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電波新聞拾い読み 2010年1月

家電販売界 10年商戦スタート

 家電販売店の新年初売りは全国各地で09年末の勢いを維持し盛況だった。薄型テレビを中心にブルーレイレコーダなどAV機器やデジカメが活発に動いた。東京・秋葉原では量販店の集客力と、世界の流行発信基地の相乗効果で、外国人客が各店内で目立った。ヤマダ電機LABI1日本総本店出店で注目の東京・池袋ではビックカメラが元旦、ヤマダが2日の初売りとなったが、街全体の集客が増えた。予断を許さない経済環境の中、商品選びに対する消費者の真剣さも感じさせる三が日の商いだった。大都市圏では海外からの買い物客が"日本ブランド"を競って求める姿が多かったのも特徴点だった。
 東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaは元日早朝から1500人。並んだ来店客のために予定より45分早い8時45分に初売りをスタート。テレビやブルーレイなど5000円〜5万円まで14種類用意した恒例のお年玉箱が10時過ぎに完売。中でもレコーダ関連は販売開始30分で完売。またノートパソコンとテレビは40分で完売する人気。
 ビックカメラはレコーダ、ゲーム機、デジタルオーディオなどを中心に各店が福袋を用意し、薄型テレビ、レコーダ、エアコンなど年末のボーナス需要から引き続いて大型商品が売れ、元日の全体売上げは「前年比10%増。中でもBDレコーダが50%増、デジタル一眼レフカメラ40%増」。
 上新電機日本橋1ばん館の初売りは、福袋80セットとテレビ、レコーダなどの超目玉や特価商材30点を用意した。
 エイデン高辻シャンピアポート店(名古屋市昭和区)は、1日10時の開店時に50人近くがならび、32型液晶テレビやレコーダ、デジタルカメラなどの新春日替わり品が完売。入口に設けた1回5000円でエディオンギフトカードが抽選で当たる「初夢くじ」ガラポンコーナーに多い時は約50人が並んだ。
 ベスト電器福岡本店は1日から初売りを行ったが、天神地区の百貨店の初売りが始まった2日から人出も本格化。フロアごとの商品の入った1万円セットなど福袋や1万円以上購入で現金つかみ取りなどで来店・売上げともに前年より上回った。コジマも元旦から営業。エコポイントの効果もあり、初売り全体の売上げは昨年を上回った。NEW東店(宇都宮市)には1日の開店前に昨年の倍近い客が列を作り、昼前に福袋を完売。40、46型の大型薄型テレビや人気ソフトが発売されたPS3などゲーム機、iPodなど携帯デジタルオーディオが好調だった。
 昨年10月末に回転し、初売りを2日に行ったヤマダ電機LABI1日本総本店池袋には元日深夜からの徹夜組を先頭に開店の午前10時までに3500人、旧池袋店のモバイル館と合わせ5000人が特価品を求めて並んだ。
 豪華賞品が付く恒例の仙台初売り。今年は2日に統一された。年中無休のヨドバシカメラマルチメディア仙台は1日に通常営業し、2日午前6時から初売り。大勢の人が詰めかけた 昨年12月に出店したケーズデンキ仙台太白店も2日午前8時の開店時には約600人が並び、個数限定の福袋も37型地上デジタル、ブルーレイディスクレコーダ、テレビ台、録画用BD-REメディアセットの15万円コースが早々完売した。

2010年1月4日


三洋電機 国内デジカメに再参入

 三洋電機は、1210万画素のコンパクトデジカメDSC-X1250を発売し、国内デジカメ市場に再参入した。
 同社は国内向けの主力動画+静止画のデュアルカメラ「Xacti」にシフトしており、全ルート向けコンパクトデジカメ新製品は06年以来。実売予想価格は1万2000円前後で、色はシャンパンゴールドとダークシルバーの2色。
 新製品は、最薄部17mmのコンパクトなボディに光学3倍ズームレンズを搭載。初心者でも撮影しやすい手ぶれ補正機能や、15人までの顔検出機能、笑顔シャッター機能なども備える。

2010年1月4日


ロジテック USB対応ラジオチューナ

 ロジテックは、パソコンで気軽にFMラジオを聞いたり録音したりできる、コンパクトUSB対応ラジオチューナ「PCラヂオ」LRT-FM200Uを今月上旬から発売する。
 好評を得ている「PCラヂオ」のFM放送専用モデルで、USBポートに接続するだけで、パソコンのスピーカやヘッドホン端子からFMラジオの番組を楽しむことができる。USBバスパワーで動作するので、ACアダプタなどの外部電源を用意する必要がなく、パソコンさえあれば場所を選ばず利用できる。

2010年1月5日


電機業界 分野別見通し

デジタルAV
 デジタルAV市場は薄型テレビやBD関連機器など映像商品を中心に10年も着実に成長すると見られている。一方で景気悪化以降の低価格化志向、および低価格帯が中心の新興国市場の成長から、価格下落傾向は続くと見られる。
 日本では地上デジタル放送完全移行に向け1年を迎えることやエコポイント制度の延長などもあり、引き続き映像関連需要は堅調。薄型テレビ需要はピークを迎えるとみられアナログ機器の活用および廃棄対応や周辺環境の整備なども含めた対応に大きな力を注ぐ。
 省エネ性能の向上も大きなテーマ。AV機器にも求められるようになり、液晶テレビでは省エネ性能が優れるLEDバックライト搭載機が主流になるものとみられる。また人感センサーなど"かしこくエコ"機能の進化なども進む。


情報通信
 情報通信関連市場は市場環境の不透明感から厳しさが続くが、インターネット経由でサーバやストレージ(外部記憶装置)などのハードや業務ソフトをサービスとして利用できる"クラウドコンピューティング"が本格普及するほか、省エネなどの環境に配慮したグリーンITの採用が加速しそうだ。
 クラウドは09年からハードメーカだけでなくソフトやサービスベンダーも相次いでサービスを開発し、順次発売されてきている。企業内のIT資産をサービスで利用する企業や、業務システムの一部をクラウド化する企業など、今年は具体的な採用事例も増えると見られている。
 企業内システムでは分散したサーバやストレージを仮想化技術などにより統合するシステム統合も加速しそうだ。これにより低コストで高効率な運用だけでなく環境配慮も実現できることから注目の分野になるだろう。
 通信関連では九年から商用サービスが始まったWiMAXに加え、次世代携帯電歩網「LTE」の商用サービスも始まる。固定網のNGNに加え無線通信網が拡充し、音声やデータ、映像などを融合し効果的に対話ができるユニファイドコミュニケーションが浸透する年にもなる。
 パソコンは昨年発売されたマクロソフトの最新OS「ウインドウズ7」の発売でコンシューマ市場に加え、企業向けパソコン販売に追い風になりそうだ。既に検証作業を進めている企業も多く、4月以降本格導入を始める動きも出てきている。
 今年は低迷していた企業PCの回復に期待が高まっている。


