般消費者向け里の落ち込みが目立ち、前年比で15%減少。
 一方、企業向けも同5%減と低迷するものの、14年にサポートが終了するウインドウズXP搭載機からの買い替えや、タブレットへの移行も少ないことなどから、消費者向けほどの減少はみられないとしている。ただ長期的には、両市場の見通しに大差はなく、横ばいで推移することが予想されるという。

2013年12月5日


露ヨタ・デバイス 世界初の両面スマホ

 ロシアで開発された初の両面スマホが今月中にもロシアとドイツで店頭販売されることになった。来年第1四半期にはロシア周辺国、欧州、中東など20ヵ国で販売される。
 ロシア初のスマホを開発したのは、モスクワに本拠を置く新興企業のヨタ・デバイス社。同社のスマホ「ヨタフォン」は、本体のメーンディスプレイに4.3型の液晶、もう片方の背面には4.3型のイーインク社の電子ペーパーを採用した。OSはアンドロイド4.2.2。
 通常のスマホとして利用できるほか、反対側に電子ペーパーを使うことで"常時オン"にし、起動させないで最新情報にアクセスできる。読みやすく低消費電力のため、電子書籍としても利用可能。同端末の"読書モード"での電池駆動時間は一般的なスマホの7-10倍。CPUは米クアルコムの1.7GHzデュアルコア「スナップドラゴン」。GSM/UMTS/LTEに対応する。
 両面スマホの価格は、欧州で499ユーロ(約6万9000円)、ロシアで1万999ルーブル。

2013年12月6日


10月の世界半導体売上げ 単月ベース過去最高

 米半導体工業会(SIA)は4日、10月の世界半導体売上高が270億6000万ドルと、単月ベースの過去最高を更新したと発表した。
 270億ドルを超えるのはこれが初めて。前年同月比では7.2%、前月比で0.8%それぞれ増加。前月比プラスはこれで8ヵ月連続となる。
 ブライアン・トゥーイー会長は「10月の売上げが過去最高を記録し、13年の年間売上高も3000億ドルの大台を突破しそうだ。世界の半導体業界は、13年の残りの月も、また14年も主に米国をけん引役に堅調な伸びを維持するだろう」と述べた。

2013年12月6日


中国3社に4G免許

 中国工業情報化部は4日、中国移動、中国電信、中国聯通の携帯電話3社に第4世代(4G)サービスの事業免許を与えた。
 免許が交付された4Gは日本、米国、韓国など世界で広く採用の「FDD-LTE」方式ではなく中国独自の「TD-LTE」方式。中国移動は即日サービス提供を開始したが、対応端末は年末までに1000元(約1万6000円)以下で投入の予定という。
 中国移動は4Gサービス開始に備え、4Gネットワークを敷設中で全国100都市、ユーザー数5億円をカバーできるとしている。
 中国移動が4Gサービスをスタートさせることで米アップルは100億ドル脳裏挙げ上乗せ、台数で1700万台のiPhone販売が期待できると業界筋は分析。
 中国の携帯電話加入者数は12億2000万。このうち中国移動は7億6000万。同社加入者の最低10%でも4Gへ移行してもらえれば、と期待している。

2013年12月6日


サムスン電子 mSATAで業界最大1TBのSSD

 韓国のサムスン電子は9日、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の新製品として、高性能・高セキュリティの「840EVO mSATA SSD」シリーズを12月発売すると発表した。
 新シリーズは、サムスンが7月に発表した6GB SATA(シリアルATA)接続SSD「840EVO」の拡張版。コンパクトミニSATA(mSATA)フォームファクタで、2.5インチSSDの約4分の1のサイズながら、同水準の性能と高密度を提供する。
 10ナノメートルプロセス技術をベースとした同社の128ギガビットNAND型フラッシュメモリーを採用。1TB製品は、128ギガビットのチップを16段積層したパッケージ製品を4個使用しており、厚さ3.85mm、重さ8.5g。一般的なHDDに比べ約40%薄く、重さは12分の1という。
 新シリーズは1TB製品のほか、120、250、500GB製品を提供。いずれも、サムスン独自のコントローラと「ターボライトテクノロジー」で、業界最高レベルの性能を実現。1TB製品の場合、ランダム読み込み/書き込みが98000/90000IOPS。連続読み込み/書き込み速度は540/520MB秒で、複雑なマルチタスクにも対応する。
 新SSDシリーズの発売時期や価格などの詳細は、発表されていない。

2013年12月10日


オンキヨー HEMS事業に参入

 オンキヨーの子会社ODM(オンキヨーディベロップメント&マニュファクチャリング)は、新たにホームエネルギー関連製品の製造販売を本格的に開始する。
 「ONKYO ELE(オンキヨーイーエルイー)」ブランドを立ち上げ、家庭内のエネルギー管理するHEMS機器をはじめとするホームエネルギー関連機器を展開していく。同ブランド製品の第1弾として、家庭内のエネルギーを管理するHEMSシステム「ONKYO HEMS(オンキヨーヘムス)」を来年4月から市場に投入する。
 「ONKYO HEMS」は、HEMS制御盤とコントロールユニットがセットになったシステム。太陽光発電に加え、蓄電池の電力やコンセント出力ではないシーリングライトなどの照明機器などにも使用できる。
 また、停電時での電力制御も可能となり、電気、ガス、水道も含めて家庭内エネルギーの使用状況を把握するなど、高度な機能を搭載している。

