電波新聞拾い読み 2004年3月

ラオックス ASOBITCITYを4店舗に分散へ

 ラオックスは15日、秋葉原の総合エンターテイメントショップ「ASOBITCITY」を4月11日に閉店し、秋葉原4店舗に分散して移転すると発表した。入居しているビルがオーナー側の事情で売却されることに伴い新体制で臨むもの。
 分散移転先は現ザ・コンピュータMAC館に「ASOBITCITY1番館」(4月15日開店予定)、現HOBBY館に「同2番館」(開店日未定、HOBBY館は店名変更予定)、一時閉店していた旧ナカウラ6号館に「同3番館」(今年1月開店済み)、ザ・コンピュータ館地階の旧PC・DO shopに「同4番館」(開店日未定)。
 関連して、現ザ・コンピュータMAC館は4月4日に閉店してザ・コンピュータ館へ移転、ザ・コンピュータ館はさらにパソコンに関するすべての商品がワンストップショッピング可能な総合専門店に変身するという。

2004年3月16日


モバイル放送の衛星打ち上げ成功

 モバイル放送は13日、衛星MBSatの打ち上げと起動投入に成功したと発表した。
 同社では、同衛星を用いて、7月から、Sバンド(2.6GHz帯)による約40chの屋外、移動体向けマルチメディア・デジタル放送を開始する計画。

2004年3月16日


バッファロー AOSS標準対応の無線ブロードバンドルータ

 バッファローは、802.11g準拠による54Mbpsの高速性能を持ち、高セキュリティをAOSSで手軽に実現できる無線ブロードバンドルータ「WBR2-G54」(15,500円)を今月中旬発売する。
 同社は、パソコンはもとより、ネットワーク家電などもワンタッチで簡単に、セキュアな無線LAN接続を可能にする画期的な新技術AOSS(AirStation One-Touch Secure System)を開発し、既に実用化している。
 WBR2-G54はそのAOSSに標準対応。また背面にAOSS設定専用ボタンを搭載し、従来の対応製品よりさらに設定が簡単になった。

2004年3月16日


東芝の0.85型HDD 世界最小でギネス認定

 東芝が開発した0.85型HDDがギネス社により「世界最小のHDD」として認定され、今年9月に英国で発行予定の2005年版「ギネス世界記録」に掲載されることになった。
 同社の0.85型HDDは、寸法が縦32×横24×厚さ3-5mmで重さは10g以下と、従来の1.8型HDDの四分の一程度で、モバイル情報機器への搭載に適している。

2004年3月17日


エプソン 女性をターゲットとしたノンPCで使えるプリンタ

 セイコーエプソンは16日、ノンPCで「家庭で女性が簡単にフォトを楽しめる」をコンセプトにした新商品を発表した。価格はオープン。
 新製品は、キッチンやリビングに置けるコンパクトなプリンタ「カラリオ・ミー(E-100)」(4月23日発売)、テレビに接続して使うビデオデッキ型のダイレクトプリンタ「PM-D1000」(5月発売)、パソコンを介さずにスキャン/プリントなどができるフォトスキャナ「フォトPCファクトリF-3200」(夏頃発売)の3機種。
 カラリオ・ミーのターゲットユーザは女性で、特に子供がいる若いママが手軽にダイレクトプリントできる商品。リビングでテレビにつないで家族全員で写真を楽しむフォトプリンタ。PM-D1000はAV機器のデザインで、専用リモコンによりビデオの録画予約をするようにプリントが楽しめる。テレビラックに収まるデザインで、操作などはすべて前面で操作できる。しかも6色顔料「つよインク」によりキレイで長持ちできる。

2004年3月17日


EUが米マイクロソフトについて競争法違反決定へ

 欧州連合(EU)欧州委員会は15日、米マイクロソフトについて、ウインドウズの販売などでEU競争法に違反しているとの決定案を、加盟各国の競争政策当局者が満場一致で支持したと発表した。正式決定は24日の見通し。
 欧州委の決定案は、マイクロソフトが「メディアプレーヤ」とウインドウズを抱き合わせ販売しており、公正競争に反すると判断、メディアプレーヤをはずした商品も合わせて販売するよう求めている。今後も欧州委と同社との間でぎりぎりの和解交渉が続くと見られるが、決定を回避するのは難しそう。

2004年3月17日


KDDI CDMA1XWIN 2.4Mbps対応エリアを拡大

 KDDIと沖縄セルラーは、CDMA1XWINにおける最大2.4Mbps通信対応エリアを今年2月末には46都府県1046市区町村に拡大、さらに今月末までに27市区町村を追加する。これにより、最大2.4Mbps通信対応エリアの全国の人口カバー率は約77%となる。