放送業界
 デジタル放送への完全移行まで5日現在で残り557日。NHK、民放とも今年が勝負、との認識。NHKでは地デジ化に向けて送信設備のデジタル化に精力的に取り組み、残り約1000地区を整備する。広告収入の落ち込んだ民放は09年500億円以上の制作費カットを余儀なくされ、厳しい状況にある。
 衛星放送は来年、新BS11チャンネルが増加することから新しいBS時代を迎える。11チャンネルのうちほとんどは有料のため多チャンネル化が一段と進展する。
 CSも加入者数の伸びペースが鈍化しているものの、新しい媒体として見直されている。
 ケーブルテレビ(CATV)の加入世帯数は09年9月末で2400万。普及率も45.4%まできた。基本映像以外にインターネット、IP電話を含めたトリプルプレイ契約者数の増加傾向が今年も続く。IPマルチキャスト方式による加入世帯数も昨年9月末には58万2000と、1年間でほぼ倍増の勢いだ。


半導体デバイス
 昨年1年間にわたって苦しい事業環境にさらされた半導体デバイス産業界も復活を目指す。
 WSTS(世界半導体市場統計)が発表した10年の半導体市場規模(ドルベース)は前年比12.2%増の2469億ドル。これは08年の2201億ドルをわずかに上回る。
 JEITAの10年国内生産額見通しで半導体は8%増ながら3年ぶりに前年比で上回り、日系企業の国内生産比率は76%と非常に高い。国内市場向けにはデジカメなどのデジタル民生機器や高機能携帯電話、自動車電装が市場を牽引すると予想している。一方で普及品については海外ファウンドリへの生産委託や現地化(海外生産委託)が加速する。


電子部品
 10音かの電子部品市場は成長に向けの基盤固めの年として位置づけられる。部品メーカにとって、09年はスタートから波乱含みで、経営改革をしっかり実行した1年だった。
 ボリュームゾーンの汎用部品の市場は価格下落もあって縮小。特に日本市場はユーザの海外生産シフトもありコンシューマ関連機器向けの成長は厳しい。海外市場でも中国を中心とした中華圏、インドといった新興国向けの低価格機器向けが中心に動くことになりそうだ。
 そうした中、部品メーカはほぼ例外なく「成長戦略を展開する上で、環境、省エネなどをキーワードにした新たな市場への取り組みを強化していく」。
 具体的には「LED関連、太陽光発電、エコカーといった新市場に向けた新製品の開発、新規顧客の開拓を展開していく」ことになる。

2010年1月5日


ツインバード コンパクト化、CPRM対応の防水DVDプレーヤ

 ツインバード工業は、防水DVDプレーヤ「DVD ZABATY(ザバティ)」シリーズの新商品として、デザインをコンパクト化し、CPRM対応を行った「VD-J716W」(店頭予想価格4万5000円前後)を発売した。
 新商品は、従来機と同様の7型ワイド画面を採用しつつ、商品サイズを約25%削減し、コンパクト化を実現している。CPRMに対応しているため、地上デジタル放送を録画したDVD-R/RWも視聴することができる。
 ワンセグチューナを内蔵し、記録メディアの再生だけでなくワンセグ放送の視聴ができる。また、SDカードロット搭載で、SDカードに記録した音楽(MP3)や写真(JPEG)、動画(MPEG4)も再生でき、お風呂で様々なコンテンツを楽しめる。
 防水性能は、JISIPX7相当の防水構造で、シャワーが直接本体にかかっても問題なく使用できる。充電式で約2.5時間の連続再生が可能。

2010年1月6日


シャープ スローガンを一新

 シャープは1月からスローガンを「目指してる、未来がちがう。」へと一新した。
 新スローガンは、従来の概念にとらわれない「オンリーワン」という考え方の下、液晶はもとよりソーラー、LED、プラズマクラスターといった基幹技術を柱に、人々の暮らしや世の中をより良く変えていきたいという企業姿勢を表している。
 昨年まで「目の付けところがシャープでしょ。」を使用していたが、20年ぶりの変更となる。

2010年1月6日


各社社長の年頭訓辞

アイコム
 新興国や環境が今年のキーワードとなろう。従来の改善、海外調達、部品標準化などで技術革新・競争力を保持し、アイコム全社の全機能をグローバルに展開することがポイントだ。
 海外でのM&A、アライアンスで技術・人材を吸収取得し、新興国でのM&Aでは、雇用創出・地産地消、地域ニーズにあった製品開発など、やるべきことが数多くある。チームアイコムとして、全員がそれぞれの立場で今年1年頑張ろう。


JCV・ケンウッド・ホールディングス
 この1年、当社はデジタル化による日本の電機業界の凋落に対して、経営統合と構造改革で立ち向かってきた。
 その結果、大嵐の中、カーエレクトロニクスの四半期黒字化をはじめ、業務用無線機器やテレビを含む家庭用AV機器などでも復活を感じる。
 今年も厳しい状況は続くだろうが、こういう難しい時代には、何よりも本業を改革すること。逃げず、先送りせず、困難を一つ一つ乗り越え、経営統合をさらに深め、そして、新しい商品や事業の芽も養って、10年の当社グループの復活元年にしよう。

2010年1月6日


ソニー 米で3D専門局

 ソニーは5日、米メディア関連2社と合弁で、家庭で立体映像(3D)を楽しめる番組を24時間放映するテレビ局を設立すると発表した。米国で11年中に放送を開始する予定。
 3Dは映画館を中心に急成長しており、家庭用ディスプレイ市場も世界主要メーカの参入で本格的な拡大が見込まれている。ソニーは技術力を武器にソフト面でも攻勢をかける。
 合弁会社は、米ケーブルテレビ局ディスカバリー・コミュニケーションズ、映画館運営アイマックス・コーポレーションとソニーが均等出資する。