2013年12月10日


日本オーディオ協会 「音の匠」の顕彰

 日本オーディオ協会(JAS)は、エジソンの蓄音機発明の日にちなみ、レコード協会、日本音楽協会などと協調して制定した12月6日の音の日に、「音の匠」の顕彰を東京都内で行った。
 第18回となる今回は、歌声の音声合成を実現した「VOCALOID」を開発した、ヤマハのプロジェクトリーダーの剣持秀紀氏が受賞した。
 顕彰理由は「新たな、音楽および音の表現方法により新しい文化を創造」。VOCALOIDは、歌声合成技術と応用ソフトで、音符と歌詞を入力するだけで歌声に変換できる仕組み。
 ネット投稿サイトにVOCALOIDを使った作品が多数掲載されており、斬新な音楽ツールとして多くの利用者がいる。

2013年12月10日


東芝 CDラジカセの新型

 東芝エルイートレーディングは10日、大口径10cmのステレオスピーカを搭載したCDラジカセの新製品「TY-CDK7」を12月20日に発売すると発表した。想定価格は1万円前後。
 新製品は、CDやカセットテープを豊かな音量で再生できる大口径10cmステレオスピーカと、2.5W×2chの高出力アンプを搭載。本体に収納可能な薄型リモコンにより、カセットテープの再生・早送り、ラジオの選局、CDの再生なども操作できる。
 携帯音楽プレーヤを接続して再生できる「外部入力端子」、4種類から選択できる「音質切り替え」、「CDリピート再生/プログラム再生/ランダム再生」、ラジオの「オートスキャン選局」、就寝時に電源が切れる「お休みタイマー」などの便利機能を備える。
 本体正面には離れた場所からでも見やすい「ブルーバックライト&ホワイト文字液晶」を採用している。明るく大きな文字のカセットテープのカウンタ、放送局の周波数、CDの演奏時間が表示される。

2013年12月11日


家電24社 消費増税で税抜き表示

 全国家庭電気製品公正取引協議会製造業部会の会員である家電メーカー24社は、来年4月から段階的な引き上げが予定されている消費増税に伴う商品価格について、税抜き表示をすることを決めた。12月2日に公正取引委員会に届け出た。10日に発表した。
 税抜き表示を決めた理由について、製造業部会の関根優一運営委員会主査は「税率が段階的に上がっていく時、カタログ改訂などで税抜きの方が手間がかからない」と説明する。現在、市場では主力機種はオープン価格が中心だが、その付属品や消耗品は希望小売価格の採用が多い。そのため、税込み価格の表示を選択した場合に対し、消費税率の引き上げでカタログやパンフレットなどの改訂に手間やコストがかからないとする。
 税抜き表示の対象はカタログや取扱説明書、広告、ホームページなど。「希望小売価格9800円(税抜き)」や「希望小売価格9800円+税」などと表示する。
 ネット販売などでも税抜き表示するほか、取引先の商談時の価格も市場想定価格や納入価格を税抜き表示する。

2013年12月11日


10月の移動電話国内出荷 17%増、193万台弱

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は9日、10月の移動電話国内出荷台数が前年同月比17.4%増の192万9000台になったと発表した。冬商戦モデルの出荷が始まったことから、4ヵ月ぶりにプラスとなった。
 内訳は、携帯電話出荷数が同16.9%増の184万1000台、公衆用PHSは同27.8%増の8万8000台、携帯は4ヵ月ぶりのプラス、PHSは3ヵ月連続プラスだった。

2013年12月11日


アップルなどIT8社 米政府に情報監視見直し要請

 アップル、グーグル、マイクロソフトなど米IT大手8社は9日、オバマ大統領と議会に対し、米国家安全保障局(NSA)などによる情報監視活動の見直しを求める書簡を連名で送付したと発表した。
 米中央情報局(CIA)の元職員スノーデン容疑者が暴露したNSAによる通信情報収集問題を受け、米IT大手の間では利用者の減少につながりかねないとの懸念が台頭。
 各社ともデータ通信の暗号化を強化するなど信頼回復に向けた対応を急いでいる。

2013年12月11日


タブレット 成長鈍化へ

 米IDCは3日、13年のタブレット型多機能携帯端末の世界販売台数が前年比53.5%増の2億2130万台に上るとの見通しを発表した。従来予想から610万台下方修正した。販売台数の伸びは14年に22.2%に鈍化、17年までに1桁台に落ち込む見込みという。
 IDCは販売台数の伸びが長期的に鈍化する理由について「小型のタブレット端末よりも大型のスマートフォンを選択する動きが既に一部市場で出ているため」と説明。

2013年12月11日


サンワサプライ カセットテープ変換プレーヤの新型

 サンワサプライは、パソコンを使わずカセットテープ音源をmp3に変換できるカセットテープ変換プレーヤ「400-MEDI007」を発売した。直販価格は4980円。
 新製品は、カセットテープに録音されている音源を、5ステップの簡単操作でUSBメモリーに直接MP3変換することができる。MP3に変換することで、カセットテープに保存している懐かしの曲やラジオ、思い出の音声メッセージなどをデジタル保存でき、MP3プレーヤ、スマートフォンなどで再び聴くことができる。
 また音質の劣化が起こる磁気テープからデジタル化することで、音源の劣化を防ぎ、半永久的に保存することができる。乾電池と、電池切れの心配のないUSB給電の2ウエイ電源を採用した。

