電波新聞拾い読み 1999年8月

NTT 主配電盤、秋にも開放

 郵政省は7月30日、NTTの電話の加入者回線がつながる主配電盤(MDF)と呼ばれる交換局内の回線設備に、NTT以外のインターネット接続業者などが回線を接続することを今秋にも解禁すると発表した。
 MDFに接続し、実用化が検討されている高速データ通信用の非対称デジタル加入者回線(ADSL)サービスと組み合わせれば、24時間使い放題の高速で安いインターネット通信が可能になる。
 現在、新電電やインターネット接続業者は、NTTの東西の地域会社が持つ交換局内の交換に回線を接続している。NTTに支払う接続料金は、新電電の収入の約4割を占める。
 しかし、交換機に接続する前段階のMDFに接続すれば、交換局内に必要な設備が減るため、接続料金の大幅な引き下げができ、通信料金も下がる。



1999年8月2日



ケンウッドの52倍速CD-ROMドライブとスピーカー トヨムラが発売

 トヨムラは、ケンウッドブランドのパソコン周辺機器の総販売元として、6日から、製品第一段の52倍速CD-ROMドライブ「UCR-412」(オープン価格)とマルチメディア・アクティブスピーカー「CL-701」(12,500円)「CL-501」(7,500円)を発売する。
 UCR-412はケンウッドが開発した世界初の7ビーム平行読み取り光ピックアップを採用し、通常の50倍速CD-ROMドライブの回転数の半分以下(1900-4750回転/分)で動作する。そのため、ディスクの内周・外周での読みとり速度のばらつきが少なく、平均50倍速の転送スピードを実現。振動・風切り音などの騒音も少なく、モーターからのノイズ発生も抑えられている。
 同社の吉野健部長は「店頭販売価格は25,000円前後と、かなり高額になりそうだが、音質や動作環境重視のユーザーがわざわざ低速度のCD-ROMドライブを求める傾向もあり、受注数は予想以上に好調」と語っている。
 スピーカーについては「仕様・価格ともに一般的だが、ケンウッドのブランドイメージはかなり高く、デザインの良さも評価が高く、こちらも順調な販売数を確保できそうだ」と期待している。



1999年8月2日



ヤマハがPCオーディオ用LSI「YMF752」

 ヤマハは、パソコン向けに音源部分を含むオーディオ機能をソフトウエアで実現するPCオーディオ用LSI「YMF752」を開発、2日からサンプル出荷を始める。サンプル価格は1,000円。
 新製品はAC'97(オーディオコーデック'97)に準拠したオーディオコーデックLSI、特にリバーブやバリエーションを含む高品位な音を提供するXGフォーマットのソフトシンセサイザー機能をはじめ、FM音源機能、Sensaura(センソーラ)技術による立体音響機能など、同社独自のデジタル音源技術を採用している。
 さらに、昨年インテルが策定したAMRやMDC仕様にも対応しており、オーディオ/モデム機能の拡張が可能となっている。



1999年8月2日



東芝 CD-R/RWドライブに参入

 東芝は、CD-R/RWドライブし上に参入する。第一弾として、ハーフハイトサイズの内蔵型「SD-R1002」を開発、9月に市場投入する。後発となるが、DVD-ROMディスク再生対応で、他社製品との違いを打ち出した。
 「SD-R1002」は、CD-R 4倍速、CD-RW 4倍速、CD-ROM 24倍速、DVD-ROM 4倍速。41.5mm厚の業界標準ハーフハイトサイズで、ATAPIインターフェイスを搭載、パソコン内蔵の増設、置き換えが簡単に行える。サンプル価格は60,000円。最大バーストデータ転送は、ウルトラDMA33に対応する。



1999年8月3日



インテル ペンティアムIII 600MHz/セレロン500MHz発表

 インテルは2日、600MHz動作のペンティアムIIIおよび、500MHz動作のセレロンを発表した。価格はペンティアムIIIが82,930円、セレロンが20,700円(いずれも1000個購入時)。
 600MHz版ペンティアムIIIは950万個のトランジスターを集積し、512KBの二次キャッシュを内蔵した。500MHz版セレロンは、プラスチックPGAパッケージで供給、バリューPC向けに販売する。