2010年1月7日


"グーグル携帯"米で発売

 米グーグルは5日、自社開発の多機能型携帯電話機「ネクサス・ワン」を同日からネットなどを通じて米国内で発売した。アップルの「iPhone」を筆頭にパソコンに代わり急成長中の携帯ネット端末市場に参入。自社開発の専用基本ソフト「アンドロイド」上で稼働する先端技術を組み合わせ有望市場を一気に攻略する狙い。

2010年1月7日


アイコム 広帯域レシーバ

 アイコムは、広帯域レシーバIC-R6(2万7090円)を今月中旬から発売する。
 新製品は、携帯レシーバのベストセラーとなったIC-R5の受信性能を継承しながら、さらなる各機能の強化と操作性の向上を果たしている。
 BTL回路&大型スピーカの採用により、最大AF出力150mW以上の大音量を実現。特に、屋外や車内など、騒音の中での受信に威力を発揮する。
 また、同社最高レベルを誇っている100チャンネル/秒の高速スキャン、約15時間の長時間受信、空線キャンセラなどをはじめとした充実のシグナリング機能、VSC機能、AFフィルターを搭載しているほか、エアバンドなどの主要な周波数をプリセットすることによって、より快適で高度な受信を可能にしている。

2010年1月8日


VIA USB3.0サポート 統合シングルチップソリューション発表

 台湾・VIAテクノロジーズは、最新の高速転送規格USB3.0をサポートする業界初の統合シングルチップソリューション「VL810 スーパースピード・ハブコントローラ」を発表した。USB3.0はデータ転送速度が最大5Gbit/秒で、USB2.0の10倍のスループットを実現。またデバイスとホストコントローラ間の相互作用も改善した。
 「VL810」は、VIAの子会社であるVIAラボが開発したもの。80nmCMOSプロセス技術により生産され、低消費電力を実現している。

2010年1月8日


総務省 放送局への出資規制を緩和

 総務省は7日、広告収入の減少などで厳しい経営状況にある地方放送局を支援するため、放送局に対する出資規制を緩和すると正式に発表した。現行規制では、ある放送局に20%超出資している会社や個人は、別の放送局への出資が20%未満に制限されているが、これを「3分の1未満」に引き上げる。
 放送局に対する出資規制は言論の多様性を保障するため「マスメディア集中排除原則」として、総務省令で定められている。
 同省は同原則を省令から法律に格上げし、関連法案を次期通常国会に提出する。

2010年1月8日


パナソニックとPSN PLC技術がドラフト2.0として承認

 パナソニックとパナソニック システムネットワーク(PSN)は7日、両社が共同提案を行っていたPLC技術が、IEEE P1901委員会において、ドラフト2.0の一つの技術方式として承認されたと発表した。
 今回承認されたのは、高速電力線通信「HD-PLC」の採用製品で使用しているパナソニックの独自技術のWavelet OFDM方式。周波数利用効率が非常に高い直交周波数分割多重(OFDM)を採用し、各サブキャリアの直交化にWavelet変換を適用した高効率の伝送方式で、環境に配慮した低消費電力の実現が特徴。
 今回承認された技術は、家庭内だけでなく、ビル内や工場、さらにはスマートグリッドなど、大規模なネットワークにも対応できる技術も含まれている。同委員会では、屋外、輸送機など様々な分野での応用を想定したPLC技術の標準規格を策定していることから、今後、同技術の広い分野への応用が期待されている。

2010年1月8日


マカフィー SNSのアプリを標的にした脅威を予測

 マカフィーは、2010年のサイバー脅威予測を発表した。ソーシャルネットワーキングサイトの普及に伴い、同サイトで新手の脅威が出現することが予測される。
 マカフィーラボの分析によると、ソーシャルネットワーキングサイトが爆発的に普及したことから、ここで利用されているアプリケーションを標的にした攻撃が増加することが見込まれる。サイバー犯罪者は、ソーシャルネットワーキングの特性を利用し、通常では警戒してクリックしないところを、サイト利用者の友人同士のつながりによりクリックさせ、危険なサイトへ誘導する。ツイッターなどのサイトで利用される短縮URLが、悪質なウェブサイトのマスキングを容易にしていることも、サイトへ誘導しやすくし、被害の増加につながっている。
 また、トロイの木馬を利用した金銭詐欺がさらに進化する一方、メールの添付ファイルを利用したマルウェアの配布も増加する。同社は、今後企業やジャーナリスト、個人ユーザをターゲットにした攻撃がますます拡大するとしている。

2010年1月11日


12月の国内携帯・PHS契約数 4.1%増、1億1492万件

 電気通信事業者協会(TCA)が8日発表した12月末の国内携帯電話・PHSの契約数は1億1491万6800件で、前年同月比4.1%の増加。携帯電話だけでは1億1061万7400件で同4.5%増加した。
 事業者別純増数では、ソフトバンクが16万5300万件、次いでNTTドコモ13万8800件、イー・モバイルが7万2900件、KDDIが6万3600件と続いた。
 この結果、累計の契約数は、NTTドコモが5543万6100件、KDDIが3139万3000件、ソフトバンクが2166万7200件、イーモバイルが212万1100件となった。

2010年1月11日


EUの測位システム、14年稼働へ

 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は7日、EUが推進している衛星測位システム「ガリレオ」を14年初めに本格稼働させる方針を明らかにした。
 ガリレオは、最終的に30基の衛星を軌道に乗せ、現在世界中で自動車の運転や船舶の航行に利用されている米国の全地球測位システム(GPS)に対抗する。
 これまで、試験衛星1基が打ち上げられているが、12年10月から順次、正式衛星を打ち上げ、14年の稼働までに第1段階として14基を軌道に乗せる。

2010年1月11日


ASUS 「P7マザーボードシリーズ」3製品

 ASUSは8日、インテルH57 Expressチップセット、H55 Expressチップセットを搭載する「P7Hマザーボードシリーズ」3製品の発売を開始した。
 店頭予想価格は、SerialATA 6Gb/s、USB3.0対応の高機能モデル「P7H57D-V EVO」が2万4500円前後、高性能電源回路搭載の省スペースモデル「P7H55D-M EVO」が1万6500円前後、機能を絞った省スペースモデル「P7H55-M PRO」が1万3000円前後。
 同製品は、グラフィックス機能内蔵のインテル製CPUと組み合わせたとき、ビデオカード無しで画面出力ができ、PCを安価で簡単に自作できる。