2013年12月12日


エクシング 曲のタイトルなど検索できるアプリ

 エクシングは、街に流れる音楽や、鼻歌で直接メロディを拭きみこむだけで曲のタイトルや、アーティスト名を検索することができるアプリケーション「モヤうた検索JOYSOUND」(iOS/Android対応)の配信を開始した。
 街中で流れる曲が気になった時、カラオケで歌いたい曲の名前が思い出せず選曲できない時など、誰もが一度は経験したことがあるモヤモヤを解決するために開発したアプリ。街中で気になった音楽をアプリに聞かせたり、直接メロディを口ずさむことで、該当する曲のタイトルやアーティスト名を手軽に検索することができる。

2013年12月12日


シャープと三洋 液晶関連の特許侵害訴訟で和解

 シャープは、三洋電機から、11年1月27日に同社保有の液晶関連の特許権侵害を理由とする損害賠償請求および当該侵害行為差し止め請求訴訟を提起されていたが11日、シャープが三洋電機と特許ライセンス契約を締結することで和解が成立した。

2013年12月12日


米マイクロソフト 新型Xbox200万台を突破

 米マイクロソフトは11日、欧米などで11月下旬に発売した家庭用据置型ゲーム機「Xbox One」の販売台数が200万台を超えたと発表した。
 Xbox Oneは、マイクロソフトのゲーム機としては過去最速の18日間で200万台に到達。一方、ソニーがほぼ同時期に欧米を中心に販売をはじめたPS4は16日間で210万台を売り上げた。Xbox Oneの米国での価格は499ドル(約5万円)に対し、PS4は399ドル。PS4は日本で来年2月22日に発売。Xbox Oneの発売も来年になる。

2013年12月13日


フルーク ポケットサイズDMM好調

 フルークは、9月に発売したポケットサイズのデジタル・マルチメーター(DMM)3機種の動きが好調に推移している。新規顧客の購入が広がっており、学校市場など新しい市場開拓が狙えると期待を高める。
 新製品は、現場計測器として培った同社ブランドと設計の信頼性を背景に、コストメリットが受け入れられている。CATV600Vに準拠した安全性と、1mの落下試験合格の堅牢性を持つ。
 DCV基本確度は0.5%で、6000カウントとなっている。ダイヤルを回すとクリック感は、同社DMMと差異はなく、表示画面は高い視認性を確保している。
 特約店営業部の石井部長は「これまで1万円以下のDMMはラインアップしてこなかった。新製品はこの市場を広げている」とし、「ホビー用途での個人購入や、電設などの現場測定で使用する値頃感が好調の要因」と分析する。
 3機種は、AC/DC電圧・抵抗・静電容量・周波数測定の「Fluke101」(税別5900円)、AC/DC電圧・AC/DC電流・抵抗・静電容量測定の「Fluke106」(同7900円)、AC/DC電圧・AC/DC電流・抵抗・静電容量・周波数測定に加え、バックライト機能を搭載した「Fluke107」(同9900円)。
 それぞれ電流クランプモデルを用意しており、101と107の引き合いが強いという。

2013年12月13日


日立マクセル 薄くて軽いモバイルバッテリ

 日立マクセルは、厚さ4.8mmの薄型モバイルバッテリ「MPC-RT2000」を12月20日から発売する。
 モバイル時誘電バッテリは、重い、かさばる、ケーブルが邪魔などから、常時持ち歩くことを敬遠するユーザーも少なくない。
 「MPC-RT2000」は。内蔵電池容量2000mAhで本体厚さ4.8mm、重さ約57g、薄くて軽く、スタイリッシュなボディーに仕上げた。

2013年12月13日


パナソニック エボルタ×プラレール ギネス記録達成

 パナソニックは14日、東京都内の北区立滝野川第7小学校で「エボルタ×プラレール・世界最長レール走破チャレンジ」に挑戦した。単3形乾電池エボルタ1本を動力源に5.60844kmを走破し、ギネス世界記録を達成した。

2013年12月16日


9月末の移動体通信契約 7.5%増、1億5097万件

 総務省がまとめた今年9月末の移動系通信(携帯電話・PHS・BWA)の契約数は、1億5097万件で前年同期より7.5%増加した。
 内訳は携帯電話が1億3930万件で同5.8%増、UQコミュニケーションズなどが悌起用しているBWA(広帯域無線アクセスシステム)は、呼び名がWiMAXサービスに代表されるが、同58.7%増の637万件、PHSも531万件あり同10.3%増。
 LTE加入はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルなど、主要3社合計で9月末3200万契約。毎月のLTE契約件数を公表しているNTTドコモによると、同社のLTE契約は9月末で1640万あることから、国内LTE契約のほぼ半分をNTTドコモが占めている。
 国内携帯電話の契約数に占めるLTEの比率は23%で、前年同期より17.4ポイントも上がった。
 移動系通信全体における事業者別シェアは40.9%を占めるNTTドコモがトップ。しかしシェアは2.4ポイント後退した。25.9%のKDDIは2位で0.2ポイント増、3位のソフトバンクモバイルは22.6%で伸び率は0.9ポイント。