1999年8月3日



日産 携帯電話から全面撤退 所有全株式を譲渡

 経営再建中の日産自動車は2日、系列携帯電話会社9社の保有株式をすべて日本テレコムとDDIに売却すると正式に発表した。
 日産が参加している次世代携帯電話のための準備会社の株式についても売却するとしており、携帯電話事業から全面撤退する。
 日産は9社の株式のうち、東京と東海のツーカーセルラー2社とツーカーホン関西の全株式をDDIに売却する。3大都市圏を除く地域をカバーするデジタルツーカー6社の全保有株は日本テレコムに売却する。
 これで地域によっては4社が競合していた携帯電話業界は、NTTドコモグループ、DDI系のセルラーとトヨタ自動車系のIDOの連合、日本テレコムケイのデジタルホングループの3系列体制となる。



1999年8月3日



日本テレコム J-PHONEにブランド統一

 日本テレコムの坂田・会長は2日、日産自動車が保有するデジタルツーカー6社の全株式を売却することに関連して記者会見、今年度上半期中にもデジタルホン3社およびデジタルツーカー6社のブランド名を「J-PHONE」に統一。また、社名も変更し、全国統一のサービス体制の強化をアピールすると発表した。



1999年8月3日



米マイクロソフトとコンパック ソフト上の欠陥認める

 7月31日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米マイクロソフトと米コンパック・コンピュータが、両社の製品に、電子メールやホームページを通じて侵入者が勝手にパソコンにアクセスしたり、データを破壊してしまうのを防ぐことができない欠陥があることを確認した、と報じた。
 ウインドウズとインターネット・エクスプローラを他のプログラムと組み合わせて使うと、こうした欠陥が生じる場合があるという。
 侵入の被害を最も受けやすいのは、マイクソフトのワープロソフト「ワード97」と表計算ソフト「エクセル97」のうち「JETバージョン3.5」と呼ばれるソフトを組み込んだ製品と、コンパックが自社の独自プログラムをインターネット経由で自動的に更新できるようにした比較的新しい機種。



1999年8月3日



コダック アルミボディ採用の普及型デジタルカメラ

 コダックは3日、アルミボディを採用した小型でスタイリッシュな普及型デジタルカメラ「DC215Zoom」を9月下旬から発売すると発表した。価格はオープン。
「DC210AZoom」の後継機種。
・総画素数109万画素CCD搭載
・アルミボディを採用
・DC210AZoomと体積比で35%小型化
・コンパクトフラッシュ使用
・単三乾電池4本使用
・光学式ズーム搭載



1999年8月4日



富士通 ATAPI搭載内蔵用GIGAMOドライブ

 富士通は、パソコン内蔵用にATAPIインターフェイスを採用した、GIGAMO(1.3GB3.5型MOディスク)ドライブ「MCD3130AP」を開発、3日からOEM市場向けに販売を開始した。サンプル価格は80,000円。
 新製品は、AT互換パソコンに標準搭載されているATAPIインターフェイスの採用で、簡単にパソコンへ内蔵できる。パソコンメーカーのBTO対応や、ユーザーの購入後増設も用意。
 BIOSメーカーが、大容量リムーバブルディスクから起動できる新BIOSを開発中で、新製品と組み合わせ、3.5型MOディスクから起動できるシステムを構築可能になる。新製品をベースに、ウインドウズ98対応のIEEE1394やMacのFireWireに対応した3.5型MOディスクドライブの製品化も容易。



1999年8月4日



マスプロ カラースケルトン仕様両端プラグ付きAVケーブル

 マスプロ電工はカラースケルトン仕様の両端プラグ付きのAVケーブル「見えすぎケーブル」を商品化、今月上旬から発売する。
 新製品はF型差込式のプラグ付きで、ケーブル加工の手間が不要。ケーブル長は4種類でJLL4CS-P(1m、1,150円)同2-P(2m、1,300円)同3-P(3m、1,500円)同5-P(5m、1,800円)。それぞれブルー、バイオレット、レッド、イエローおよびグリーンスケルトン仕様を揃えている。
 テレビやVTRなどのAV機器や部屋に合わせて配線でき、色分けにより機器の移動や故障の際の配線確認が簡単にできるのが特徴。また、10-2150MHzの広帯域仕様のためVHF・UHFやBS放送、さらにCSデジタル放送用機器の接続にも使用できる。



