電波新聞拾い読み 2004年11月

総務省 迷惑メール防止策強化へ

 総務省は、出会い系サイトやアダルト商品など迷惑メールの流通を抑制・防止する方策案として、悪質な違反行為への直接刑事罰など対策強化を盛り込んだ「中間とりまとめ案」を公表し、15日、一般意見の募集を開始した。
 携帯電話などへ受信者の同意を得ずに一方的に送信される広告・宣伝目的の電子メールについては、2002年7月に「特定電子メール法」を施行、一定の抑制効果をあげている。だが、最近はさらに送信の巧妙化、悪質化が進行し、次の手を打つ必要が生じた。
 迷惑メール対策としては、
1)政府による効果的な法執行
2)電気通信事業者による自主規制
3)技術的解決策
4)利用者啓発
5)国際協調
の5つの観点を導入。このうち「中間とりまとめ案」では1)と2)の一部を検討した。
 まず、1)に関して、「特定電子メール」の適用範囲を見直し、最近被害が急増しているSMS(ショートメッセージサービス)や事業者用メールアドレスも「特定電子メール法」の対象に追加することを求めた。
 また、現在禁止されている架空アドレスあてのメール送信は、メールアドレスの自動生成ソフト使用と広告宣伝目的、の2件を要件としているが、これら以外の送信形態についても事業者の設備に対する過大な負荷の防止を理由に、禁止の範囲を拡大することを求めている。
 さらに、悪質な違反行為に関しては取り締まりを強化。総務大臣の措置命令や事業者による自主的対処と併せて送信者に直接刑事罰を科することを求めている。

2004年11月16日


PCとデジタル家電の接続性向上 業界横断組織「DLNA」の活動本格化

 販売店は、いよいよ年末商戦入りで週末にはデジタル家電・PC・携帯電話などの情報製品コーナも賑わった。テレビ、DVD録画などAV強化のPC秋・冬モデルはノートPCでもテレビチューナ付きが人気の決め手。PC側では「商品企画のライバルはAV機器」という声も聞かれる一方で、デシタル家電との接続性向上を目指した業界横断組織DLNAの本格活動が始まり、より便利なデジタルホーム環境を実現する製品も出始めた。
 年末商戦向けPCの企画は、各社ともデジタルAV機能の強化がベース。富士通はパソコンだからできる利便性をアピール。NECはリモコン機能など使い勝手の追求も主要テーマに、それぞれAV機器との差別化を図る機能・性能を加えた新製品補を市場投入している。
 両社は業界横断組織でコンピュータ・家電・通信機器の相互接続を推進するDLNA(デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス)の主メンバー。先頃開催されたコンピュータ関連の展示会で互いの新製品を連動したシステムを出展、家庭内のデジタルAVコンテンツ接続性完備をアピールした。
 PCはもともとIBMが提案した規格に基づいて作られた製品で、フロッピードライブやプリンタなどの周辺機器も、USBやLANなどの接続規格も整備されており、従来から他メーカの製品とも互換性が高い。
 今回の展示は「PC同士の接続というよりもデジタルAV機器として、家庭内の他の電子機器と簡単につながる環境ができたことを象徴するもの」と富士通。
 NECは、今の個人向けPCは「家電との競合製品」と位置づけており、新規格や64ビットCPUを利用した進化段階を迎えており「最終的には家電との共存を目指したDLNA製品になる」と表明している。
 DLNAは昨年ソニーなどエレクトロニクス関連17社が中心となって発足した組織で、家電・部品・携帯機器・PC・研究開発・半導体・通信などの業界から200社が加盟している。
 具体的な活動は、それぞれの業界で標準規格になっている接続方式を認証して、加盟各社の製品に設計段階から組み込むことを行い、各機器の接続性を高めることを目的としている。
 現在、映像・画像メディアフォーマット、コンテンツの認証・管理、ネット上の機器設定・検索、コンテンツのストリーミング、IP、無線・有線の通信環境などの規格を選び、導入機器同士の検証などの活動も始めた。
 家庭内でDVDを楽しんだり、光ケーブルの普及で急激に市場が拡大する映像配信(ストリーミング)を利用する際に「機器を選んだりつなぎなおしたりせずに、あらゆる情報を意識せずに利用できる環境がDLNAの最終ゴール」と同アライアンスメンバーは説明する。