2013年12月17日


日本アンテナ セキュリティ関連向けのワイヤレスインターホン

 日本アンテナは、セキュリティ関連商品シリーズの新製品となるワイヤレスインターホン「ドコでもルームホン」を発売した。セキュリティ関連の3機種目の製品となり、セキュリティ関連シリーズとして提案していく。
 新製品は2.4GHz帯を使ったワイヤレスインターホンで親機・子機セットの「NIP20」と、増設用子機「NIP10」の2機種シリーズで展開する。NIP20は2台の小型ハンディインターホンで、家の中での通話が簡単にできるようになり、介護などにも活用できる。
 本体は配線不要ですぐに設置できるほか、簡単操作で子供から高齢者まで幅広く使える特徴がある。チャイム呼び出しや双方向の交互通話ができ、1回の通話時間は最長30秒まで可能。増設子機は1台追加できる。

2013年12月17日


フォステクス 自作のスピーカキット2モデル

 フォスター電機のフォステクスカンパニーは、自作スピーカキット「KANSPI(かんすぴ)」シリーズの新製品2モデルを、18日から発売する。
 新製品は、8cm径のスピーカユニットが付属する「KANSPI-8かんすぴセット」(1万290円)と、10cm径のスピーカユニットが付属する「同10かんすぴセット」(1万1970円)。スピーカ、スピーカボックス、アンプ、スピーカケーブルがセットになっている。バスレフ型スピーカボックスにスピーカユニットをねじ留めするだけで作成できる。

2013年12月17日


世界のTD-LTE端末 17年には2.2億台

 中国工業情報化部が今月4日、中国携帯3社にTD-LTE方式による第4世代サービスの事業免許を与えたことを受け、米IDCは中国が世界で同方式のけん引役になると予想している。
 現在、世界のLREサービスでは米国や日本で採用されているFDD-LTE方式が主流になっているが、中国が採用したのは主導で開発したTD-LTE方式。IDCによると、TD-LTE対応端末の今年9カ月間の出荷台数は全4G端末の1%未満。しかし中国が事業認可したことで、TD-LTE端末の普及が加速化するというのがIDCの予測。
 IDCは13年から17年までの5年間、TD-LTE対応端末の世界出荷は年平均で倍増、17年には2億2000万台に達し、全4G端末に占める比率も23%に増加するとしている。
 一方で17年には、TD-LTE端末の平均単価は下落、13年の価格の37.2%にまで下がると予測している。現在TD-LTE方式を採用しているのは中国以外にインドやマレーシアの一部の事業者。しかし最大の市場は中国。中国では17年には1億8000万台の出荷が予想され、中国での端末価格は15年に1500元(約2万4000円)以下と予測されている。

2013年12月18日


グンゼ 太陽光発電システムの竣工

 グンゼは17日、宇都宮事業所(栃木県下野市)内の遊休地に設置した府太陽光発電システムの竣工式を行った。
 同社初の売電目的の太陽光発電システム。5208枚のパネルを設置し、発電容量1000kW、140万kWhを発電する。
 今回の宇都宮事業所のほか、兵庫県豊岡市の子会社跡地に発電容量1890kW、福島プラスチックスの尾根および場内遊休スペース(福島県本宮市)に同1675kWの太陽光発電システムを設置中。

2013年12月18日


伯東 売電事業に進出

 エレクトロニクス商社の伯東は、太陽光発電による売電事業に乗り出した。
 津市の伊倉津工業団地内に所有していた約4万平方メートルの遊休地に2MWの発電所を設置。今年9月に完成し、売電を始めた。津市に続いて、瀧川(北海道)福島に2MWの発電所を設けて今月までに稼働した。
 来年1月には建設中の登別(北海道)、2月に宮崎も完成し、民年度内に合計5カ所各2MW合計10MWのソーラー発電所が稼働する。
 杉本社長は「今後20年間は安定した収入源になる。メガソーラー発電事業のノウハウを生かし、一般の遊休地や工場の屋根を利用した発電システムそのものの建設・運営や産業用途太陽光パネル販売など、産業向けビジネスへの展開を進めたい」と話している。

2013年12月18日


エプソン 省スペース筐体採用のデスクトップPC

 エプソンダイレクトは、省スペース筐体を採用したデスクトップPC「Endevoe ST170E」の販売を開始した。
 「ST170E」は、省スペース性を重視したいユーザ向けに光ディスクドライブなしとし、従来モデルより本体幅を30mm削減した「45mmスリムモデル」と、光ディスクドライブを搭載しながらも本体幅を9mm削減した「光ディスクドライブモデル」の2機種を用意した。
 コンパクトなボディーに豊富なインーフェイスを装備。3つのディスプレイ出力を装備しているので2画面、3画面を同時表示できる。USBコネクタは前面3ポート、背面5ポート装備し、多くのUSB対応周辺機器を接続することができる。
 価格は「45mmスリムモデル」が6万4050円、「光ディスクドライブモデル」が7万1400円。