1999年8月4日



ビクターのカメレオン 「盗まれないカーオーディオ」欧米で大ヒット

 日本ビクターが今春欧米市場で発売したフラットフェイス・カーオーディオ「カメレオン」シリーズが、計画比2倍以上の大ヒットを記録している。
 米国での正式名称は「エル・カメレオン」欧州では「フラット・フェイス」で、米国ではCDレシーバー2機種、欧州ではCDレシーバー1機種をラインアップ。電源オフ(車のキーと連動)と同時に操作ボタンなどの突起物が内部に収納され、表面がダッシュボードと同化する新メカニズムが特徴で、欧米で多発しているカーオーディオ盗難の防止に効果を発揮する。
 1月のCES(民生用電子機器展)で発表した直後から注文が殺到。4月の発売予定を1ヶ月繰り上げて3月に2万台を航空便で出荷したほど。
5月に発売した欧州向けも含め現在シンガポール工場は月産2万-3万台ペースという。
 この欧米での大ヒットを受けて、国内での発売も検討し始めている。



1999年8月5日



2000年問題で警察庁 「対策委員会」を「対策室」に改組は

 警察庁は、4日までに、政府がコンピューターの2000年問題で危機管理体制強化を決めたのを受け、昨年10月に庁内に設置していた「対策委員会」を「対策室」に改組した。
 対策委員会はこれまで、全国の都道府県警が管理する信号機など交通管制システムの誤作動対策などに当たってきたが、今後は、2000年問題に伴う重大事態の発生に備えた危機管理体制の構築を図る。



1999年8月5日



米で子供向け玩具PC登場へ 今秋にも599ドルで

 米国では今秋から子供を対象とした玩具パソコンが登場する。 玩具メーカーの米マテルがPCメーカーのパトリオット・コンピューターと共同で投入する新パソコンは、「バービー人形」や自動車の「ホット・ホィール」をあしらったカラフルなデザインが特徴。
子供向けとはいえ、インテルの333MHzセレロンプロセッサーや3GB HDD、32MB RAM、56Kbpsモデム、32倍速CD-ROMドライブなどを搭載した立派なパソコン。
 教育向け双方向ソフトやデジタルカメラなどのアクセサリーを同梱、9月からパトリオットが599ドルで消費者向けに直販する。



1999年8月5日



オーディオエキスポ'99ホームページ開設

 11月18日から21日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「AUDIO EXPO'99」のホームページが開設された。
 当面は事前情報版だが、今月下旬からは正式にスタートし、ニュースや話題があり次第更新していく。
URLはhttp://www.jas-audio.or.jp/。



1999年8月5日



建設省 「トンネル内でも携帯電話を使えるようにします」

 建設省は5日、来年度から5年間で総事業費240億円以上をかけて、高速道路や国道にある200以上のトンネル内に携帯電話のアンテナを設置する方針を固めた。
 対象となるのは携帯電話会社がサービスしている地域内にある長さ200m以上のトンネル。1998年4月現在で、高速道路が約250、国が管理する直轄国道が約150、首都高速で12ある。
 このうち、採算がとれるとして携帯電話会社が既にアンテナを設置している東京湾横断道路や首都高速などの67のトンネルを除いた高速道路の206のトンネルと、国道のうち特に長いトンネルを選び会社側と相談しながら事業を進める。
 アンテナは道路管理者用の光ファイバーに接続するため、会社が独自に行うより施設管理費を低く抑えられるようになる。
 ただ携帯電話については、道交法で運転中のドライバーが使うことが禁じられているので、同省は同乗者の使用に限るようにさらに徹底を図る考えだ。



1999年8月6日



モトローラ 一般/簡易業務用無線機

 モトローラは4日、VHF150MHz帯/UHF400MHz帯の一般/簡易業務用無線機「ヴァイザーII」と簡易業務用車載無線機「セントラクス」を発売した。
ヴァイザーII
4W/5Wモデル 198,900円
1Wモデル 138,900円

セントラクス
出力5W
複数波簡易無線対応 170,000円



1999年8月6日



アテックス 2.4GHz利用無線映像伝送システム

 アテックス(東京都品川区北品川5-3-21)は一般家庭用、および業務用途に使える小型軽量の無線映像伝送システム「WARP VISION」HTR2400(39,800円)を開発、受注販売を開始した。
 HTR2400は、2.4GHz帯の微弱マイクロ波を使用しているため、高品位の映像や音声の伝送が可能。小型送受信機セットで150m以下の伝送ができる。
 衛星放送やビデオを見ているテレビのAV出力端子に付属ケーブルで本機の送信機を接続、別室のテレビAV入力端子に同受信機を接続し小型アンテナの向きをあわせれば、別室のテレビと同じ映像、音声をコードレスのまま鑑賞できる。
 別室の受信機側からも赤外線リモコンを使用でき、送受信機は4チャンネルまで選択可能で隣接使用でも相互干渉はない。
また同機を2台以上使用して中継すればさらに遠距離の伝送も可能となる。
 このほか、業務用監視カメラ、カラオケシステムをはじめCATV、DVD、CD、MDなどの映像、オーディオ音声、オーディオデジタル信号の無線伝送に適している。