2004年11月16日


アイコム 法人向け携帯型ワイヤレスIP電話機

 アイコムは携帯型のワイヤレスIP電話「VP-43」を開発し、12月中旬から法人向けに販売を開始する。
 IP電話システム内の携帯型ワイヤレス子機として外線/内線通話に対応できる。予想実勢価格3万円前後。同社のワイヤレスブロードバンドルータSR-5200VoIPと、今回のVP-43を導入することで、ワイヤレスで18系統のIP電話通話を実現できる。一般電話回線で発信することも可能。
 SR-5200VoIPの簡易中継サーバ機能により、通常必要なサーバなどが不要なため、導入コストを軽減できる。無線LAN規格IEEE802.11b(2.4GHz/11Mbps)に準拠。音声通話を秘匿する暗号化セキュリティWEPに対応。

2004年11月17日


香港で「3Gワールドコングレス」

 モバイル技術のイベント「3Gワールドコングレス」が16日、香港のコンベンションセンターで開幕した。モバイル分野のイベントとしてはアジア最大の規模。世界各国から150社が集まり、3Gに関する新製品や新技術をアピールしている。
 主要トピックは中国でのモバイル開発の傾向から、CDMA2000,、W-CDMA、TD-SCDMAなどの3Gワイヤレス技術のほか、携帯電話でトランシーバのように複数での会話が可能な「プッシュ・ツー・トーク(PTT)」技術まで幅広い。特に中国の3G方式であるTD-SCDMAの動向に注目が集まり、先週末には仏アルカテルが中国の大唐移動に資本参加してTD-SCDMA方式対応システムの共同開発を発表したばかり。
 主催者であるインターナショナルリサーチ研究所(IIR)のアジア担当マネジングディレクタ、ダニエル・カーウィン氏は「今回のイベントは理想的なタイミングで開催されたばかり。3G技術の背後に中国はじめモバイル業界のさまざまな発展が著しくなっている」とコメントした。
 日本からは京セラ、NECが出展。

2004年11月17日


アイコム05年3月期中間 2.5%増収、経常利益47%増

 アイコムの2005年3月期中間連結決算は売上高前年同期比2.5%増の129億9,400万円、営業利益同4.9%増の17億2,100万円、経常利益同46.7%増の20億700万円、中間純利益同55.7%増の12億9,300万円の増収増益となった。
 主力のアマチュア用無線通信機器は最上位機種やデジタル無線D-STAR対応デジタル無線通信機器の発売などで、国内売上は伸びたが、北米市場がハリケーンの影響でマイアミのディーラ販売が落ち込んだほか、大手量販店の支払い能力の不安から、出荷を見送ったことなどで売上が低迷した。
 陸上業務用無線通信機器は、国内市場では簡易無線機が東京消防庁に採用されたほか、特定小電力無線機の販売経路をホームセンターなどに拡大したことなどで売上が伸びた。海上用無線通信機器は、中国向け専用モデルの投入や販売経路の拡充などで中国市場での売上を拡大。北米市場も好調に推移した。これらにより無線機事業で今中間期売上高は前年同期比5.7%増の119億8,900万円、営業利益同0.1%減の17億3,500万円となった。
 一方、コンピュータ事業は前期に引き続き収益性の低いパソコン部品の卸売り販売を縮小し、高付加価値の業務用無線LAN機器やビル間通信ユニットの販売を強化。監視カメラシステム、無線LANによる地域イントラネットの構築などにも力を入れ、営業損失を大幅に改善した。同事業の今中間期売上高は前年同期比24.6%減の10億500万円、営業損失は1,400万円の赤字に縮小した。

2004年11月17日


秋田民放局 06年6月から順次地上デジタル放送開始

 秋田県の民放3局は、地上デジタル放送開始時期を明らかにした。2006年6月に秋田放送、同10月に秋田テレビ、秋田朝日放送と、順次開始する予定。

2004年11月17日


米アップル 東証へ上場廃止を申請

 米アップコンピュータは17日、東京証券取引所に株式の上場廃止を申請した、と発表した。東証での売買高が極めて少なく、上場費用に見合わないことや証券市場のグローバル化で複数の市場に上場する必要性が薄れたことが主な理由。
 アップル株の取引は米ナスダック市場が中心で、東証のほかドイツのフランクフルト証券取引所にも上場している。