2010年1月11日


米マイクロソフト タブレット型PC公開

 米マイクロソフトのバルマー最高経営責任者(CEO)は6日、ラスベガスで7日に国際家電見本市(CES)が開幕するのを前に基調講演した。この中で、同社製OS「ウインドウズ」を搭載し、画面サイズが多機能型携帯電話機よりひと回り大きい「タブレット型パソコン」とばれる新携帯インターネット端末がヒューレット・パッカードから「今年後半に売り出される」と明らかにした。
 Webサイト閲覧やメール送受信に加え電子書籍にも対応するタブレット型PCは、アップルが小型・低価格の「ネットブック」に準じた高機能機種として、今月下旬に先陣を切って公表するとみられていたが、マイクロソフトが機先を制した形だ。
 バルマーCEOは10インチほどの画面に指で触れながら電子書籍を操ってみせ、「個人利用者の多くをとりこにする」と、ウインドウズ上で作動する応用ソフトの利便性をアピールした。価格や米国以外の販売国は未定。

2010年1月12日


科学技術振興財団 3月に先進的科学技術体験合宿プログラム

 日本科学技術振興財団は、高校生を対象に3月の春休み中に実施する先進的科学技術合宿プログラム「スプリング・サイエンスキャンプ2010」の参加者募集を開始した。
 「サイエンスキャンプ」は、最先端の研究成果や研究施設・実験装置などを有する大学、公的研究機関、民間企業が、高校、中等教育学校後期課程、高等専門学校に在籍する生徒を受け入れ、第一線で活躍する技術者、研究者が直接、講義や実習を行うというもの。
 今回募集を開始したスプリングキャンプは3月20日から29日の期間中、2泊3日で実施される。会場は大学、研究機関など19会場。
 定員は受け入れ会場ごとに8-20人。参加費無料。応募締切は2月9日必着。

2010年1月12日


ソニー SDカード参入

 ソニーは、新たにデジタルカメラやビデオカメラ向けにSD/SDHCカード5機種、およびmicroSD/miniSDHCメモリーカード3機種を29日に発売し、SDカードに参入する。
 新商品は、スピードクラス・クラス4に対応。また、データ復旧ソフトウエア「メモリーカードファイルレスキュー」や、写真からビデオクリップを自動で生成するソフトウエア「x-Pictストーリー・フォー・メモリーカード」などを無償ダウンロードで提供している。
 SD/SDHCカードが、2GB(店頭予想価格1800円前後)、4GB(同3000円前後)、8GB(同5500円前後)、16GB(同1万円前後)、32GB(同2万円前後)。microSD/miniSDHCカードが2GB(同1700円前後)、4GB(同2800円前後)、8GB(同5500円前後)。
 なお、同社ではメモリースティックの開発・販売は継続する。

2010年1月13日


東芝 12V型LEDバックライト搭載地デジ液晶テレビ

 東芝はポータブルDVDプレーヤ「ポータロウ」シリーズの新製品として、高精細12V型LEDバックライト液晶を搭載したDVDプレーヤ内蔵地上デジタル液晶テレビ「SD-P12DT」(店頭予想価格5万円前後)を2月1日から発売する。
 新商品は12V型LEDバックライト液晶を歳余することで、従来機種に比べ約35%の省エネを実現した。また地上デジタルチューナを内蔵し、地上デジタル放送を視聴できるほか、最大5ch同時表示の番組表、字幕放送にも対応している。
 市販のDVDビデオだけでなく、録画したDVDも再生可能。SDカードスロットも備える。
 付属のバッテリパックの利用で約4時間の連続再生が可能。

2010年1月13日


経済産業省 次世代電力網でフォーラム

 経済産業省は13日、温室効果ガス削減につながる次世代電力網「スマートグリッド」を核とした環境技術の国際競争力を強化するため、関連企業24社と有識者によるフォーラムを設置した。
 スマートグリッドは情報通信技術を駆使して電力網を瞬時に調整する「賢い電力網」。太陽光など出力が低い不安定な再生可能エネルギーを大量導入する上で不可欠とされる。
 日本企業は個々の製品や技術に優れているが、総合的なシステムとして提案する能力が低いと判断。同省がフォーラムを通じて、海外展開に向けた企業連合の形成を後押しすることにした。
 スマートグリッドに住宅、家電製品、電気自動車(EV)などをつなげる規格の共通化や国際標準化戦略、企業連携のあり方を検討。また、海外へ売り込む際に政府が果たすべき役割や支援策についても議論、5-6月に提言をまとめる。

2010年1月14日


米グーグル 中国事業から撤退辞さず

 米グーグルは12日、昨年12月に中国国内から「高度に洗練された」サイバー攻撃を受けたことを明らかにするとともに、06年に中国語サイト「グーグル・チャイナ」を開設して以来、当局の時背検閲に従い順守してきた検索結果表示の自主制限について、廃止を目指し「中国政府と交渉する」と表明した。
 グーグルは、サイバー攻撃は同社メール送受信システムに仕掛けられ、中国人権活動家のアカウントが狙われた組織的なものだと指摘。「表現の自由」をめぐる統制状況次第では、中国事業からの全面撤退も辞さないとしている。