1999年8月6日



東芝 A4サイズオールインワンノートPC「DynaBook2060」

 東芝は、インターネットやCD操作が簡単にできる個人向けA4サイズオールインワンノートPC「DynaBook2060」を11日から発売開始する。オープン価格。
・CPU AMD-モバイルK6-2 366MHz
・12.1型TFT液晶ディスプレイ
・最大24倍速CD-ROMドライブ
・56KbpsFAXモデム
・64MB RAM
・4.3GB HDD
・焼却時にダイオキシンを発生しない環境調和型多層プリント基板採用
・キーボード上のファンクションキーでインターネットブラウザを起動したり、
 CDの操作を行うことができる



1999年8月6日



米イリジウム 破産法適用申請の憶測も

 衛星携帯電話の米イリジウムが苦戦している。営業開始の遅れのほか周辺機器や要員不足により予定通りのサービスが提供できず、顧客数の伸びは計画を下回ったまま。イリジウムは先に、社債の利払い9,000万ドルを繰り延べる権利を行使したが、繰り延べ後の返済期限が11日に迫っており、破産法適用申請の憶測さえ浮上している。
 債権者らとの間で経営再建交渉を進めていた矢先に、米チェース・マンハッタン銀行はイリジウムの大株主であるモトローラに対し、イリジウムへの8億ドルの融資に関連して3億ドル分の保証供与を要請。経営不安説に拍車をかける結果となった。
 イリジウムは顧客拡大を狙い、7月1日から電話料金を最高65%値下げすると同時に、通信機器の価格も引き下げた。だが顧客数は世界中で2万人前後とされる。



1999年8月7日



トレンドマイクロ ウイルスバスター2000

 トレンドマイクロは、ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター2000」を9月21日から発売する。価格は8,500円。
 新機能としてWebフィルター、Eメール検索機能、検疫機能などが追加され、インターネットユーザーやEメールユーザーのパソコン使用環境の安全性を考慮。
 また新サービスとして、ウイルスバスター2000を購入したユーザーに対して、同社が指定する検索エンジンやパターンファイルなど、最新の機能を保持しているにもかかわらずユーザーのマシンに新種のウイルスが感染した場合に購入金額を返還する「ウイルス対策保険サービス」を提供する。



1999年8月7日



メルコ バーチャルチャネル・メモリーキットなど

バーチャルチャネル・メモリーキット「VC-64PLUS」(34,800円)
同社バーチャルチャネル・メモリー「VC-64M/128M」とAOpen「AX63Pro」のセット
限定300台

PowerMacintoshG3シリーズ対応CD-RWドライブ「CDRW-1422FB/AG」(42,000円)
CD-R4倍速、CD-RW2倍速、リード14倍速

Savage4Pro+搭載グラフィックボード「WGP-SF32PN」(24,800円)
 対応機種はPCIバスを搭載しているNECPC9821シリーズ



1999年8月7日



松下電器 コードレス温熱ベルトと暖房ベスト

 松下電器は6日、触媒発熱技術を活用したコードレス温熱ベルト「ホットベルト」NQ-HB12(25,000円)コードレス暖房ベスト「ホットベスト」NQ-HV30(38,000円)を9月1日に発売すると発表した。
 HB12は腰に巻き付けて暖めるもので、29mmと従来比で約35%薄くし、約20%軽量化して465gに軽減。二段コルゲート式のフラットカートリッジを開発して実現した。
 HV30は、チョッキ形状で背中全体を暖める。重さを従来比約30%軽量化させ、850gとした。裏地にアルミコーティングを施し、ベスト内を40度Cに保つ。



1999年8月7日



7月のウイルス被害届299件 電子メール悪用ウイルス急増

 情報処理振興事業協会(IPA)によると、コンピューターウイルス被害の99年7月の届出は299件。最悪だった3月-6月よりは減少したが、1月-7月の累計では昨年1年間を上回る2235件となった。
 いちばん届出が多かったウイルスはXM/Larouxの88件で、6月の97件より減少しているものの、引き続き被害が多い。
 最近はW32/Ska(Happy99)やW97M/Melissa、またW32/ExploreZipのような電子メールを悪用したウイルスが急増しており、添付ファイルは最新のワクチンソフトでウイルス検査を行ってから実行する必要がある。