2004年11月18日


7-9月の世界PDA出荷台数 WinCE機が初のトップ

 米ガートナーが発表した今年7-9月期(第3四半期)の世界のPDA出荷台数は、前年同期比13.6%増の285万8807台。長らくPDA要のOSのトップブランドとして君臨してきた「パームOS」搭載端末の出荷数が激減して縮小。代わりにマイクロソフトの「ウインドウズCE」搭載機が伸長し、初めてトップの座に着いた。
 OS別端末出荷数を見ると、パームOSは前年同期比28%減の85万台。ウインドウズCEは前年同期比32.6%増の137万6000台。3位はリサーチ・イン・モーション(RIM)で、前年同期比356.5%増の56万5000台を記録した。
 ガートナーの主席アナリストは「パームOS搭載端末の落ち込みは予想していたが、これほどとは思わなかった。パームは現在、スマートフォンに事業資源の大半を移している。パームワンのPDA出荷数の減少は2005年に入って顕著となるだろう」と述べた。
 ベンダー別シェアを見ると、トップは前年同期比13.3%減と落ち込んだものの、依然としてパームワンが死守。2位は前年同期比19.6%増のヒューレット・パッカード、3位は前年同期比356.5%増のRIM、4位には同37.4%増のデルが入った。

2004年11月18日


ジョーシンピットワンアウトレット所沢店 13日開店

 上新電機は13日、ジョーシンピットワンアウトレット所沢店(埼玉県所沢市宮本町2-22-34)をオープンした。ジョーシンところざわ店を新業態の家電とパソコンのアウトレットショップにリニューアルしたもので、全国6店目となる。
 売場は564平方メートルで、駐車場は60台分を確保した。6人体制で運営。
 同店は独自の車内流通システムで集約し高城在庫品・旧型新品在庫、店頭展示品を中心に、雑貨や一部新商品も扱う。コストカットを測るため商品説明や放送は行わず、低価格化を実現した。

2004年11月18日


AV市場10月国内出荷 DVD前年比2.3倍、液晶TV前年比2.1倍

 10月の国内AV市場は薄型テレビ、DVDレコーダが引き続き好調に推移し、電子情報技術産業協会(JEITA)が18日に発表した国内出荷金額によると、前年比8.4%増の1,891億円で11ヶ月連続のプラスとなった。
 特に、DVDレコーダの81%を占めるHDD内蔵型は人気が高く、前年比196.8%増とほぼ3倍となっている。
 薄型テレビは、プラズマが前年比21%増の3万1000台、液晶(10型以上)は同112%増の24万5000台と引き続き高い伸びを示した。

2004年11月19日


総務省 マスコミの株式所有で全民放に点検要請

 総務省は17日、国内のすべての民間テレビ局とラジオ局に対して、第三者名義や、省令で定められた制限を超えたマスメディアにより株式の保有がないかどうか、点検するよう求めると発表した。
 週内にも各放送局に要請し、1ヶ月以内に文書で回答を求める。調査結果を年明けにも公表し、省令に違反している放送局には是正を指導する。
 電波法上の総務省令では、表現の多様性を確保するため、マスメディアによる放送局の株主議決権を制限しており「マスメディアの集中排除原則」と呼ばれる。
 総務省によると、
1)一つの放送局の議決権を10%を上回って持つ新聞社は、同一地域において別の放送局の議決権を10%超保有できない
2)新聞社は全国で2社以上の放送局について、20%以上の議決権を持つことはできない
 テレビなど放送局が別の放送局の議決権を保有する場合は、別の放送局の議決権を同一地域では10%超、他の地域では20%以上、1社分も持つことはできない。
 総務省は全国の約520の放送局に点検を要請するが、新聞社には監督権限がないため、直接、指導することができない。

2004年11月19日


KDDI 固定IP直収サービス「メタルプラス」値下げ

 KDDIは18日、05年2月1日から提供開始する固定IP著句集サービス「KDDIメタルプラス」に関して、9月に発表し「メタルプラス電話」のサービス料金の引き下げを発表した。
 新たな通話料金は、家庭用で改定前に市内通話3分8円、県内市外同15円と設定していた区分を撤廃し、県内一律3分8円とした。また、携帯電話あての通話でau以外のサービスとの接続を1分18円から1分17.5円に引き下げた。