2004年3月17日


ライブドア ターボリナックスを完全子会社化へ

 ライブドアは15日、株式交換によりターボリナックスを完全子会社にすることを決め、株式交換契約書を締結したと発表した。
 同社は、昨年8月からコンシューマデスクトップ用LinuxOSである「LindowsOS 4.0 日本語版」の日本市場における独占販売を行っている。
 ターボリナックスは、1995年から日本語対応LinuxOSの開発、提供を行っており、その製品はすでにサーバ/クライアント分野で高い評価を得ている。また、全社員の半数以上が開発・サポートエンジニアで高度な製品開発とサポートには定評がある。

2004年3月17日


2003年のビデオソフト売上 過去最高の3,506億円、DVD大幅増

 日本映像ソフト協会は17日、2003年ビデオソフト売り上げ実績を発表したが、DVDソフトの大幅増によって、前年比7.9%増の3,506億円と過去最高の売上を記録した。
 DVDソフトの売上は、31%増の2,578億円と、前年の伸び率を上回る伸び。ビデオソフト全売上のうちDVD比率は約74%と拡大した。ビデオカセットは、27%減の898億円。

2004年3月18日


米マイクロソフト 各国政府などと協力、ソフトの現地語化を推進

 米マイクロソフトは16日、世界各国の政府や機関と協力して同社ソフトの世界各地での現地語化を推進するプロジェクト「ローカル・ランゲージ・プログラム」を発表した。同社独自の、IT先進国と途上国との、デジタルデバイド解消方策の一環。しかし、世界各国の政府がリナックス採用に動き「ウインドウズ離れ」をみせている折り、なんとか同社のソフトをつなぎ止めようとする動きとも言えそう。

2004年3月18日


ISP各社 「ウェブログ」サービスを強化

 インターネット接続サービス事業(ISP)各社は、個人で簡単にウェブサイトを更新できる「ウェブログ」サービスを強化している。
 ウェブログとは「ブログ」とも呼ばれ、個人で情報を発信できる新しいタイプのウェブサイト。サイト構築などの特別な知識が無くても、誰にでも簡単に作成・更新できるのが特徴。
 日本での本格サービス開始は昨年から。ネットレイティングスの調査によると、ブログ国内最大手、はてなの利用者数は1月末で200万人を超えた。昨年末、ニフティやライブドアなどのISP各社がブログサービスへ参入し、ブログ市場は急拡大している。
 ISP各社は回線接続の付加価値サービスとして力を入れる。基本的に、接続会員向けには無料で提供。ブログの日記機能などは継続性があるので、自社サービス利用を安定化させ、他社接続サービスへの乗り換えを抑える狙いもある。
 ニフティは、米シックス・アパート社と提携し、昨年12月ウェブログサービスを開始しており、大手ISPで先行した。ブログの登録件数は2万件を超え、順調に利用者を増やしている。従来から提供している無料のベーシックプランに、写真を一覧表示できる「ココログプラス」(月額450円)と、複数人でサイトを管理できる「ココログプロ」(月額950円)の高機能版を、16日追加した。
 今年2月に社名変更したAOLジャパンも16日、新規参入を発表。AOL会員は一人で最大7つのブログを開設でき、また、7人で一つのブログを共同編集できる。
 BIGLOBEも22日からブログサービスを開始する。ニフティと異なり、自社で開発したシステムを用いる。

2004年3月18日


松下電器 1GBのSDメモリーカード

 松下電器は18日、1GB容量のSDメモリーカードRP-SD01GJ1A(オープン価格)を4月20日から発売すると発表した。実売予想価格は5万円前後。
 新製品は、同社独自の高密度実装技術を活用して、1Gビットのフラッシュメモリを8枚実装することにより1GBを実現した。
 300万画素のファイモードで約700枚、500万画素のファインモードで約390枚の記録が可能。

2004年3月19日


バッファロー 256MビットDRAMを擬似的に128Mビット2個として動作させる増設メモリ

 バッファローは、パソコンの対応DRAMを自動判別し、256MビットDRAMを擬似的に128MビットDRAM2個として動作させる新技術「Virtual Bank Memory Tcehnology」を搭載した増設メモリ、VB133-128M(5,800円)とVB133-256M(9,980円)を今月下旬発売する。
 PC100/133パソコンの約60%以上は、チップセットなどの仕様上、256MビットDRAMが動作せず、増設メモリは128ビットDRAM搭載メモリに限られている。
 同社は、旧世代仕様メモリの安定供給のために、新技術を開発し、新製品に初めて採用した。
 256MビットDRAM採用のSDRAMメモリとしては互換性に優れ、約25%の低価格化を実現。既存のパソコンを安価にスペックアップできる。