2010年1月14日


東芝 BDに本格参入

 東芝は14日、ブルーレイディスク(BD)レコーダ、BDプレーヤ、BDプレーヤ内蔵テレビを発表し、BD関連商品市場に本格参入する。まずはエントリモデルから投入し、薄型テレビ「レグザ」とのセット提案を進めるが、将来的にトップ3メーカ入りを目指す。
 同社はハイビジョン光ディスク規格としてHD DVDを主導し、BDとの主導権争いをしてきたが、08年2月にHD DVDから撤退。当初は「BDに参入する考えはない」とし、録画再生機ではHDD・DVDレコーダを主力としてきた。
 既に海外ではBDプレーヤを投入しているほか、国内でもPCにはBDドライブ搭載モデルを投入している。
 あらためて今回、国内にBDレコーダおよび関連機器を投入する理由として「HD DVD撤退直後はBDへの参入は考えていなかったが、顧客や販売店からの声が高まってきたことから必要性を感じた。また『レグザ』で最高画質を訴える中、最高画質を表現できるBDを、過去の経緯だけで出さないのは『東芝の映像』として問題があると考えた」としている。
 新商品はBDレコーダが、1TBHDD内蔵「D-B1005」(店頭予想価格13万円)、320GBHDD内蔵の「D-B305K」(同10万円前後)と、VTR一体型で1TBHDD内蔵の「D-BW1005K」(同14万円前後)の3機種。BDプレーヤが「SD-BD1K」(同2万5000円前後)、BDプレーヤ内蔵テレビが32V型の「32R1BDP」(13万円前後)、26V型の「26R1BDP」(同11万円前後)、合計6機種を2月中旬に発売する。
 BDレコーダ全機種でAVリンク機能「レグザリンク」や、AVCHDのビデオカメラ映像の取り込みに対応しているほか、「B1005K」「BW1005」には、ハイビジョン画質で最大508時間の長時間録画が可能だ。
 また、BDプレーヤ内蔵テレビ2機種は「レグザ」Rシリーズの追加モデルとなり、USB・HDDに対応しており、HDD録画が可能。

2010年1月15日


ソニー モバイルハイビジョンスナップカメラ

 ソニーは、フルハイビジョン映像を撮影して動画共有サービスへ簡単にアップロードできる、新感覚のモバイルハイビジョンスナップカメラ「bloggie(ブロギー)」2機種を2月5日に発売する。
 従来のビデオカメラによる動画撮影ではなく、PCとの親和性やより手軽な活用を目指し、動画撮影の新たな魅力を広げ、市場拡大に取り組んでいく。
 新商品は「MHD-CM5」(店頭予想価格3万円前後)と「MHS-PM5K」(同2万7000円前後)の2機種。
 両機種ともコンパクトな本体デザインで、メモリースティックおよびSD/SDHCカードに、MP4形式のフルハイビジョン動画と最大約500万画素の静止画を記録できる。操作も動画ボタンおよび静止画ボタンを押すだけで簡単に操作が可能。
 また、ケーブルを使わずに本体に内蔵したUSB端子でPCなどに直接接続することができる。
 「PM5K」は約130gで携帯電話サイズのボディに270度回転式のレンズを搭載。外付け360レンズを付属し、周囲360度を撮影することが可能。ホームパーティやドライブなどで記録したい場面の真ん中にカメラを設置すると、周囲360度を一度に撮影でき、今までにない映像を楽しむことができる。

2010年1月18日


記録デバイス回復 PCが牽引役

 電子産業は回復基調。記録デバイス市場も回復している。PC用のDRAMメモリーやHDD、メモリーカードに使われるNANDフラッシュメモリーはいずれも年中盤から反転。09年総出荷3億台とされるPCが牽引役となった。米国の年間出荷量2000万台に肉薄し、10年に世界一になる予測の中国をはじめ新興国市場の拡大が続く。動画映像データの増大、スマートフォン、電子ブックなど新商材も加わり、08年実績を超える出荷量と売上げが期待されており、製造装置や材料業界にも明るい兆しが反映し始めている。

2010年1月18日


PC春モデル 各社発表

富士通
 富士通は、個人向けPC「FMV」シリーズのラインアップを一新し、超軽量約495gの「FMV-BIBLO LOOX Uシリーズ」を含む8シリーズ17機種を21日から順次投入する。
 戦略商品として投入するのが「LOOX Uシリーズ」。"持ち運びサイズ"を徹底して追求。ポケットサイズPCとして、実際に紳士服売場などでスーツやジャケットの内ポケットの大きさを調査し、入る大きさとして幅204×奥行き106.5×厚さ23.8mmを実現。さらに、ペットボトルの重さを切る495gとすることに成功した。
 屋外でも気軽に利用できるようにタッチパネルを採用し、GUIなどで独自のタッチソリューションを用意するなど、操作面でも使いやすさを追求した。


NEC
 NECは18日、個人向けPCの春モデル「LaVie」「VALUESTAR」「Lui」シリーズ7タイプ56モデルを商品化し21日から順次発売する。
 新商品では先進技術を積極的に採用。メーンPCと2台目PCを使い分けるときの利便性、データ入力時の操作性、設置での省スペース性を強化した。


ソニー
 ソニーは、PC春モデルとしてノートPC7シリーズ、ボートPC2シリーズの合計9シリーズを23日から順次発売する。
 同社独自の「PMB(ピクチャーモーションブラウザ)」を、ショートムービーやディスク作成が簡単にできる「VAIO Movie Story」のインテリジェント機能と高画質化機能を向上させた「PMB VAIO Edition」として刷新した。またユーザの好みに合わせてPC側が自動でコンテンツを薦める「メディアギャラリー」も搭載モデルを拡大している。


東芝
 東芝は、Cell(セル)技術を応用した映像専用エンジン「スパーズエンジン」搭載のPC「ダイナブックコスミオV65」を29日から発売する。このほか、「コスミオシリーズ」「ダイナブックシリーズ」「ダイナブックSSRXシリーズ」など9機種36モデルを22日から順次発売する。
 同社では従来、「スパーズエンジン」は高付加価値モデルにのみ搭載してきたが、今後標準型PCにもブルーレイディスク(BD)ドライブが搭載され、デジタル放送の視聴や大容量の映像データの圧縮や変換など映像編集を快適に行いたいというニーズが増加すると予想、「ダイナブックV65」を新たに商品化して、「ダイナブックシリーズ」のラインアップを強化する。

2010年1月19日


韓国・LGD フレキシブル・ディスプレイの19型ワイドを開発

 韓国のLGディスプレー(LGD)は、タブロイド版の新聞とほぼ同サイズとなる世界最大の19型ワイド(250×400mm)フレキシブル・ディスプレイの開発に成功したと発表した。厚さは0.3mm、重さ130g。電子新聞に最適で、本物の新聞紙と同じような感触を提供できるという。
 同製品は、金属フォイルをベースとしており、従来のガラス基板ベースのディスプレイに比べ柔軟性、耐久性に優れる。またLGDは今回、各画素に信号を送る駆動ICをパネル上に直接置く「ゲートインパネル(GIP)」技術を採用。従来ならパネル側面に配され、ディスプレイの折り曲げを難しくする駆動ICをパネル表面に移動することで、柔軟性を大幅に向上させた。
 フレキシブル・ディスプレイはこれまで、LGDが開発した11.5インチ製品が最大。米出版大手ハーストの子会社で電子書籍・広告事業の米スキッフは、同ディスプレイを採用した業界最大にして最薄、高解像度の電子書籍リーダを発表。今月、米ラスベガスで開催された民生電子機器展「CES2010」でも公開した。