2004年11月19日


マイクロソフト ホットメールのドメインを変更

 マイクロソフトは19日から、提供中の無料Webメールサービス「MSN_Hotmail」のドメインを、「hotmail.co.jp」に変更した。従来のドメインを使用している場合の切替はないが、新規でアカウントを取得する場合はすべて適用する。
 新ドメインは、利用者からの自由なアドレス取得希望に答えたもの。従来のドメインは世界共通ドメインとして1億8000万件の利用があったが、国内ドメインとすることで希望アカウントを取りやすくする。さらに国内提供となることで、日本語以外の迷惑メールの現象も見込む。

2004年11月19日


コジマ NEW池上店、20日オープン

 コジマは、「NEW池上店」(大田区池上3-2-1)を20日にオープンする。
 国道1号線(第二京浜)沿いに立地し、延べ床面積5961平方メートル、売場面積1820平方メートルの中型店舗。50人体制で運営される。駐車場は76台分を確保。

2004年11月19日


家電量販店2004年度中間決算


売上高 経常利益
ヤマダ電機 509,701(15.4%)17,847(44.1%)
コジマ 244,790(3.5%)2,919(172.0%)
エディオン 215,553(0.5%) 4,599(-8.8%)
ベスト電器 177,468(0.3%) 1,353(-52.2%)
ギガスケーズデンキ 151,509(48.0%) 3,798(45.3%)
上新電機 123,268(4.4%) 1,009(1.2%)
デンコードー 53,511(1.9%) 1,140(6.4%)
ソフマップ 53.198(-8.0%) -457(−)
ノジマ  48,854(2.8%) 1,127(40.0%)
ミスターマックス 45,628(-3.9%) 745(70.4%)
マキヤ   33,120 662(−)
セキド   22,037(-1.8%) -187(−)
真電    5,516(4.7%) -7(−)
[単位:100万円]
2004年11月20日

スタンダード 防水・防塵を強化した新簡易無線用トランシーバ

 スタンダードは防水・防塵設計を強化した新簡易無線(小エリア無線通信システム)用トランシーバ「VX-212U」(バーテックススタンダード製造)を今月下旬に発売する。
 新簡易無線は、利用者に免許や資格が必要ない業務無線で、送信出力1Wと近距離間通信では必要十分な到達エリアが確保できる。
 新製品は屋外での利用に耐える耐天候性と環境性を強化し、IEC国際規格のIP57(防水)・IP55(防塵)をパスしたボディと「最も使いやすい無線機にランクされる」(同社)という操作性に重点を置いた設計が特徴となっている。
 本体ボディは水深1mに30分放置できるJIS保護等級7防浸形相当をクリア。電源は大容量充電池で最長25時間の連続使用ができる(送信5・受信5・待ち受け90で測定)。
 非常事態にワンタッチ最大音量でアラームを鳴らす緊急ボタンも用意されており、高密閉度を保ちながらクリアな通信音再生も特徴。
 大きさ97×56×34mm、重さ270g。使用温度範囲は零下10℃から50℃。

2004年11月22日


サクサ ビジネスホン、IP電話サービス、ルータ機能を1台に凝縮した「アクティス」

 田村大興ホールディングスの中核事業会社サクサは18日、A4サイズで厚さ47mmの薄型でコンパクトな主装置にビジネスホン、IP電話サービス、ルータ機能をオールインワン実装した電話システム「Actys(アクティス)」を開発し、サクサビジネスシステムを通じて来月6日から発売すると発表した、
 価格はINSネット64 1回線収容、多機能電話機LD500 2台のシステム構成で219,450円から。
 「アクティス」は、小規模オフィスには欠かせない留守番電話機能、転送機能などビジネスホン基本機能に、IP電話サービス、ルータ機能を1台で実現したシステム。IP電話回線最大2回線、INSネット64最大1回線(アナログ回線の場合は最大2回線)、多機能電話機を5台まで収容可能。
 IP電話へのアクセス機能に加え、IP電話回線、非IP電話対応機への発信には従来の電話回線を自動選択する。IP電話サービスは、フュージョンIPホンに対応。