2004年3月19日


中部特機産業 遠隔操作でカメラ付き携帯から画像を自動送信「ロボ携帯」

 中部特機産業は、カメラ付き携帯電話の充電部に差し込むだけで、遠隔操作で画像を自動送信する「ロボ携帯」(12,800円)を20日から発売する。
 ロボ携帯をカメラ付き携帯電話に接続し、撮影したい場所に設置。固定電話やPHSを含む別の電話からダイヤルとすると「ロボ携帯」接続端末が写真撮影を始め、登録されたメールアドレスへ画像をメール送信する。音声モードに変更すれば、リアルタイムで端末周辺の音声確認ができる。
 本体サイズは縦69×横39mm、重さ約25g。充電は、端末を接続したまま本体と同時に行える。
 対応するカメラ付き携帯は、ドコモのNシリーズおよびPシリーズの11機種。

2004年3月19日


警察庁調査 ウイルス感染復旧の平均費用16万円

 警察庁が昨年1年間にコンピュータウイルスの感染被害にあった企業や行政、教育機関に復旧にかかった費用を聞いたところ、回答した220団体の平均額は161,000円で、最高は694万円だった。

2004年3月19日


日本AMD 64ビットCPU「Athlon 64 FX-53」

 日本AMDは19日、ハイエンドPCユーザ向けにさらに進んだコンピューティング体験と高性能を提供する64ビットCPU「AMD Athlon 64 FX-53プロセッサ」を発表した。価格は84,295円(1000個ロット時)。
 このプロセッサは、ゲーマーやハイエンドPCユーザなどを対象に設計されもので、高い処理能力が要求される32ビットアプリケーションを最高の性能で実行し、64ビットアプリケーションにも対応する。また、強化されたウイルス保護セキュリティ技術によりセキュリティが強化されている。このセキュリティ技術とまもなく登場するWindowsXP SP2で提供されるマイクロソフトのData Execution Prevention(データ実行保護)は、特定のウイルスについて、ウイルスの複製と他のシステムへの拡散を防ぐことで、より安全なコンピューティング環境を提供する。

2004年3月20日


インターコム 削除・消失データを簡単に復元「Superファイル復活」

 インターコムは、誤って削除してしまったファイルや消失ファイルを簡単に元のデータに復活できる復元ツール「Superファイル復活」を4月2日から販売開始する。価格はパッケージ版10,000円、ダウンロード版7,500円。
 新製品は、パソコンを操作中にうっかりファイルを削除してしまったり「ゴミ箱」を空にしてしまった、大切なデジカメや仕事のデータを壊してしまった、パソコンがクラッシュしてデータが消失してしまった等の場合に、消失したファイルを簡単に元のデータに戻すことができる。
 パソコンのハードディスクやデジカメ内はもとより、フロッピーディスク、スマートメディアやメモリースティックなどのリムーバブルメディアまで、即座に復活させることも可能。
 最大の特徴は、一太郎、Word、ExcelなどのビジネスソフトやBMP、JPEG、GIFなどの画像ファイル、メールやZIP、LZHなどの圧縮ファイルなど、30種に及ぶウインドウズ標準ファイルタイプのプレビューができ、紛失したファイルの内容を確認してから復活操作を可能にする。

2004年3月20日


欧米のモバイル通信機4社 PoC技術の相互接続試験

 欧米の有力モバイル通信機メーカ4社が米国市場を中心に注目が集まっている携帯電話をトランシーバのように利用できる通信方式であるプッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー(PoC)技術の相互接続試験を実施することで合意した。
 共同実験に参加するのは米モトローラ、スウェーデンのエリクソン、合弁のソニー・エリクソン、独シーメンスの4社。携帯電話事業者が異なるメーカ製のシステムを円滑かつ迅速に統合して、加入者へのPoC機能の商用提供へ早期に移れるよう、その必須条件となるシステム同士の互換性を確保するのが、実験の目的。PoCサービスを実際に利用する加入者にとっても、シンプルでシームレスなサービス利用環境が整うことになり、4社による実験がもたらすメリットは多い。