2010年1月19日


米社調査 IT支出、今年回復

 米調査会社フォレスター・リサーチがまとめたIT市場予測レポートによると、10年の世界のIT支出額は前年比8.1%増の1兆6000億ドル。09年は前年比8.9%減だった。米国のIT支出額は同6.6%増の5680億ドルとなる見込み。
 09年、技術分野は業績が低迷したが、10年は企業や政府で復調の兆しがみられ、IT支出の回復が期待できるという。

2010年1月20日


上新電機 阪神タイガースのスポンサー契約継続

 上新電機と阪神タイガースは19日、10-11年の阪神タイガースの「ヘルメット」「ユニフォーム」に上新電機の広告を掲出するスポンサー契約を継続すると発表した。

2010年1月20日


中国外務省 グーグルを名指し批判

 中国外務省の馬報道局長は19日の定例会見で、米グーグルが中国当局の検閲に従わない方針を示していることに関し「外国企業は中国の法律を守り、公衆の利益と文化・伝統を尊重し、相応の社会的責任を負うべきで、グーグルも例外ではない」と述べ、名指しで批判した。

2010年1月21日


日本AMD新社長に宮本氏

 日本AMDは20日、宮本啓志氏の代表取締役社長就任と、吉沢俊介前社長の取締役会長への同日付就任を発表した。

2010年1月21日


オンキヨー 地デジ対応ネットブックなどPC 22機種

 オンキヨーは21日、ノートPC4シリーズとデスクトップPC2シリーズの新商品計22機種を、23日から順次発売すると発表した。ネットブックタイプとしては、初めてフルセグの地上デジタル放送に対応するなど、地デジ対応モデルを拡充し、エンターテインメント機能を強化した。
 新商品は、ノートブックタイプが15.6型ワイド液晶のR5シリーズ、13.3型のM5シリーズ、11.6型のM3シリーズ、10.1型のC4シリーズ、デスクトップがPC、テレビ、BDすべてに対応するS7シリーズ、リビングの使用を想定するE4シリーズ。
 店頭予想価格は、ネットブックのC4シリーズの地デジ対応モデルで5万円を切るなど、普及価格を実現した。
 ノートブックタイプには、外来ノイズの影響を受けにくくするために独自開発の地デジチューナを搭載したほか、C4シリーズに搭載されたFM/AMチューナも独自開発した。
 そのほかノートブックタイプには、テレビをはじめ、ラジオやDVDなども高音質で再生できる統合視聴ソフトPureSpaceを搭載している。

2010年1月22日


パナソニック 新規格SDHCカード

 パナソニックは、48GB、64GBの新規格SDHCメモリーカードを2月19日から発売する。
 SDXCメモリーカードは、32GBを超える容量の次世代メモリーカード。現在発売されていSDメモリーカード、SDHCメモリーカードとはファイル形式の異なる新しい規格であり、SDXC応用機器でだけ使用できる。
 新製品は、SDスピードクラス『CLASS10』に対応した最大転送レート22MB/秒の大容量タイプ。48GBの記録データなら、50GBのブルーレイディスクに面倒な編集作業なしで、そのまま保存できる。
 USBリーダ/ライターを付属しているので、PC用とにも対応する。
 高品質の日本製で、高い耐久性濃(使用可能温度範囲-25度〜+85度)を誇る。

2010年1月22日


CATV事業者 財務改善 放送、ネットサービスに加え固定電話が貢献

 国内のケーブルテレビ(CATV)事業者の財務状況は全般的に改善が続いている。
 日本政策投資銀行が取引先155社を対象に09年3月期業績を調査したところ、従来の放送やインターネットサービスに加え、08年度から固定電話サービス事業に参入した事業者が多いため、同年度も調査対象事業者の平均は増収増益となった。
 09年3月末時点の国内加入世帯数は2301万で前年同期比5%増(総務省調べ)。昨年9月末ではさらに2400万世帯と増加基調にある。
 こうした順調な加入世帯の増加を背景に、各社の電話事業収入が業界全体の売上高を押し上げ、増益をもたらした、と同行は分析している。

2010年1月22日


地デジ完全移行へリハーサル 石川県珠洲市でアナログ放送48時間停止

 総務省は22日正午から、11年7月のテレビ放送完全デジタル化に向けた実験地域に選定している石川県珠洲市で、アナログ放送を24日正午まで48時間停止するリハーサルを行った。
 珠洲市では今年7月、全国より1年早く地上デジタル放送に完全移行する予定。昨年7月には1時間の停止実験が行われ、総務省は戸別訪問などで移行の周知や視聴対策を進めてきた。
 今回のリハーサルは、同市の大部分と、隣接する能都町の一部が対象で、NHKと民放4社が珠洲中継局からのアナログ放送を停止。NHKのアナログ画面は真っ青に変わって「リハーサル実施中」と表示され、民放は画面が砂嵐になった。
 同市によると現在、約63%の世帯がケーブルテレビに加入している。残りは国が無償貸与するチューナなどを使い、ほぼ全世帯が地デジ移行を済ませているという。