2004年11月22日


小学校のホームページ大賞 千葉・大森小が連続優勝

 全日本小学校ホームページ大賞の運営組織であるJ-KIDS大賞実行委員会は20日、優勝校に千葉県印西市立大森小を2年連続で選んだ。準優勝は山形県北杜市立増富小と熊本県相良村立相楽南小の2校。同日都内で表彰式を行った。
 同実行委員会は大森小のホームページについて「ほしい情報に簡単にアクセスできるよう構成が工夫され、完成度が群を抜いている」などと評価した。

2004年11月23日


米マイクロソフト 米空軍から6年契約受注

 米マイクロソフトは、米空軍からソフトウェア製品と、メンテナンスやアップグレードなどのサポートサービスを提供する6年契約を受注した。また米デルも空軍から「ウインドウズ」搭載のデスクトップPC52万5000台を受注。両社と空軍との契約額は、総額で5億ドルを上回ると見られている。
 今回の契約は「ワン・エアフォース、ワン・ネットワーク」という購入プロセスの簡素化を図る空軍のイニシアチブの一環として行われた。
 マイクロソフトの連邦政府担当カート・コルカン所長は、今回の合意で、組織全般の厳重なサイバーセキュリティに対する需要に対応するとともに、タイムリーなソフトウェア更新と、全体でのコンフィギュレーション管理を提供すると述べた。

2004年11月23日


パシフィックネット 広島に新店舗/ヨドバシカメラと中古PC買取で提携

 企業・官庁・教育関連のリース終了製品の引き取り、データ消去、再生、販売、廃棄処分を手がけているOA機器の回収・再生販売大手のパシフィックネットは27日、広島に新店舗を開店し、既設の札幌・仙台・秋葉原・名古屋・大阪・福岡とあわせて7回収拠点・7店舗体制となった。
 また、ヨドバシカメラと提携し、新宿西口、町田、札幌、梅田、福岡5店舗での中古PC買い取りサービスを今月1日から開始しており「順調な滑り出しで商材不足の中古ビジネスに弾みがつく。今後は他の店舗にも拠点を増やしていきたい」と意欲的。
 中古PCは2000年問題時期に購入された製品がようやく交換時期に入ったものの、一人複数台所有傾向もあり「個人だけでなく、企業導入も始まっており、絶えず弾不足」というのがパシフィックネット側の現状。
 同社はサーバやラック、電源など大型物件の引き取りも手がけていることから、今後はデジタル家電にも手を広げ「自動車の中古市場のような電気関連製品のサプライチェーンを構築していきたい」としている。

2004年11月23日


ナナオ アームとデスククランパー装備した液晶モニタ

 ナナオは、EIZOダイレクト販売専用モデルとして、専用アームとデスククランパーを装備した12.1型液晶マルチモニタ「EIZO FlexView121AH-D」を発売した。
 すでに発売している「FlexView_121A」が持っている画質や機能面での高いクォリティ技術を維持しつつ、専用アームとデスククランパーを装備したことで、使いやすさが向上している。
 液晶はXGA(1024×768)対応パネルを採用し、輝度300カンデラ/平方メートル、コントラスト比は500対1とハイコントラスト仕様。さらにモニター正面に埋め込まれたディマーセンサにより周囲の明るさを感知し、自動的に画面の明るさを調整する「リニア自動兆候機能」を搭載。
 また、テレビチューナやビデオなどの各種入出力をインターフェイスユニットに集約するなど、ケーブルマネジメントにも優れている。

2004年11月24日


オリンパス ICレコーダ「Voice-Trek DS-20」

 オリンパスイメージングは、ビジネスシーンに最適な高音質ICレコーダの新製品を発売した。
 新製品は、高音質ステレオマイク内蔵で、2種類のかステレオ録音モードを含む5種類の録音モードの切替や、充電クレードルを使った本体内充電、パソコン接続も簡単に行える128MBメモリ搭載のICレコーダ「Voice-Trek DS-20」(オープン価格)。11月12日から発売している。
 新製品は「Voice-trek DS-10」の後継モデルで、「基本機能をしっかり押さえたうえで、より使いやすく、より高性能に」をコンセプトに開発・シンプルでプレーンな操作性を考慮したボタンレイアウトを採用。会議、講演、商談、インタビューなどのあらゆるビジネスシーンに便利。