▽PoC技術
 1対1またはグループ間での迅速な通信手段として、携帯電話をトランシーバのように利用できる通信方式。
 ダイヤルを回す代わりにボタンを押すだけで簡単に「仲間リスト」にアクセスしたり、連絡したい相手を選ぶことができる。またグループ間では、仲間の全員が電話会議のように発信者からのメッセージを同時に聞くことができる。個々の受信者にショートメッセージングサービスを送ったり、電話する代わりにボタンを押すだけで、登録されている仲間に直接送信されるという利点がある。
 本格利用までには、技術仕様の確立や機種間の相互接続試験の実施などが必要である。北米ではすでに実施されているが、欧州やアジアでは、これからのサービスと期待されている。

2004年3月22日


アイコム LANポートに接続して無線化「無線LANユニット」

 アイコムは、パソコンの有線LANポートに接続すればワイヤレス通信を実現できる無線LANユニット「SE-50」(オープン価格)を3月31日に発売する。
 IEEE802.11a/b/g、SuperA/Gに対応し、54Mbps無線伝送を実現できる。対応機器は、イーサネットインターフェイスを持つWindows、Macintosh、Linux搭載パソコンのほか、ネットワークプリンタ、IPカメラなど。接続するパソコンにドライバをセットアップする必要はない。
 米国政府の次世代標準暗号化方式OCB、AESセキュリティを採用。

2004年3月23日


BIGLOBE ウェブログサービス

 NECのインターネット接続サービス「BIGLOBE」は22日、個人で簡単にウェブサイトを作成できるウェブログサービス「ウェブリブログ」の提供開始を発表した。自社開発したシステムの強みを生かし、電子メールやホームページなど他のコミュニケーションサービスとの連携を強化し、相乗効果を図っていく。
 ブログサービスは特別な知識がなくても、簡単にウェブサイトを作成・更新できる点が特徴だが、「"30秒でできる記事投稿"を念頭に」開発を進め、さらなる「利用しやすさ」を追求したという。
 日記形式の「ウェブリブログ」だけでなく、最新情報を集める「ウェブリタイムズ」、写真を集める「ウェブリアルバム」も、同時にサービスを開始した。

2004年3月23日


ヨドバシカメラ アウトレット京急川崎、26日に改装オープン

 ヨドバシカメラは、ヨドバシアウトレット京急川崎(川崎市川崎区駅前本町21-2)をも3月26日にリニューアルオープンする。
 旧ヨドバシカメラマルチメディア京急川崎の店舗を一新して、家電アウトレット専門店としてオープンする。
 家電製品、オーディオ、PDP屋液晶テレビなどデジタル家電、パソコン周辺機器、デジタルカメラなど各店での展示商品や旧タイプの在庫商品をアウトレット価格で提供する。

2004年3月23日


アイコム デュアルワッチ/ICレコーダ機能搭載、携帯型広帯域レシーバ

 アイコムは、広帯域対応の携帯型レシーバ「IC-R20」(69,800円)30日から発売する。
 2つの異なるバンド、異なるモードで、同時受信を実現するデュアルワッチ機能や受信した音声を最長260分録音できる32MB ICレコーダを搭載した。
 約100ch/秒(VFOモード時)の超高速スキャンを搭載。0.15-3304.999MHzまでの広帯域をSSB/AM/FM/WFMモードでカバー。
 低消費電流設計、リチウムイオンバッテリの採用により、約11時間の連続受信を実現。

2004年3月24日


山口と北陸でアナ変受信対策センター開所式

 社団法人電波産業会は、山口地域と北陸地域における地上デジタル放送開始のためのアナログ周波数変更対策を開始するにあたり、29日に山口地域で、30日に北陸地域で、各受信対策センターの開所式を行う。

2004年3月24日


北海道総合通信局 GISと無線の防災通信ネットの実証実験

 北海道総合通信局は18日、災害時に自治体と防災機関などが被災の状況を迅速かつ正確に把握できるように、GIS(地理情報システム)と無線を用いた情報管理・共有の有用性を検証する実証実験を行った。
 実証実験は、札幌市内で震度6の地震が発生したという設定で行われた。仮想の対策本部を設け、情報を一元管理するGIS画面の地図上に災害情報を表示して公開した。
 災害情報は、屋外にいる調査員が、携帯電話やPDA、GPを搭載した車両を利用して伝送。送られた情報は、災害対策本部が統合してそれを画面に表示し、消防署や電力、ガス会社などと情報共有を図ることができる。
 地図上には、倒壊個所などの点の情報だけでなく、避難区域や停電個所など面の情報も表示でき、住民向けの表示をしてインターネットで公開することも可能。
 実験は、自立系の通信手段である防災行政無線が的確な情報伝達を確保し、携帯電話やブロードバンド系通信は補完的な位置づけであることを前提としている。