2010年1月25日


デジタルカメラ/ビデオカメラ 通信機能を付加 続々登場

 デジタルカメラやビデオカメラの撮影映像を有効に活用できるように、通信機能を付加する動きが加速している。WiFi機能内蔵機などのほか、新たにメモリーカードに通信機能を持たせた商品の登場が進んでいる。
 ソニーは18日に発表したデジタルカメラで、同社が開発したコンソーシアムとして普及を進めている近接無線通信技術「トランスフォージェット」に対応。同技術を搭載し、挿入するだけで通信ができるメモリースティックを発表した。
 「トランスファージェット」は、3cmの距離に対して有効で、最大560Mbpsで転送できる近距離無線技術。カードを入れ替えたり、USBケーブルを接続したりすることなく"かざす"だけで、簡単にデータを転送できる。デジタルカメラ新商品2機種のみで活用できるが、今後はラインアップの拡充が進む見込み。
 キヤノンが13日に発表したビデオカメラ新商品では、新たに発表内容に「Eye-Fi」カードによるデータ共有が示された。既に三洋電機なども「ザクティ」で組み合わせ提案などを推進している。
 「Eye-Fiカード」は、米Eye-Fi社が発明した無線LAN内蔵のカメラ専用SD型メモリーカード。SDメモリーカードと同サイズの筐体に、画像を記録するメモリー機能と無線LANの送信機能を収めており、挿入するだけで写真を共有サイトやPCに自動転送できる。
 デジタルカメラの通信機能は、撮影した写真がネットワークを経由して、自動で共有やPCへの移動ができる、という利点などから、何度か内蔵機、アダプタの投入などが行われてきたが、機器の割高感から、一部上位機種を除いては定着したとはいえない状況が続いていた。
 しかし、メモリーカードと一体化することで、ユーザの選択肢を広げることが可能とし、新たな組み合わせ提案を推進する。ブログや動画・写真共有サイトの定着など、ネットワークによる映像の楽しみ方が変わりつつある中、カメラのネットワーク化を容易にする機器として注目を集めている。

2010年1月25日


パナソニック 単3「充電式エボルタe」

 パナソニックは、繰り返し使用回数約1500回を実現した充電式電池エントリモデルとして、ニッケル水素電池「充電式エボルタe」単3形を4月20日から発売する。
 「エボルタe」のラインアップは、単3形2本入り+充電器のBK-KJQ05L20(1089円)、単3形2本入りのHHR-3LVS/2B(645円)、4本入りの同3LVS/4B(オープン価格)。3LVS/4Bの実売価格は1100円前後になるもよう。
 KJQ05L20の充電器は、海外電圧にも対応する(AC100-240V)。

2010年1月25日


テイカ 電磁波吸収範囲2GHz-110GHzの不織布系吸収シート

 テイカは、2GHz-110GHzの広帯域で電磁波を吸収できる不織布系電磁波吸収シートを開発した。ポリエステル不織布に導電性モノマーのピロールと酸化剤を重合させたポリピロールを塗布し、電磁波吸収特性を持たせた。500×500×0.5mmの電磁波吸収シートを10枚積層した厚み7mm品で60GHzにおける減衰量-20dB以上、電磁波吸収特性99%以上、2枚積層の厚み1mm品で同-10dB以上、同90%以上を実現した。

2010年1月25日


情報サービス各社 "クラウド"で攻勢

 情報サービス各社は、クラウドコンピューティングの製品サービスの開発を強化し、相次いで投入を始めている。今年に入りNECがクラウド基盤を簡単に構築できるパッケージ製品を投入したほか、日本IBMも社長直属のクラウド統括組織を設立し、提案を強化する方針を明らかにした。ソリューションベンダーでも東芝ソリューションがクラウド事業への参入を新たに表明し、NTTデータもクラウドの新サービスを発売している。今後もサービスの投入が続きそうだ。


※クラウドコンピューティング
 サーバやストレージ(外部記憶装置)、ネットワークなどのITインフラや業務ソフトを、インターネット経由で自由に使えるようにする仕組みのこと。ソフトをサービスとして利用するSaaSやハードなどを利用するPaaS、ITインフラを利用するIaaSなどが含まれる。クラウドにはグーグルやセールスフォース・ドットコムなどが提供しているサービスのように、システムベンダー側のサービスを複数企業が共同利用する「パブリッククラウド」と、自社専用のシステムをクラウド環境で使えるようにする「プライベートクラウド」がある。

2010年1月25日


パナソニック レッツノート春モデル

 パナソニックは25日、モバイルパソコン「レッツノート」の10年店頭用春モデルとして、前モデル比約1.4倍の高速化を図った9シリーズ(S9/N9/F9/R9)を2月17日から発売すると発表した。
 「S9/N9シリーズ」は、標準電圧版CPU、インテルCore i5 vProプロセッサを搭載することで、前モデル比約1.4倍の高性能化を達成した。
 「R9シリーズ」は、新薄型軽量ファンを搭載した独自の放熱設計で、インテルCore i7 vProプロセッサ搭載パソコンとしては世界最小ボディを実現した。筐体サイズは変えずに前モデル比で約1.4倍の高速処理を可能にしている。

2010年1月26日


ASUS TV画面を使うミニPC

 ASUSは、リビングのTVでインターネットを楽しめるミニPC「Eee Box PC EB1501」を30日から発売する。メモリー2GB、HDD約250GB。
 グラフィックス機能としてNVIDIA IONを搭載し、フルHD映像もスムースに再生する。
 重さ約1.2kg、容積約1.5リットルの軽量コンパクトボディと省スペース設計により、TVの横に簡単に設置できる。
 スロットイン形式のDVDスーパーマルチドライブを内蔵。キーボードもマウスもワイヤレスのため、離れた場所からでも操作ができ、通常のデスクトップPCに比べ約70%の省電力化を実現。

2010年1月26日


KDDI J・・COMに出資

 KDDIは25日、国内ケーブルテレビ(CATV)最大手のジュピターテレコム(J・・COM)の株式37.8%を取得することで、J・・COMの株式を保有する米リバティ・グローバルグループとの間で合意したと発表した。
 KDDIはこれまで、東京電力からFTTH(光ファイバ)事業を買収したほか、J・・COMに次ぐ国内第2位のMSO(ケーブルテレビの統括運営会社)ジャパンケーブルネットを連結子会社に持ち、ケーブル電話などでCATV局と協業、09年12月末時点で87万1000のケーブル電話契約数。
 KDDIは今回、327万世帯(09年12月末)の総加入世帯数を擁するJ・・COMとパートナーシップを結ぶことで、固定、携帯、映像などサービスで融合を図り、総合通信キャリアとしての足場を固める。