2004年11月24日


ソニー 「サイバーショット」冬限定色

 ソニーマーケティングは、アクセサリ感覚で持ち歩くことができ、美しい曲線と、こだわりの仕上げから生まれるスタイリッシュなデザインの”サイバーショット”「DSC-L1」に冬の限定カラーモデル”スノーホワイト!”を12月3日に発売する。
 ”スノーホワイト”は、奥行き感を出すために、ベースコートでホワイトを搭載した上で、トップコートでパールクリアを塗る「2コートパール塗装」を施し、つややかな透明感のある美しいデザインに仕上げている。
 DSC-L1は、有効410万画素CCD、光学3倍ズームのカールツァイス「バリオ・テッサー」レンズを搭載。

2004年11月25日


日本AMD 薄型軽量ノートPC向けプロセッサ

 日本AMDは24日、薄型軽量ノートパソコン向けに「モバイルAMD SemPronプロセッサ3000+」を発表した。現在出荷中で、価格は14,740円(1000個ロット時)。
 新製品は、WindowsXP ServicePack2との組み合わせで有効となる拡張ウイルス防止機能を備えている。また、先進のパワーマネジメントテクノロジであるPower Now!によりシステムのバッテリ駆動時間を延長する。さらに無線LAN802.11a/b/gを含むワイヤレスソリューションに対応している。

2004年11月25日


バッファロー DVDスーパーマルチドライブを内蔵用/外付け用2モデル

 バッファローは、DVD全規格に加え、CD-R/RWの読み込み・書き込みに対応した、DVDスーパーマルチドライブ「DVSM-DH516シリーズ」、内蔵ファイルベイ用DVSM-DH516FB(18,900円)を11月下旬、USB2.0対応外付けモデルDVSM-DH516U2(23,200円)を12月上旬発売する。
 DVD±R書き込みはP-CAV方式を採用し最大16倍速まで高速化。DVD-Rは1枚5分19秒、DVD+Rは5分30秒まで書き込み時間を短縮。
 片面二層DVD+Rも最大4倍速書き込みに対応。DVD-RWは最大6倍速、DVD+RWは最大8倍速の書き換えに対応する。

2004年11月25日


次世代大容量光ディスクドライブ 来年はPC搭載が実現

 個人向けPCのAV機能強化が進み、来年は青紫レーザ仕様の次世代大容量光ディスクドライブ搭載が実現しそうだ。「ブルーレイディスク(BD)」「HD DVD」の2規格がしのぎを削る中で、年間1億台を超える光ドライブ搭載製品を出荷するPC各社の動向が注目される。
 DVD5種類の記録フォーマットに対応したスーパーマルチドライブを積極的に搭載し、実質的な規格統合推進に大きな役割を果たしたのはPC。話題の次世代大容量ディスクでも普及の鍵を握る。
 光ドライブ装置自体がPC用周辺機器としても開発された経緯や、新技術の取り込みが早く規格陣営へのこだわりが少ない背景を持つPC業界。各社の取り組みや方針を聞いた。
 HD DVD陣営の東芝はいち早くPCへの導入を宣言。「発売は05年の秋冬モデルのノートPCにHD DVD再生型を搭載、06年には記録・再生型を組み込む」と具体的な計画を明らかにした。
 NECは来年度中に再生・記録型HD_DVD搭載のデスクトップ型の発売をめざしている。
 日立は時期未定だがBD(ブルーレイディスク)再生・記録型内蔵のデスクトップを計画、「BD搭載機発売に向けPC自体のAV機能強化をさらに図る」という。
 シャープは05年中にBD再生専用と再生・記録型ドライブ搭載製品を計画。時期は「ドライブ価格やソフトメディアの状況を見ながら判断したい」とする。
 日本HPは「BD搭載製品の投入については未定」と回答。日本IBMは「検討中」、ソニーは「未定」、富士通、デル、アップルは発表段階ではないとしている。

2004年11月25日


イーアクセス 17.GHz帯次世代モバイル通信にW-CDMA採用

 イーアクセスは24日、同社が事業参入に名乗りを上げているFDD方式を用いた1.7GHz帯の次世代モバイル通信に関して、W-CDMA方式を採用することに決定したと発表した。