2004年3月24日


EU マイクロソフトに制裁金657億円

 欧州連合(EU)加盟国の競争政策当局者は22日、米マイクロソフトのパソコン用OS、ウインドウズの販売をめぐる紛争で、同社に4億9,700万ユーロ(約657億円)の制裁金を科すことで一致した。欧州委員会が24日に最終決定する。
 欧州委員会は、マイクロソフトが「メディアプレーヤ」とウインドウズを抱き合わせ販売しているのは公正競争に反すると判断。メディアプレーヤをはずした商品も合わせて販売するよう求めたが、両者の和解交渉は先週決裂した。

2004年3月24日


地上デジタルテレビ放送の携帯受信、05年度にも実現へ

 地上デジタルテレビ放送を携帯電話で受信できるサービスが05年度にも実現する見通しとなった。
 NHKと東京放送、日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京の在京民放テレビ5社は24日、地上デジタルテレビ放送における携帯受信端末向けサービスで使用する映像符号化技術として「AVC/H・264」を採用することを決定し、同方式の技術特許を一元管理している団体のMPEG LAと基本合意に達したと発表した。
 映像符号化技術の選定は、携帯による地上デジタル放送受信サービスを実現するための最大のハードルだった。結果は特許使用料問題で交渉が難航したMPEG4は採用せず、データ圧縮効率に優れた最新のAVC/H・264で決着した。
 今後、民間規格としてのARIB規格や受信端末の使用の策定、メーカの携帯型受信端末の開発、携帯通信事業者との調整などを進め、05年度中には携帯向け放送サービスを開始する。

2004年3月25日


NTTドコモ 6月からFOMAにパケット通信料月額定額制導入

 NTTドコモは24日、FOMA端末向けのパケット通信料について、6月1日から月額3,900円の定額制を導入すると発表した。
 名前は「パケ・ホーダイ」で、対象はFOMAの基本料金が月額6,700円以上の利用者。具体的に対象となるのは、基本料金プラン「FOMA67」「FOMAプラン100」「FOMAプラン150」の利用者。

2004年3月25日


東京電力に電力線利用の高速通信実験許可

 関東総合通信局は22日、東京電力に対し、実験用高速電力線搬送通信設備の申請を許可するとともに許可状を公布した。
 これは、電力線を利用してインターネットとの接続や室内ネットワーク構築などのデータ通信を行うためのもの。従来の設備ではノイズの発生により、他の無線通信に障害を与える恐れがあり、東京電力ではノイズ低減の可能な設備の開発と検証実験を行う。
 実験設備の設置場所は、横浜市鶴見区の東電技術開発センターと都内練馬区の東電社宅。使用周波数は2MHz-30MHz。実験期間は平成17年3月31日まで。

2004年3月25日


米マイクロソフトが反論 EU制裁金は不当

 米マイクロソフトの欧州担当弁護士は23日、ウインドウズの販売をめぐり、欧州連合が競争法違反として同社に巨額制裁金を科す見通しとなったことについて「前例が無く不当だ」と反論した。
 同弁護士は、理由として同社の販売行為がすでに米政府の規制を受けている点を挙げた。EUの規制に照らしても制裁金額が不当だと指摘した。
 欧州委員会は24日に同社に対する制裁を最終決定する。

2004年3月25日


バッファロー 簡単接続設定搭載の無線LAN Ethernet メディアコンバータ

 バッファローは、ワンタッチで簡単接続、セキュリティも自動設定するAOSS設定専用ボタンとLEDを搭載した、無線LAN Ethernet メディアコンバータ「WLI2-TX1-G54」(11,800円)を4月上旬発売する。
 地上デジタル放送対応テレビやネットワーク接続機能を搭載したハードディスク/DVDレコーダなどのデジタル家電、ネットワーク対応ゲーム機、ネットワーク対応プリンタ、さらには、無線機能を持たないパソコンなどのLANポートに接続するだけで、手軽に54Mbpsの無線化を実現する。
 AOSS対応AirStationと組み合わせて接続する場合は、パソコンを使用せずに簡単に接続設定が可能で、従来製品よりさらに簡単になった。