1999年8月9日



東京電力 光ファイバー網と無線利用 格安定額通信サービス実施へ

 東京電力は9日、ソフトバンクや米マイクロソフトと合弁で、光ファイバー網と無線を使ったインターネットのための格安の定額通信サービスを行う新会社を設立することを明らかにした。
 通信料金は現在検討中だが、NTTが年内に導入を目指す定額制の月額1万円程度と比較して2,000−3,000円以下と大幅に安くなる見通し。早ければ来春から関東地区でサービスを始めたい考え。
 東電は電力制御用の光ファイバーケーブルを電柱に張り巡らせており、関東地区一円に持つ光ファイバー網で高速のインターネット通信ができる。電柱から各家庭へは無線通信を使い、家庭では受信用の専用端末を設置する。



1999年8月10日



NTTドコモ 「iモード」100万契約突破

 NTTドコモは9日、全国における「iモード」の契約数が8日に100万契約を突破したと発表した。
 同サービスを2月22日に開始してから6月28日まで全国の契約数は50万契約に達した。今回、また2ヶ月あまりで50万増え100万契約を突破した。



1999年8月10日



コナミ 音楽ゲーム機でナムコを提訴

 ボタン操作などでギタリスト感覚を楽しめる人気のゲーム機を巡り、特許権を侵害されたとして「コナミ」が9日、「ナムコ」に製造や販売の禁止などを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
 申立書などによると、コナミは今年3月から現在までに、ギターを模した音楽シミュレーションゲーム機「ギターフリークス」を約2000台販売。一方、ナムコは8月から「ギタージャム」と名付けたはシミュレーションゲーム機の発売をはじめた。



1999年8月10日



セイコーエプソン A4対応フラットベッドスキャナー「GT-7600/6600」

 セイコーエプソンは9日、超高精細スキャニングができ、しかも低価格なA4対応フラットベッドスキャナー2機種を、エプソン販売を通じ、今月下旬から発売すると発表した。
 なお、発売中のGT-7000S/Uの価格を改訂、31%ダウンの34,800円となる。
GT-7600S/U(44,800円)1200dpi/12ビット入力
GT-6600U(24,800円)600dpi/12ビット入力



1999年8月10日



米AMD 「アスロン」投入

 米AMDは9日、「アスロン(開発コード名=K7)」の投入を発表した。同シリーズのうち動作速度650MHz版は競合インテルの「ペンティアムIII」を上回る業界最速を達成した。
 650MHzの他600MHz、550MHz、500MHz版まで全4種類を用意、価格は、849ドル、615ドル、449ドル、249ドル。
 米AMDの発表を受け、日本AMDも10日午前都内のホテルで日本市場向けのアスロン・プロセッサーの出荷を発表した。この中でサム・ローガン北アジア地域マーケティング・マネジャーは、今回のアスロンの狙いについて「バリューPCからサーバー、ワークステーションまで垂直方向の市場でのシェアアップを目指したもので、今後さらにラインの強化を図っていく」意向を明らかにした。



1999年8月11日



ベスト電器 携帯電話に本格参入 11月に販売専門子会社設立

 ベスト電器(福岡市)は10日、携帯電話の販売専門子会社「ベストテレコム」を11月にも設立し、携帯電話市場に本格参入する方針を明らかにした。
今後3年以内に全国に計1500店舗を出店する計画で、従業員数は約8000人、年商100億円以上をめざす。
 新会社は、NTTドコモやセルラーなど携帯電話、PHSの全機種とFAXなど通信関連機器を販売。
 福岡県内を中心に本年度中に独立店舗十数店を開設する一方、既存店の携帯電話販売コーナーを順次新会社に移行する。
 同社は全国に500以上の店舗を持ち、売上高(1999年2月期)は約2,645億円とコジマに次いで第2位。



1999年8月11日



米郵政公社 電子切手の販売を認可

 電子メールの増加に葉書や手紙が押されるなら、インターネットを逆用した電子切手で対向−。米郵政公社は9日、インターネットを通じた電子切手販売を米スタンプス・コムとイー・スタンプの2社に認可。両社は同日から全米で電子切手の販売を開始した。
 スタンプス・コムのサービスでは、同社のホームページから電子商取引で購入した切手を普通のレーザープリンターで印刷すれば通常の切手として使用できるが、購入のたびにネットに接続する必要がある。
 イー・スタンプの場合、あらかじめ小型の切手受信装置(49.99ドル)を購入。この装置に1回につき500ドル分を限度にインターネットを通じて切手を買いだめし必要に応じて印刷して使える。インターネット情報検索のヤフーが同社と提携した。
 両社の切手ともマイクロソフトのワープロソフトなどと連動させた印刷も可能で、多くの相手に郵便を出す際は省力化が図れる。