2013年12月19日


シャープ ウインドウズ8.1搭載のタブレット

 シャープは、高精細IGZO液晶ディスプレイを搭載し、薄型軽量ながら約15.5時間の長時間駆動を実現したウインドウズ8.1搭載のタブレットコンピュータ「MebiusPad」2モデルTA-H10L-B(ウインドウズ8.1搭載)/TA-S10L-B(ウインドウズ8.1搭載)を来年1月31日から発売する。市場想定価格は13万円前後。
 新製品は、クラス最高の画素罪度(約300ppi)を実現し、一般的なタブレット端末の約4倍となる高解像度な10.1型IGZO液晶ディスプレイ(2560×1600ドット)を搭載。表計算などで一覧性の高い表示が可能なほか、画像や文字を細部まで美しく表示する。
 また、IGZO液晶ディスプレイの特性などを生かし、薄さ約9.5mm、約595gの薄型軽量ながら約15.5時間の長時間駆動を実現、防水・防じんにも対応。
 LTE通信モジュールを内蔵し、遠隔会議サービスの利用や遠隔操作でのデータ消去が可能なセキュリティサービスの利用に加え、利用環境に合わせて本体設定が手軽に行えるユーザーインターフェイスなど、モバイル環境での便利な機能を搭載した。
 拡張クレードル(別売)を使用すれば、大画面のディスプレイやキーボード、マウスなどと接続し、同機をデスクトップパソコンのように使用できる。

2013年12月20日


アイオーデータ 厚さ7mmのUSB3.0ポータブルHDD

 アイオーデータ機器は、厚さ7mmのUSB3.0ポータブルHDD「カクうす7(HDPU-UTシリーズ)」を来年1月上旬から発売する。
 新製品は、薄さ7mmを実現したUSB3.0対応ポータブルハードディスク。
 世界最薄の薄さを極めた新商品はカバンなどに入れてもかさばらず、こだわりの高精細アルミボディーは美しさと強さを兼ね備えている。
 USBバスパワー駆動に対応しているので、パソコンとはケーブル1本で接続するだけ。ACアダプタは不要。
 容量は500GB。価格は1万2700円(税別)。

2013年12月20日


加賀ハイテック USB3.0ディスプレイシェア

 加賀ハイテックは、1台のPCのデスクトップを接続した別のPCのディスプレイに表示できるUSB3.0対応のリンクケーブルワームホールスイッチUSB3.0ディスプレイシェア「JUC700」を、21日から発売する。市場想定価格は7980円。
 新製品はUSB3.0対応で、接続した2台のPC間でディスプレイをシェアできる。モニターを買い足さなくても、手持ちのノートPCにつなげればタブレットPCのモニターが拡張表示、ミラー表示できる。
 また、タブレットPCをノートPCにミラー表示させれば、ノートPC側でタブレットが操作できる。

2013年12月20日


GPS津波計から衛星を使ったデータ伝送実験

 高知高専、日立造船など5機関は、2機の衛星を用いたGPS津波計からのデータ伝送実験を開始した。高知県室戸沖に設置しているGPS津波計で津波や波浪を観測するために必要なデータを通信衛星で送り、観測結果を技術試験衛星で陸上に伝送する実験で、15日間データを収集する。
 「GPS津波計は全国に15機が稼働しており、東日本大震災でも津波を観測していた。ただ、停電による通信網の社団でデータが途切れていた。今回の実験方式を導入すれば、リアルタイムに正確な津波情報を継続的な入手できる」と高知高専の寺田教授。
 将来的には津波や波浪観測だけでなく、交通の自動制御や農業、建物計測など様々な分野での測位も可能になるという。

2013年12月20日


11月の民生用電気機器 国内出荷額12%増

 日本電機工業会(JEMA)が19日に発表した民施陽電気機器の11月の国内出荷金額は、ルームエアコンや冷蔵庫、洗濯機が大きく伸びたことで、全体では前年比12.3%増の1933億円となり、6ヵ月連続プラスだった。
 過去10年で見ると、11月は家電エコポイント特需のあった10年に次ぐ水準だった。
 製品別では、エアコンが前年比31%増の471億円、冷蔵庫が同20%増の364億円、洗濯機が同11.9%増の256億円。住宅着工件数の伸びに後押しされ、換気扇は同10.3%増、食器洗い乾燥機が同10.9%増と引き続き好調。

2013年12月20日


NHK会長に籾井氏決定

 NHK経営委員会は20日会合を開き、来年1月24日の任期満了で退任する松本正之会長の後任に、日本ユニシス特別顧問の籾井勝人氏を選出した。就任は1月25日付で、任期は3年間。外部からの会長起用は3代連続となる。

2013年12月23日


スペイン当局 グーグルに制裁金

 スペインの情報保護当局は19日、米グーグルによる個人情報の取り扱いがスペインの国内法に違反しているとして、90万ユーロ(約1億2800万円)の制裁金を課すと発表した。
 スペイン当局は、グーグルは収集した個人情報をどう用いるかについて利用者に明示していない上、法律で認められた期間を超えて情報を保有しているなどと指摘。制裁金の支払いとともに、個人情報保護指針を法律に適合させるよう命じた。