2004年3月26日


アッカ 顧客情報流出で坂田社長ら会見

 アッカ・ネットワークスは、同社ADSLサービスの利用顧客情報が外部に流出していたことが判明したことで、坂田社長およびCSO(セキュリティ最高責任者)を兼務する湯崎副社長は、25日都内で記者会見した。
 同社による状況説明は、次の通り。
 3月22日、社外から201人分のリストの照会をうけ、同社顧客情報照合した。同リストには、氏名、郵便番号、住所、電話番号、申し込み時連絡用メールアドレス、性別の情報が含まれていた。
 23日に、同社が取得しない「性別」以外全情報が合致することを確認。即座に、坂田社長を委員長とする内部緊急対策委員会を設置、事態の究明に向けさらなる調査を開始した。
 流出情報は2003年3-5月上旬頃のもので特定地区と推定。

2004年3月26日


アイコム 創立40周年記念し、「アマチュア無線普及・ボランティア支援制度」

 アイコムは創立40周年を記念して「アマチュア無線普及・ボランティア支援制度」を設け、4月1日から実施する。
 アマチュア無線普及活動やボランティア活動に対して、無線機器や関連物の提供、貸与、支援(QSLカード、看板、ポスター、ノベルティなど)などを行う。
 受付窓口は同社の各営業所。

2004年3月26日


EU マイクロソフトの違法認定、制裁金650億円

 欧州連合(EU)の欧州委員会は24日、米マイクロソフトがEUの独占禁止法(競争法)に違反したと認定、約4億9,720万ユーロ(約650億円)の制裁金を科すことを決定した。画像・音楽の再生用ソフト「メディアプレーヤ」を分離した「ウインドウズ」を90日以内に販売するなどの是正措置も命じた。
 マイクロソフトは決定を不服として欧州司法裁判所への提訴などを通じ徹底抗戦する構えで、米国での独禁法訴訟と同様、決着には数年かかる見込み。
 欧州委員会は、マイクロソフトがOS業界での「独占に近い」シェアを利用し、メディアプレーヤとウインドウズを一体販売しているのは公正競争に反すると判断。メディアプレーヤを搭載しないウインドウズを販売し、OSに関する技術情報の一部を120日以内に公開するよう命じた。
 欧州委員会は5年にわたって同社の商行為を調査し、是正を求めていたが、両者の和解交渉は先週決裂した。

2004年3月26日


パワードコムの固定電話事業 フュージョンに統合

 東京電力系の通信会社パワードコムと日商エレクトロニクス系のIP電話会社フュージョンコミュニケーションズは25日、両社の固定電話事業を統合することについて、両社およびフュージョンの筆頭株主である日商エレクトロニクスの3者間で最終合意したと発表した。
 パワードコムの固定電話事業を切り出し、7月1日を期日としてフュージョンがこれを統合する。

2004年3月26日


米アップル 生産間に合わずiPodミニの国外出荷を延期

 米アップルコンピュータは25日、米国で今年2月に発売したデジタル音楽プレーヤ「iPodミニ」の売れ行きが好調で生産が間に合わないため、当初、今年4月からとしていた米国外での発売を7月に延期すると発表した。

2004年3月27日


2003年国内PC出荷 2.9%増1274万台

 ガートナージャパンが25日発表した2003年の国内PC市場動向によると、出荷台数は前年比2.9%増の1274万台、出荷金額は前年比4.5%減の1兆8,333億円。出荷台数では2年続いたマイナス成長からプラス成長に転じたが、出荷金額では3年連続のマイナス成長を喫した。
 03年は、企業の買い替え需要に支えられ法人向け出荷台数が7.6%の伸びを示し全体を牽引。一方で、個人向け出荷台数は前年比2.2%減と低迷し、3年連続のマイナスとなった。個人需要が伸びなかったことについてガートナーでは、買い替えを促進する強い同機が見あたらないこと、また年末にはPC以外のデジタル家電に需要が集中し買い替えが一部ユーザ層にとどまったことを挙げた。
 ベンダー別出荷台数では、NECがシェア20.8%で前年に続き首位を維持。次いで富士通、デル、ソニー、東芝の順。デルは積極的な新聞広告と低価格モデルの投入で大企業市場に切り込みシェアを拡大、前年5位から躍進した。
 上位5社以外では、日本IBMと7位のヒューレット・パッカードの2社が、低価格モデルの投入が奏功してそれぞれシェアを拡大した。

2004年3月27日


米HP ゲートウェイを提訴

 米ヒューレット・パッカード(HP)は25日、HPが持つ6件の特許権をゲートウェイが侵害したとして、過去の特許使用料の支払いを求める訴訟をカリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に起こした。
 HPが侵害されたとしている特許権は、同社が1990-2003年に取得したパソコンとサーバに関わる6件。ノートパソコンのちょうつがい部分をはじめ、キーボードや画面上のカーソル表示技術などが対象。HPは金額は明らかにしていないが、ゲートウェイに対し99年以降の特許使用料の全額の支払いを求めている。