2004年11月25日


秋葉原電気街振興会 再開発で”産業観光”効果期待

 秋葉原電気街振興会の小野会長(オノデン社長)と佐藤・サトームセン社長、石丸・石丸電気社長、鈴木・九十九電機社長の三副会長は25日、記者会見を行い、電気街振興会の活動状況、年末商戦見通しなど要旨次の通り語った。
 秋葉原駅周辺の再開発に伴い電器街自体が新しい技術の実証フィールドとなり”産業観光”の効果をもたらすように期待している。秋葉原電器街オリジナル商品√aシリーズは来年春に一人暮らしの人向けの白モノ家電を準備中。PC・情報関連も今秋出したPCの第一弾の状況を見極めて第二弾を企画したい。
 (ヨドバシカメラの参入についてはどうかの質問に対して)秋葉原電器街はこれまでも互いに協調氏、かつ競争しながら発展してきた。ヨドバシさんだけが競争相手ではない。それよりも新しいビルに入る人、新しい訪れる人たちをお客さんとして対応していきたい。

2004年11月26日


デジタル一眼レフカメラ普及拡大 今年250万台規模

 レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの普及が拡大している。国内ではデジタルカメラの普及率が50%を超えたことで、コンパクト機は販売台数がやや頭打ち。メーカ、販売店は、高付加価値モデルを強化し、その一つの切り口としてデジタル一眼レフに注目する。年末商戦に向けプロから一般向けまで多くの新商品が出揃い、デジタル一眼レフ市場の確立とともにデジタルカメラ市場全体の底上げにつながると期待が高まっている。
 レンズ交換式デジタル一眼レフの出荷(国内、輸出)は昨年は85万台(カメラ映像機器工業会統計)だった。
 今年は参入メーカの増加により230万-250万台程度の市場規模になると各メーカは予測している。

2004年11月26日


神奈川・兵庫の3放送局に地上デジタル本免許

 総務省は26日、が永和犬のテレビ神奈川と兵庫県のNHK神戸、サンテレビジョンへ地上デジタル放送の本免許を交付した。3局では12月1日から各県域での地上デジタル放送を開始する。

2004年11月27日


海賊版ソフトの販売目立つ 四谷署、運搬役の男性ら検挙

 秋葉原電器街をはじめ、新宿、渋谷、池袋駅周辺の盛り場に露店を出し、違法コピーした海賊版ソフト販売の姿が目立つ。
 23日、警視庁四谷署は、新宿駅周辺で海賊版業者の手入れを行い、路上で客に販売交渉をしていた男性と、近辺の喫茶店に潜み保管している複製CDを販売員からの連絡を受けて物を届ける役割をしていた男性らを検挙した。
 海賊版ソフトの鑑定業務で協力したコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)では、秋葉原では中国人学生を使った違法行為が続いているが、他の地区は日本人による組織的なものと判断している。
 いずれも正価の数分の一から二十分の一という法外な価格で販売されており、関係者の話を総合すると、犯罪組織の新たな資金源になっているとの見方が強い。

2004年11月27日


直収電話サービスでツバ競り合い 平成電電が先制

 NTTの電話局舎内に自前の電話交換機を設置して、NTTの空き回線を安く借りて格安の電話サービスを提供する「直収電話」サービスでNTTと新電電、新電電企業相互間のツバ競り合いが始まった。攻勢に出たは先行する平成電電。12月1日から、NTTの固定電話の施設設置負担金(電話加入権)を最高36,000円で買い取り、NTTから同社直収電話サービス「CHOKKA(チョッカ)」への切替を促す「電話加入権買い取りキャンペーン」を開始する。同時に日本テレコムが同日から開始予定の「おとくライン」のサービス差し止めを求めて、19日に東京地裁に訴状を提出する。
 平成電電の佐藤社長は「弊社の直収電話サービス利用者の90%以上がNTTユーザからの移行で、ユーザの持つ財産的価値を限定的にせよ確保したい。あわせて、社会から根強い反発を受けた施設設置負担金廃止に関する問題提起も行いたい」と語った。
 だが最大の眼目は、法人の資産計上に組み込まれ質権としても市中で通用しながら所有者にとって価値が失われつつある施設設置負担金を「営業経費」と割り切って買い取り、その資産価値の部分的補償をテコにNTT固定ユーザの切り崩しにかかる。
 同社は現在、マイラインと独自サービスで約100万件、直収電話サービス「チョッカ」で約4万件の加入者を持つが、キャンペーン効果も含めて05年3月末までに「チョッカ」の加入者を100万回線まで増やしたい考え。
 一方、同社はソフトバンク・グループの日本テレコムが12月からスタートを計画する直収電話サービス「おとくライン」の差し止めを求めて日本テレコムを提訴する。直週で真っ向から競合関係となる日本テレコムの出鼻をくじきたい考え。