2013年12月23日


エルエムサンパワー 真壁太陽光発電所 営業運転を開始

 三菱UFJリースと三菱マテリアルが折半出資するエルエムサンパワーは、三菱マテリアルグループが日本国内に有する社有地4カ所を活用した太陽光発電プロジェクトを進めているが、その第1号となる真壁太陽光発電所(茨城県桜川市)が営業運転を開始した。
 真壁太陽光発電所は、土地は4万平方メートル。発電設備容量は2476kW。最大送電電力が1990kW。
 引き続いて、27日には福井太陽光発電所(福井市白方町)、14年5月頃に鳥越太陽光発電所(福岡県苅田町)、15年1月頃に入釜太陽光発電所(宮城県栗原市)が運転を開始する予定。

2013年12月23日


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日本アンテナ 「アイネ」ブランド製品拡充

 日本アンテナは「INE(アイネ)」ブランドからモバイルバッテリ、スタンド付ACアダプタ、モバイルACアダプタ、マルチスタンドなど5機種、18品目を発売した。
 新製品のケーブル一体型モバイルバッテリ6000mAhは、本体に給電用ケーブルを一体化した。ケーブルは本体に収納できるため、バッグやポケットにかさばらずに持ち運べる。1回の充電で、スマートフォンを約2.4回充電できる6000mAhのリチウムポリマー電池を内蔵しており、バッテリ残量や充電状態がわかりやすい4段階のLEDインジケータも搭載している。
 併せて発売したケーブル一体型モバイルバッテリ8000mAhは、6000mAhと同様のデザインを採用し、電池容量を拡大。大容量で有永に、薄さ14.4mmを実現している。
 スタンド付ACアダプタは、急速充電に対応したモバイル充電スタンドでアップルのiPhoneやiPadへの充電もできる。
 モバイルACアダプタは、2出力合計3.1Aまで利用できる。本体はキューブ型の軽量コンパクト設計で、旅行などの持ち運びに便利。マルチスタンドは、タブレットなどを立て掛けられる。インテリア小物としても使用できるよう、重厚感のあるアルミ素材を採用した。

2013年12月24日


D&M ハイレゾ音源対応のヘッドホンアンプ

 ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドのハイレゾ音源対応USB-DACヘッドホンアンプ「DA-300USB」(6万375円)を来年2月に発売する。
 新製品は、Hi-Fi技術をコンパクトなボディーに凝縮したデノン初の単体USB-DACヘッドホンアンプ。PCのクロックを使用せず、DA-300USBのマスタークロックで制御を行うアシンクロナス転送により、ジッターフリー伝送を実現している。
 DSD入力は2.8MHz/5.6MHz、PCM入力は最大192kHz/24ビットまで対応する。PCM入力信号はデノン独自のアナログ波形再現技術により、オーバーサンプリング、ハイビット化することで録音現場のオリジナルサウンドを再現する。
 音楽データを同時に信号ラインから流入するPCノイズから守るデジタル・アイソレータを搭載。DSD信号の伝送にも対応するハイスピードなトランス結合タイプのアイソレータにより、PCとDA-300USBのデジタル回路を電気的に絶縁し、音質に悪影響を与えるPCノイズをシャットアウトする。

2013年12月24日


ロジテック 三洋電機製バッテリ搭載の大容量充電器

 ロジテックは、大容量モバイルバッテリ「LPB-104U2L」(4980円)を12月下旬から発売する。
 三洋電機製のバッテリを搭載し、デザイン性に優れた大容量1万400mAhのモバイルバッテリ。1.2A、2.1AのUSBポートをそれぞれ1つずつ搭載。
 最大出力3.3Aでスマホとタブレット、またはスマホ2台を同時に充電できる。高級感のある外観と手になじむサイズを重視したデザインを採用。

2013年12月24日


米アップル 中国移動にiPhone

 米アップルと中国携帯電話最大手、中国移動は22日、スマートフォン「iPhone」の販売で合意したと発表した。アップルにとって、9月に販売を始めたNTTドコモに続く新たな大口の供給先となる。韓国サムスン電子や中国メーカーに対し劣勢が続く中国市場で反転攻勢を目指す。

2013年12月25日


イタリアで欧州初「グーグル税」導入

 イタリア上院は23日、「グーグル税」と呼ばれる課税を盛り込んだ14年度予算案を、下院に続き賛成多数で可決した。グーグル税の導入を決めたのは、欧州連合(EU)では同国が初めて。
 グーグル税は、グーグルやアマゾン、アップルといったインターネット広告ビジネスを展開している多国籍企業が対象。、イタリアで広告を出す場合、同国企業を通じた取引を義務付けることで、税収を確保するのが狙い。
 景気低迷が続くイタリアは税収不足が深刻化しており、与党が「イタリアで商売するならイタリアに税金を払え」と、課税逃れ防止のために法制化を政府に迫っていた。
 ただ専門家からは、共通市場であるEU域内での商業活動で差別的な扱いを禁じたEU法に抵触する可能性があるとの意見も出ている。
 導入されれば企業側が提訴する公算が大きく、今後議論を呼びそうだ。