2004年3月27日


ヤマダ電機 テックランド幕張店、26日オープン

 ヤマダ電機は26日、ヤマダ電機テックランド幕張店(千葉市花見川区幕張本郷2-22-4)をオープンした。
 JR総武線幕張本郷駅から南へ約650mで、京葉道路の幕張インターチェンジを降りてすぐ、国道14号線に面している。
 先頃閉店した旧100満ボルト幕張店への居抜き出店で、店舗面積はワンフロア約3306平方メートル。従業員は35-40人体制。駐車場は1、2階あわせて166台収容可能。

2004年3月27日


中国で「次世代インターネット」試験開通

 北京発新華社電によると、中国の次世代インターネット、CERNET2(第二世代中国教育科学研究ネット)が北京で試験開通した。このほど開催された中国国際教育科学技術博覧会の開幕式で明らかにされた。
 CERNETネットワークセンターの呉教授は「この次世代ネットワークは北京、上海、広州を連絡するもので、6000kmの高速光ファイバを施設した。IPv6技術を導入した世界最大規模の次世代ネットワーク」と語った。
 精華大学、北京大学、北京理工大学など百余りの大学が、次世代インターネットの最初のユーザとなった。今年末までに20都市が次世代インターネットで連絡される。CERNET2は中国の次世代インターネットモデル事業の中核ネットワークで、中国唯一の全国的学術ネットワークでもある。

2004年3月29日


アイオーデータ カードバス対応USB2.0PCカード/内蔵型DVDデュアルドライブ

 アイオーデータ機器は今月下旬から、カードバス対応USB2.0インターフェイスPCカードと内蔵型DVDデュアルドライブを発売する。
 カードバス対応USB2.0インターフェイスPCカード「CBUSB2AL」(3,900円)は、同社「CBUSB2A」からバスパワードライブ用のUSB電源補助ケーブルを省いたモデル。高速USBコントローラチップと添付のフィルタドライバを併用することで、従来比40%アップした高速転送を実現する。
 DVD±R書き込み8倍速対応など内蔵型DVDデュアルドライブ「DVD-ABP8」(22,000円)は、DVDオーサリングソフトなどを添付。書き込みエラー防止機能搭載。
 対応メディアと書き込み速度は、DVD±R8倍速、DVD±RW4倍速、CD-R/RW24倍速、読み込み速度はDVD-RAM2倍速、DVD-ROM12倍速、CD-ROM40倍速。

2004年3月29日


北海道総合通信局 三菱の実験用高速電力線搬送通信設備の設置を許可

 北海道総合通信局は29日、三菱電機から申請のあった実験用高速電力線搬送通信設備の設置を許可した。
 三菱電機は、札幌市と江別市の施設に実験用設備を設置し、電力線を用いて漏洩電界強度の低減技術を検証する。実験は29日から来年3月末まで。

2004年3月30日


「au」携帯電話に不具合

 KDDIと沖縄セルラーは29日、携帯電話「au」の一部機種にメール送信ができなくなるなどの不具合が発見された、と発表した。
 三洋電機製「A5503SA」(25万8000台)とカシオ計算機製「A5403CA」(6万6500台)で、三洋製にはデータ管理ソフトの不具合でメールを送受信できなくなる場合があり、カシオ製には電源が切れる不具合がある。

2004年3月30日


家電量販店 消費税分の総額表示、表示方法は各社各様

 消費税法の改正で、4月1日から本体価格に消費税分を上乗せした総額表示が義務付けられる。3月26日前後に投入されたチラシで家電量販店の対応が明らかになってきたが、表示方法は各社各様なものになっている。
 総額表示だけを基本としてわかりやすい表示方法となっているところもあるが、消費税分の値引き額分を併記したり「さらにポイント還元」など明確な還元率を表示せず表示したり、消費者にとっては比較が難しいようだ。
 ポイント還元を実施しているところでは、税込みの総額にポイントを付加しているところと、本体価格を対象とするところに分かれている。
 いずれにせよ、安さを競っているのは従来通りで、先週末に投入されたチラシのメインコピーは「安心価格」「プライスそのまま税込特価」「税込激特価」など、かなり過激な内容となっている。
 競合関係を見ると、先週末に投入したチラシの広告対象期間を今月31日までとし、競争相手の対応を確認してから動くところがあったように激しい駆け引きがまだ続いている。店頭表示など、すべて月内に変更しなければならないだけに、各社の対応は大変。メーカに応援要請を出しているところも多い。メーカ・販社自身が人員削減や年度末ということもあり、ほとんど対応できていない。店側の負担は増えそうだ。