2010年1月26日


米アップル10-12月期決算 過去最高益

 米アップルが25日発表した09年10-12月期決算によると、売上高は前年同期比32.0%増の156億8300万ドル(約1兆4150億円)、純利益は同49.8%増の33億7800万ドル(約3050億円)と、ともに過去最高を記録した。
 豊富なゲームや実用ソフト、楽曲をインターネット経由で手軽に取り込める独自の配信システムが支持を集め、多機能型携帯電話機「iPhone」などの世界的拡販を牽引した。
 主力3製品の販売台数は、iPhoneが前年同期にくらべほぼ倍増の約870万台、パソコン「iMac」が33%増の約336万台。一方、デジタル音楽プレーヤ「iPod」は8%減の約2100万台にとどまった。

2010年1月27日


地デジ受信機器 09年、2000万台以上出荷

 地上デジタル放送受信機器の09年12月の出荷は、単月として初めて300万台を突破し、過去最高を記録した。09年通年でも2000万台以上を出荷し、累計出荷は6800万台に到達した。
 電子情報技術産業協会(JEITA)によると、09年12月のデジタル対応機器出荷は365万7000台となり、単月としては過去最高だった11月の出荷台数233万4000台を大幅に上回った。エコポイント制度などの追い風もあり、完全移行に向けた対応が進んでいる。
 12月の出荷実績の内訳はテレビが前年同月比169.8%の239万2000台、BDレコーダが同161.2%の61万6000台、チューナが躍進を続けており同13.7倍の22万2000台、チューナ内蔵PCは同117.9%の5万6000台と、デジタルレコーダを除く各商品分野が大きく伸長している。

2010年1月27日


12月のパソコン国内出荷 台数で前年比12%増

 電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、09年12月のパソコン国内出荷実績を発表した。
 デスクトップ、ノートを合わせた全体の出荷台数は前年比11.8%増の102万1000台、うちデスクトップが同1.8%増の26万8000台、ノートが同15.9&増の75万3000台で、ノート比率は73.8%。
 12月の概況について、ノート比率が73.8%と、単月実績としては過去最高となった。前月に引き続き、デスクトップ、ノートともに、前年同月実績を上回った。特に法人家向けは、政府の経済危機対策の一環であるスクールニューディール構想に基づく教育用PC需要が本格化し始めたことなどにより、前年比37.7%増と大幅に伸長した。
 第3四半期(10-12月期)の出荷台数は240万9000台(前年同期比12.4%増)、出荷金額は2233億円(同5.5%減)。新OS搭載機の発売、企業系の投資回復傾向、スクールニューディール構想の教育用PC需要などにより、第1、第2四半期の前年割れ状況とは一変し、2ケタ成長となり、4月からの累計(9ヵ月)実績についても、ほぼ前年並みに回復している、とJEITAでは説明している。

2010年1月27日


ソニー 1500回使える充電池など「サイクルエナジー」14機種

 ソニーは、約1500回使用できる充電式ニッケル水素電池6機種と充電器7機種、充電式リチウムイオン電池を内蔵したUSB出力機能付きポータブル電源1機種など、合計14機種の「サイクルエナジー」シリーズを4月20日に発売する。
 新商品は、一度の充電でアルカリ乾電池の約1.5倍長く使用できるシルバーと、約4倍長く使用できるゴールドの2シリーズを用意。
 また、USB出力機能付きポータブル電源「CP-AL」(店頭予想価格4000円前後)は、収納した電源プラグを搭載した充電部と、充電式リチウムイオン電池とUSB端子を内蔵した出力部で構成され、モバイル機器の予備電源および充電器として使用できる。

2010年1月28日


ビックカメラ さくらやの一部店舗を承継へ

 ビックカメラは、3月1日をメドに売上げおよび、利益の増大が見込めるさくらやの一部の店舗をビックカメラとして新たに開店させることになった。
 承継するさくらやの店舗は、船橋店、聖蹟桜ヶ丘店、相模大野店、新宿東口店の4店。

2010年1月28日


米アップル 新型携帯端末「iPad」

 米アップルは27日、サンフランシスコで記者会見し、電子書籍に本格対応する新型のインターネット携帯端末「iPad(アイパッド)」を発表した。
 ジョブズ最高経営責任者(CEO)は、多機能携帯電話機と携帯パソコンの間の新しいIT機器と位置づけ「革新技術を信じられない価格で楽しんでほしい」とアピールした。
 3月下旬には日米欧でほぼ同時に発売される。米国での最低価格は499ドル(約4万5000円)。
 画面サイズは小型低価格パソコン、ネットブック並みの9.7インチ。省エネ性を高め充電1回で連続10時間作動する。指先で画面に触れながら操作し、Webサイト閲覧や電子メール送受信などのPCの基本性能に加え、アイフォーンなどで使えるゲームや音楽、映画の視聴に至る娯楽機能を集約。さらに電子書籍では、独自の専用配信システム「iBooks」を新設し、ニューズ・コーポレーション傘下の大手出版社や仏アシェットグループグループなど、当初少なくとも5社が配信に参加することが合わせて発表された。

2010年1月29日


アイコム VoIPインターフェース

 アイコムは、IP電話、簡易無線機、特定小電力無線機のシームレスな通話を可能にするVoIPインターフェース「VE-PG2」を今月下旬から発売する。
 無線機をPG2に接続し、LANやインターネットを経由することで、特定小電力無線機とデジタル簡易無線機間での通話も可能とする。また、従来の無線機では困難な「地下・地上間」や「本社・工場間」のような遠距離の通話も実現する。
 さらに、IP電話や無線機からの音声を構内放送設備などのスピーカに出力したり、送信ボタンで表示灯の点灯を行ったりする制御も可能。

2010年1月29日


オリンパス SD/SDHCカード対応のデジカメ

 オリンパスは、SD/SDHCカードを対応メディアとするコンパクトデジタルカメラ新商品として、防水・防塵、耐衝撃、耐低温の「μ TOUGH-3000」を含む3機種を今月下旬から順次投入する。
 同社では、対応記録メディアとしてxDピクチャーカードを主力としてきたが、新商品はSD/SDHCカードのみの対応とした。
 新商品は光学7倍ズームと25.9mmの薄型を両立し1/2.3型1400万画素CCDを搭載した「μ-7040」(店頭予想価格3万円代後半)と、防塵・耐衝撃・耐低温のタフ機能を備え、アウトドアから日常まで幅広い用途で使用できる「μ TIUGH-3000」(同3万円前後)、光学5倍、1400万画素のエントリモデル「FE-47」(同1万円台後半)の3機種を投入する。

2010年1月29日



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