2013年12月25日


「冬の秋葉原電気街まつり」抽選会

 秋葉原電器街各店が協力して、80年から実施されている催事「冬の秋葉原電気街まつり」が11月29日から12月23日までの25日間の会期で行われた。1万円の買い物券当選者の抽選会が24日、主催の秋葉原電気街振興会の事務局で行われた。
 振興会の鈴木淳一販促企画委員長は「今年は海外からの来客も増えてたいへん良い商況で、2桁成長の"まつり効果"があった。来年は春にも電気街まつりを実施する計画で、消費増税直前ということもあり、盛大なものにしていきたい」とあいさつした。
 買い物券の当選は、下4桁画が9737、7537、4727。来年1月31日まで利用できる。

2013年12月25日


シャープ カラー電子辞書12モデル

 シャープは、キーボードスタイルに加え、タッチ操作に便利なスタイルにも変更できる業界初「2wayスタイル」を採用したカラー電子辞書「Brain(ブレーン)」4機種12モデルを来年1月24日から順次発売する。
 ラインアップは、ビジネス・語学モデルPW-SB1(ブラック系/レッド系2色)、生活・教養モデルPW-SA1(ホワイト系/ブラック系/レッド系3色)、高校生モデルPW-SH1(ホワイト系/ブラック系/ピンク系/ブルー系/バイオレット系)、中学生モデルPW-SJ1(ホワイト系/ピンク系)。
 新製品は、机上で使いやすいキーボードスタイルに加え、画面を360度回転させればタッチスタイルに変わり、画面の縦横表示を切り替えるなど、使用シーンに合わせた操作が可能。画面デザインも一新、タッチ操作がスムーズに行える大きいアイコンを採用した。
 また、検索機能を集約し、「調べる」ボタンから一括検索や全文検索など様々な検索方法で調べたい言葉を入力すれば、内蔵しているコンテンツから検索結果を一覧で確認できる。
 従来機に比べ2.5倍の高解像度で、文字や写真を見やすくきれいに表示できる5.2型WVGA液晶を搭載したほか、手書きノートやボイスメモ、タイマー、時間割など様々なシーンで役立つ機能を搭載した。
 市場想定価格はPW-SB1/SH1が4万円前後、PW-SA1/SJ1が3万6000円前後。

2013年12月26日


エプソンダイレクト 省スペースデスクトップPCの新モデル

 エプソンダイレクトは、省スペースデスクトップPCの新モデル「Endeavor Sシリーズ AY330S」を25日から受注開始した。最小構成価格は6万900円。新製品は「AY330S」は、第4世代インテルCoreプロセッサに対応した省スペースデスクトップPC。同プロセッサは、内蔵ビデオが従来のインテルHDグラフィックス2500から同4600になり、ビデオ性能がより強化された。
 フロントのUSBコネクタは、幅広のコネクタを持つUSB対応周辺機器でもコネクタが干渉しないように十分な間隔を確保。また、背面のUSBコネクタ6ポートのうち、2ポートで5Gbpsの高速転送が可能なUSB3.0に対応した。
 ディスプレイ出力はアナログ出力1系統、デジタル出力1系統の計2系統を備えた。それぞれの出力に対応したディスプレイを接続すれば、マルチディスプレイ環境も構築できる。

2013年12月26日


JEITA 11月のPC国内出荷24%増

 電子情報技術産業協会(JEITA)が25日発表した11月の国内PC出荷動向によると、出荷台数は89万2000台で前年同月比24.4%増加した。法人向けの買い替え需要が引き続き好調で、2ヵ月連続の2桁増を記録した。
 内訳は、デスクトップが同35.2%増の28万4000台。このうち、オールインワン製品は同8.1%増の9万7000台、単体製品は同55.4%増の18万7000台。ノート型は同19.9%増の60万8000台。モバイルノート、A4型製品とも2桁の伸びを示した。

2013年12月26日


ソニーとパナソニック 有機ELの共同開発終了

 ソニーとパナソニックは25日、高画質な有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルの共同開発を年末で終了すると明らかにした。次世代テレビとして、通常のフルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」テレビの需要が拡大しているため、両社とも当面「4K」の開発に力を入れる。

2013年12月26日


ソフトバンク 米TモバイルUS買収を検討

 ソフトバンクが米携帯4位のTモバイルUSの買収を検討していることが25日分かった。ソフトバンク子会社で米携帯3位のスプリントが、TモバイルUS株式の過半数を取得する方向で調整している。
 買収が実現すると、スプリントとTモバイルUSを合わせた契約数は約1億件となり、米携帯市場で首位のベライゾン・ワイヤレス、2位のAT&Tに迫る規模となる。
 ただ、買収には米連邦通信委員会(FCC)の承認が必要となる。米当局が、競争が阻害されるとして反対する可能性もあり、実現には不透明な面もある。
 ソフトバンクは7月、スプリントを約1兆8000億円で買収した。スプリントは「LTE」の整備が遅れ、上位2社との競争で苦戦が続いている。