2004年3月30日


NEC Linux搭載/CD-ROM内蔵の液晶情報端末「LOOKPAL」

 NECパーソナルプロダクツは、OSにLinuxを搭載したCD-ROMドライブを内蔵した液晶情報端末LOOKCLUBシリーズの第一弾「LOOKPAL(ルックパル)」(税込68,250円)を発売した。出荷時期は6月下旬。
 新製品はインターネット閲覧、デジタル映像や音楽視聴、データの保存・再生、電子メールの送受信機能を持つ。操作はタッチパネルで行う。ブラウザソフトには英ピクセル・テクノロジーズ製品を採用。ワード、エクセル、パワーポイントなど10種類以上のファイルの使用が可能。
 CPUはインテルのPXA255 400MHzで、メモリはROM64MB、RAM32MB。CD-ROMは4倍速。電源はリチウムイオンバッテリまたはACアダプタ。ディスプレイは8.4インチ。サイズは243×161×34mm。重さは1.1kg。
 また、12.1インチの「LOOKREX」、4.7インチの「LOOKLET」を年内に発売する。

2004年3月31日


松下、ソニー、フィリップス DVD比5倍容量のブルーレイディスク開発

 高精細の動画・静止画や、その他デジタルコンテンツを記録する次世代光ディスク「ブルーレイディスク(BD)」について、DVD比5倍の大容量化を図ったディスクの開発をDVDディスク並みの製造コストで実現できる見通しが立ったことが明らかになった。
 「ブルーレイディスクファウンダーズ(BDF)」参加企業のうち、松下電器、ソニー、フィリップスの3社が米ロサンゼルスで29日発表した。
 BD方式の新ディスクは、シングルレイヤ(単層)ディスク上に25GBまでのデータを記録でき、二層ディスクでは50GB分の記録に対応。いずれも単層で4.7GB、二層で8.5GBの現行のDVDディスクを大きく上回っており、一般消費者向け光ディスクとしてはその他光ディスク記録方式との比較でも最大容量を発揮する。
 新ディスクは大容量化と生産コストの低減に加え、青赤両レーザ対応のドライブ開発などによる現行DVDとの互換性も確保。
 また、AES128ビット暗号化技術や民生機器とPC機器両方で使える安全キー管理といったコンテンツ保護技術も搭載しており、コンテンツソフト業界でのBD普及を加速させる見通し。

2004年3月31日


近畿総合通信局 実験用高速電力線搬送通信設備を許可

 近畿総合通信局は、実験用高速電力線搬送通信設備について、プレミットとラインコムから申請を許可した。
 両社は2005年3月1日まで検証実験を実施する。プレミットは大阪府茨木市、ラインコムは滋賀県草津市にそれぞれ設備を設置、いずれも2-30MHzの周波数を使って実験を進める。

2004年3月31日


携帯電話「番号ポータビリティ」 サービス開始は2年後の夏

 総務省は30日、「携帯電話の番号ポータビリティのあり方に関する研究会」の第6回を開催し、番号ポータビリティ導入のスケジュールと、研究会報告書のとりまとめ検討を行った。
 携帯電話事業4社が共同検討した導入スケジュールは、事業者間の詳細仕様検討に6ヶ月、各ベンダーによる各種システム開発に15ヶ月から24ヶ月、システム導入試験期間として6ヶ月から9ヶ月を要する見込み。研究会では、サービス開始ターゲットを最短の平成18年度第2四半期とすることとした。
 この結果、2年後の夏頃には、現在「080」「090」で始まる携帯電話の利用者が契約している携帯電話の事業者を別の会社に乗り換えても、これまでの電話番号をそのまま使用できるようになる。

2004年3月31日


NTTドコモ データ圧縮で体感速度向上の新サービス

 NTTドコモは、4月1日から「@FeeeD」契約者がインターネットで送受信される画像やテキストなどのデータを圧縮し、体感速度を向上させることが可能なサービス「ネットハイウエイ」を開始する。
 同サービスの利用により、インターネット上でのホームページ閲覧やメールの送受信を最大で従来の約1/5の時間で行うことが可能になる。
 同サービスの開始日時は、4月1日午前10時から全国一斉。
 対象となる顧客は「@FreeD」の契約者。利用料金は無料だが、「@FreeD」の定額料金とインターネット・プロバイダへの接続料金は従来通り必要。

2004年3月31日



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