1999年8月11日



アイコム 新本社11月に着工

 アイコムは、新本社社屋の建設を決め、11月に着工することを明らかにした。
 建設地は大阪市平野区加美南1丁目で、同社が所有する1540平方メートルの土地に、来年9月の完成を目標に、6階建て、延べ2840平方メートルの社屋を建設する。
 完成後にはへ本社管理部門、営業本部、貿易部などが入居、ショールームを設置する計画もある。



1999年8月12日



東京電力、マイクロソフトなど3社 9月に高速Iネットサービスの合弁会社設立

 東京電力とソフトバンク、マイクロソフトの3社は12日、合弁会社を設立し、高速インターネットサービスを第一種通信事業者として展開すると発表した。
 新会社は資本金60億円で9月に設立し、高速で定額制のインターネットサービスを光ファイバー・高速無線などを利用することで、接続コストが従来の数百分の一という圧倒的なコストパフォーマンスで提供する。
 ネットワークの概略は、東京電力が持つ光ファイバー網と電柱網を最大限に活用するほか、高速無線でも提供。1.5Mbpsから企業向けのギガビットクラスまで、ユーザーニーズに合わせて提供できる。スケジュールは10月1日から実験サービス、2000年夏には本格サービスを開始。



1999年8月12日



米司法省・20州と米マイクロソフト 独禁法訴訟での事実認定で対立

 米マイクロソフトに対する米独占禁止法訴訟で、原告側の米司法省・全米20州とマイクロソフトは10日、それぞれの立場から「事実認定」をまとめ、ワシントン連邦地裁に提出した。
 原告側は、マイクロソフトは市場での独占的地位を利用してライバルを排除し、消費者に不利益をもたらしたと指摘。これに対し、マイクロソフト側は「何ら違法な行為はなかった」と反論し、双方の主張は真っ向から対立した。
 これを受け、地裁は独自に事実関係を認定し、判決をまとめるが、どちらの主張を多く採用するか予断を許さない情勢。判決言い渡しは来年にずれ込む可能性もある。



1999年8月12日



米インテル 「Merced」試験段階へ

 米インテルは、同社初の64ビットMPU「Mercedプロセッサー」の開発を進めており、数週間内に試験段階に入ることを、複数の同社幹部が明らかにした。
 Mercedの商用出荷は2000年後半の予定。



1999年8月12日



ソニーマーケティング パケットライト対応フォーマット済みCD-RWディスク

 ソニーマーケティングは、パケットライト対応のフォーマット済みCD-RWディスク「CD-RW650F/PF」を9月10日から発売する。価格は3,300円。
 新製品は、ユーザーが使用している書き込みソフトで選べるよう、Adaptec製DirectCDとCeQeadrat製PacketCDの2種類に対応したディスクを用意した。従来、2倍速ドライブでも約50分のフォーマット時間を不要にし、MOディスクやフロッピーディスク感覚で、手軽にCD-RWディスクのパケットライトを利用できる。



1999年8月12日



電気通信事業者協会 情報保護法制の整備政府に要望

 NTTや新電電などで構成する電気通信事業者協会は11日、自民党の通信部会インターネット等ネットワーク利用環境整備小委員会で、インターネットなどで個人情報が漏洩するのを防ぐため、個人情報保護法制の整備を政府に要望する考えを明らかにした。同協会は「これまで社員教育や郵政省などが定めたガイドラインで対応してきた」と説明。その上で従来のガイドラインでは実効性に限界があるとして「情報の自由な流通と、プライバシー保護のバランスに配慮した個人情報保護法制整備の検討をお願いしたい」と訴えた。
 通信業界では、NTT職員がインターネットで顧客の住所を流す事件があり、同様の事件発生が今後も起きる可能性が指摘されている。



1999年8月12日



米イリジウム 債務不履行 経営再建交渉は継続

 衛星携帯電話サービスの米イリジウムは11日、8億ドルの担保付き融資と7億5,000万ドルの保証付き融資の返済期限に約束どおりの支払いを実施せず、債務不履行に陥ったと発表した。
 同社は資本構造リストラのための交渉をモトローラなど株主や銀行など債権者らと続けている。
 イリジウムの広報担当者は「当社は引き続き可能な選択肢を探っている。倒産も選択肢の一つではあるが、現在は非常に微妙な段階で将来のことについては予測は控えたい」とし、交渉決裂の場合は倒産が選択肢の一つになることを示唆した。