2004年11月29日


シャープ クラス最軽量実現の「Mebius MURAMASA」

 シャープは29日、ノートPC「Mebius MURAMASA」の新製品、PC-MP40H(オープン価格)の12月3日からの発売開始を発表した。
 CD-R/RW&DVD-ROMドライブ内蔵で約1.26kg(厚さ約28.8-30.8mm)のクラス最軽量を実現。液晶画面は10.4型のピュアクリーン液晶を採用。「エンターテインメントモバイルノート」の位置づけ。リモコンとヘッドホンを付属。実売価格は20万円前後の見通し。
 OSのデータ実行防止機能に対応したトランスメタ製CPU「Efficeon TM8800 1.4GHz」を搭載し、未知のウイルス攻撃への対応を強化。マイクロソフトのオフィスパーソナルエディション2003SP1を搭載。省電力設定で約5時間の長時間駆動を実現。

2004年11月30日


パナソニック モバイル 25GHz帯無線伝送装置「メガビットエアー」

 パナソニック モバイルコミュニケーションズは29日、業界初の25GHz帯無線伝送装置「メガビットエアー」を2005年1月下旬から発売すると発表した。
 同製品は、新たに開放された準ミリ波帯小電力データ通信システム規格に適合するもので、25GHz帯を用いた簡易無線伝送装置。伝送速度は最大36Mbps、伝送距離は最大6kmを実現。
 通信専用帯域で開放された周波数帯域のため妨害電波や混信を受けにくく、降雨時などにも自動的に伝送モードを選択するので、安定した通信回線を確保できる。
 25GHz帯小電力データ通信システム規格は、モバイル環境で100Mbps超の伝送を可能とするために02年度に開放された周波数帯域。無線免許が不要、使用可能チャンネルは24ch、最大帯域幅60MHzなどの特徴がある。

2004年11月30日


東芝 「HD DVD」サポートでハリウッドの大手映画4社と合意

 東芝は29日、パラマウント・ピクチャーズ、ユニバーサルピクチャーズ、ワーナーブラザーズ、ニューラインシネマのハリウッド大手映画会社4社と次世代光ディスクの規格である「HD DVD」のサポートで合意に達したと発表した。
 次世代光ディスクの規格では、ROM規格で主導権を握るため、ハリウッドのコンテンツメーカの動向が注目されてきた。今回の支持表明で、ハリウッド大手7社の中ではディズニーを除き3社ずつが双方の規格を支持していることになる。

2004年11月30日


三菱 量子暗号通信システムのフィールド試験に成功

 三菱電機は29日、国内初の量子暗号通信システムのフィールド試験に成功し、世界最長の96kmの通信距離を達成した、と発表した。
 遠方2地点で動作可能な光同期通信機能(環境による時間揺らぎ補償機能)、駆動周波数を柔軟に調整するメカニズムを備えた新開発の電子制御装置を用いるなどして量子暗号通信の安定性、効率性を向上。暗号鍵配布にビットレート8.2bps(平均高指数0.1)量子暗号通信を採用し、その鍵を使って同社開発の現代暗号「MISTY」やNTTと共同開発した現代暗号「Camellia」などで文書などを暗号化して光ファイバで高速通信する二段階方式の通信システムを構築することで、スイスのジュネーブ大学が02年に行ったフィールド試験の67kmを29km上回ることができた。
 今回のフィールド試験は、独立行政法人情報通信研究機構の光ファイバ実験施設「JGN II光テストベッド」(京都府)を利用し、大阪・堂島のNTTテレパークとJGN IIを奈良・大安寺を経由して結んだ96kmの光通信網で行った。2年後の商用化を目指し、今後、光の粒(光子)を1個ずつ確実に発生させる光子検出器や光子を受信する光学装置などの精度を上げ、ビットレートを今回より1ケタ上げていく。

2004年11月30日



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