2013年12月26日


オンキヨー ブルートゥースレシーバ

 オンキヨーデジタルソリューションズは、AAC/aptXコーデックに対応するブルートゥースレシーバ「WR-BT300」を12月下旬に発売する。
 「WR-BT300」は、コンポやアンプ内蔵スピーカ、テレビなどの外部音声入力端子に接続し、スマホのブルートゥース送信機能を使用して、スマホ内の音楽をダイレクトにワイヤレス受信する上位モデル。ブルートゥースの標準的な音声圧縮規格(コーデック)「SBC」に加え、AptX、AACコーデックに対応。伝送による音質劣化を抑えて音質を高めた。
 アンドロイドスマホを中心に採用が進んでいるaptXコーデックは、SBCコーデックの約4倍の情報量に相当する低圧縮率で伝送することができる。また、アップル社のiPhoneなどのiTunes標準コーデックであるAAC音楽信号は、再圧縮せずワイヤレス伝送することができる。
 スマホ以外のブルートゥースを搭載したタブレット・パソコンなどの音楽も受信できる。

2013年12月27日


民生用電子機器11月国内出荷 3ヵ月連続のプラス

 電子情報技術産業協会(JEITA)が26日発表した11月の国内民生用電子機器出荷動向によると、出荷金額は1295億円、前年同月比8.0%増と3ヵ月連続でプラスとなった。
 分野別は、カーAVC機器が同26.2%増の518億円と4ヵ月連続プラスを記録。映像機器は、3D対応などプレミアムテレビやブルーレイディスクプレーヤが好調で同4.8%増の694億円と、2ヵ月ぷりにプラスに転じた。一方、音声機器は前年比34.1%減の83億円で、12ヵ月連続マイナスとなった。

2013年12月27日


次世代放送推進フォーラム 4K放送の実証実験

 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)は26日、今年5月設立以降の活動の中間報告として、都内江東区のスカパーJSATメディアセンターで14年の4K衛星放送開始に向けた実証実験を行った。今回最新のHEVC(H.265)技術により世界で初めて4K/60p映像のリアルタイム圧縮と伝送を衛星放送と同様の環境で実現した。HEVCは、前世代のH.264方式の約2倍の圧縮技術。
 今回の実験は総務省の「放送サービスの高度から関する検討会」のロードマップに沿っている。
 NexTV-Fの元橋事務局長は、今回ので目的について「まだ必ずしも技術的な成熟したものではないが、現状をできるだけ良い形で見ていただきたかった。4K放送の直前までシステムのチューニングを続ける」と述べた。

2013年12月27日


台湾当局がアップルに罰金

 台湾の公平交易委員会(公正取引委員会)は25日、米アップルが「iPhone」の現地販売価格の設定に絡んで公正取引法に違反したとして、同社に2000万台湾ドル(約7000万円)の罰金を科したと発表した。

2013年12月27日


電機各社 復調の兆し見えた1年

 アベノミクスの効果もあり電機業界は暗かった12年から、13年は復調の兆しを見せ始めた。12年は前年の地デジ特需の反動からの脱出と円高からの脱出でスタート。春頃から店頭へ客足が戻ってきた。5、6月から明るさが見え、家電流通は6月以降猛暑でエアコンが売れ、スマホ、タブレットも順調。夏のボーナス以降4Kテレビへの関心が高まった。アベノミクスの一翼を担う日銀は、異次元の金融緩和策を発表、円安、株高が始まった。メーカーは、この1年で徹底的な構造改革を推進、総合電機はグローバル展開をさらに加速させ、体制を整えてきている。主要各社トップにも明るい表情が見えてきた。

2013年12月30日


部品各社 着実に業績伸びた

 電子部品メーカー大手各社は、13年は着実に業績を拡大させた。海外スマホ市場や車載市場などの伸びる市場を取り込むことで、グローバル事業の拡大を図っている。同時に、将来の成長に向けた種まきを着実に進めることで、中長期にわたる継続的な成長を志向している。

2013年12月30日


ツインバード クッション型マッサージ器

 ツインバードは、クッション型のマッサージ器「シートマッサージャーS EM-2591P」「同2592RR/RB」「振動クッションマッサージャーEM-2594POR」の3機種を発売した。
 シートマッサージャー2機種は、椅子や座椅子の背もたれに止められる「固定バンド」を搭載。腰や背中、太ももなどに使用できるほか、床に置いて寝転んだ状態で手軽に使うことができる。折りたたむと腰枕スタイルとして、より効果的にマッサージできる。
 振動クッションマッサージャーは、ヒーター機能付きのクッション型マッサージ器。ワイドヒーターとリズミカルに変化する振動マッサージ機能を搭載しており、暖めながら振動マッサージを行うことができる。
 価格は「2591」が4000円、「2592」が5000円、「2594」が8000円。

2013年12月30日


ビックカメラ 7インチタブレット対応防水ケーススピーカ

 ビックカメラは、7インチタブレット対応の防水ケーススピーカ「AV-J001」(8980円)を発売した。ビックカメラ、コジマ、ソフマップなどのビックカメラグループ限定販売。
 「AV-001」は、ツインバードと共同で企画し、ステレオスピーカを内蔵したタブレット用の汎用防水ケース。iPad mini7インチまでのタブレット、スマホに対応しており、背面スピーカからの音を反射させることで広がり感のあるステレオサウンドを実現した。防水構造IPX7相当で、シャワーが本体に直接かかっても安心の防水構造。端末は濡れた手でタッチ操作ができる。
 スピーカの駆動方式は乾電池指揮(単3電池×4)で、最大36時間の音楽再生が楽しめる。

2013年12月30日
2013年最終


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