 衛星携帯電話サービスを日本で手がける日本イリジウムは「日本でのサービスが影響を受けることはない」としており、当面のサービス提供に支障はなさそう。ただ、日本イリジウムに出資しているDDIにとっては、金銭面での損失など悪影響を被る可能性が出てきた。それでも衛星携帯電話サービスをDDIグループの重要な商品の一つと位置付けていることから、撤退までは考えていない模様だ。



1999年8月13日



台湾VIA IDTのCPU設計部門も買収を計画

 台湾の威盛電子(VIA)は米NS傘下のサイリックスを買収したのに続き、IDTのCPU設計部門も買収する計画を発表した。
 VIAはIDTの「WinChip」のCPUに関連する特許およびテキサス州にある「X86」CPU設計チームをすべて傘下に入れることになる。この結果、VIAはサイリックスとIDTの技術力を統合してCPU市場でインテル、AMD両社と対等な地位を新たに確立したことになる。
 今回の買収でVIAは世界CPU業界の大手、インテル、AMDと対向できるまで力が強まりそうだ。



1999年8月13日



八重洲無線 目黒に本社社屋取得 事業所、国内販社を集約

 八重洲無線は12日、東京都目黒区中目黒に本社社屋を取得、東京都内および近郊に分散している事業所ならびに国内販売会社を1カ所に集約、業務効率の向上を図ると発表した。
新社屋(目黒区中目黒4-8-8)の取得金額は22億円。取得にかかる諸費用は、現社屋売却により見込まれる売却益とほぼ見合うものと同社は見ている。社屋移転は10月上旬頃までの見通し。
 新社屋は、敷地約1194平方メートル、建物(地上10階地下1階)延床面積約5890平方メートル。
 同社の国内販売部門を全面的に担当しているスタンダード、および同社の戦略部門のシステム機器事業部などを1カ所に集約することで、相互のコミュニケーションの大幅な改善を図るなど、業務効率の向上を狙いとしての新社屋取得。



1999年8月13日



ケンウッド 「CORDS」機能搭載特定小電力トランシーバー

 ケンウッドは12日、交信相手が通話可能範囲内にいるかどうか自動的にチェックし表示・告知音で知らせるCORDS機能搭載の特定小電力トランシーバー2機種(いずれも14,800円)を今月下旬発売すると発表した。
 新製品は、9ch用のUBZ-LH9、11ch用のUBZ-LH11。いずれも、シルバー、イエロー、ブラックの3つのカラーバリエーションを有する。
 新採用のCORDS機能は、これまでトランシーバーの弱点であった「話しかけたのに応答がない」との不安・不満を解消する。
 混信を抑え、仲間の声だけ受信するグループモード、仲間以外の通話内容が聞き取れないスクランブルモード、空きチャンネルを選択するオートチャンネルセレクト、110度回転のヘリカルアンテナ搭載、省エネ設計などの特徴を持つ。



1999年8月13日



米IBM ADSLモデム搭載パソコンを発表

 米IBMは11日、ADSL(非対称デジタル加入者線)モデム搭載のデスクトップパソコンを発表した。
 最新機種の「アプティバ800E」(948ドル)および「アプティバ902E」(1,398ドル)は米テキサス・インスツルメンツ)のDSPをベースとしたADSLチップセットを内蔵している。



1999年8月13日



MSIジャパン マザーボード日本市場限定モデル

 台湾マザーボードメーカー微星(MSI)の日本法人エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン(MSIジャパン)は、日本市場限定モデル、インテルペンティアムII/III/セレロンプロセッサー対応マザーボード「MS-6199」と、AMDアスロンプロセッサー対応マザーボード「MS-6167」を発売した。
 両製品とも、従来のパッケージデザインを一新。日本限定モデルの表記と、並行輸入品やコピー品を防ぐためのホログラフシールを添付。日本語マニュアルと日本語製品保証書も同梱されている。
 「MS-6199」には、ソケット370タイプのセレロンを装着できるCPUコンバーターも同梱されている。



1999年8月14日



カーナビ95,000台未修理 通産「22日誤作動」で指導

 GPSを使ったカーナビゲーションシステムの一部に8月22日以降、地図画面が出なくなったり車の位置が正確に表示されないなどの誤作動が起きる恐れのある問題で、通産省は16日、1996年までに販売されたメーカー4社の製品約95,000台が修理などの対応ができていないと発表した。
 通産省は同日、各社に回収・修理に最大限努力し、22日当日も顧客からの問い合わせに対応できるようあらためて指導した。
 4社はパイオニア、ザナヴィ・インフォマティクス、日立製作所、アルパイン。
 4社は96年までに約337,000台を販売。98年2月に問題が明らかになり、各社は顧客が特定できれば個別に通知する一方、新聞や雑誌で広報することなどで回収し、無償で修理してきた。現在使われている約263,000台のうち、約168,000台は対応済みとしている。
 カーナビの誤作動は、GPS衛星の「週」管理の仕組みが原因で起きる。衛星は80年1月6日を第1週とする1024週間が一つの周期になっており、最終週の翌日(8月22日)が来ると再度第1週にリセットされる。この仕組みに対応していない機器の一部は「80年1月6日」に戻ったと勘違いしてしまうという。



1999年8月17日



米イリジウム 更正法適用を申請

 衛星携帯電話サービスの米イリジウムは13日、米デラウエア州破産裁判所に正式に「連邦破産法11条」(日本の会社更生法)適用を申請した。
 イリジウムの発表によると、経営再建に向け既に筆頭株主の米モトローラや銀行などの債権者が財政支援に前向きな姿勢を示しており、現状打開に向け協力していくという。また現行および新規加入者への影響はなく、今後もこれまで通りグローバル・サービスの提供を継続するとしている。
 モトローラに続く大株主の日本イリジウムは今回の会社更生法申請の判断を「長期的には同プロジェクトの市場での競争力につながるもの」として支持する意向を示した。



1999年8月17日



米クァンタム 3.5インチHDDファミリ「ファイボール1 ct」4.3-26GB機サンプル出荷

 米クァンタムは3.5インチHDDファミリ「ファイアボール1 ct」のサンプル出荷を開始した。5400rpmの同機は4.3GBから26GBまでの容量帯で価格700ドル以下のパソコンに適していると同社は説明している。
 ファイアボール1 ctの平均シークタイムは8.9m秒、内部転送レートは最高257Mb/秒、バッファメモリーは512KB。



1999年8月17日



東京ゲームショー'99秋 9月17日幕張で開催

 コンピュータエンターテインメントソフトウエア協会(CESA)主催の「東京ゲームショー'99秋」が、9月17日から19日までの3日間、千葉市・幕張メッセで開催される。テーマは「Coming Surprise〜スゴイは、ここから」。
出展予定社数76社、出展小間数1523小間の規模で開催となる。
 初日の17日は流通関係・報道関係向けの業界関係者招待日で、18、19日が一般公開日。入場料は当日1,200円、前売り1,000円(小学生以下無料)。開館は各日午前10時。



1999年8月17日



フリーウェイ ソケット7マザーボード

 フリーウェイは、VIAの最新チップセットVT82C596MVPとVT82C686Aを搭載したSuper7用マザーボード「FW-5VGF+/ultra」(14,800円)を9月上旬から発売する。
 同製品は現行機種「FW-TI5VGF」の後継となるモデルで、台湾のマザーボードメーカーTaiwan Mycompと共同開発したもの。特に、AMDのK6-IIIとK6-2をターゲットに設計・開発されたという。
 現行の66-133MHzのCPU外部クロック設定、2MBのパイプラインバーストSRAMキャッシュ搭載、APGスロット×1、PCIスロット×6、、全PCIスロットのマスター動作可、ISAスロットの廃止などの機能・特徴にUltraATA/66対応、USBポート4期、0.5V刻みCPU内部電圧設定、PCIActive表示LEDが追加された。



1999年8月18日



スタンダードが簡易無線で攻勢へ

 スタンダードは17日、多チャンネル化が認可されるとともに、ATIS(自動識別装置)搭載の義務付けで需要増が期待できる簡易無線市場に対応、車載型のGX5400を7月末から発売、携帯型のHX545を8月上旬から発売すると発表した。いずれも日本マランツ製。
 GX5400は、手のひらサイズの小型ボディーで取付が容易。堅牢設計も特徴。HX545は、小型ながら5Wの高出力。大口径スピーカーを採用し、明瞭な音声で聞くことができる。
 両機種とも、簡易無線に割り当てられたUHF35ch、VHF9chを、それぞれ5ch単位7プロック、3ch単位3ブロックに分け、各モデルとも任意の1ブロックを内蔵できる。チャンネル変更はユーサー自身の手で可能。
 不要な音をカットするスケルチ機能、電波が届いているかどうかがわかるページング機能、など多くの機能を有する。
 大きさはGX5400が100×135×25mm、HX545が55×104×28mm。重さはそれぞれ500gと282g。



1999年8月18日




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