電波新聞拾い読み 1999年3月

シャープ MPEG-4採用デジタルレコーダー

  シャープは17日、MPEG-4を採用し、長時間動画撮影のできるデジタルレコーダー「インタ
ーネットビューカム」VN-EZ1(60,000円)を、4月27日に発売すると発表した。
映像記録には世界で初めてASF方式を採用し、インターネットでの動画送受信が簡単にでき
るのも特徴。
  新製品は32MBスマートメディアを使用して、秒1、2枚記録のLPでや苦2時間17分、5−15
枚記録のSファインで約10分などの5モードの音声つき記録が選択可能。
  また、次世代マルチメディアフォーマットといわれているASF(アドバンスド・ストリーミング
・フォーマット)の採用により、ウインドウズ95/98環境で簡単に再生ができる。静止画は8MB
使用時で約144枚と約72枚の2モード。

・1/4型35万画素CCD
・6.1万画素1.8型液晶モニター
・大きさ幅78.8×高さ88×奥行き42mm、重さ約148g。
・単三アルカリ乾電池4本で約1時間、ニッケル水素充電池で約1時間40分の連続撮影可能

1999年3月18日


299ドルパソコン登場 米マイクロワークスが発売

  米マイクロワークス・コンピューターは16日までに、299ドル(約35,300円)パソコン「ウエブ
スター」を米国で発売すると発表した。
価格にはモニターは含まれていないが、MPUにはナショナル・セミコンダクターの300MHz版
サイリックスチップを採用。32MBのメモリーと3.2GBのHDD、56Kbpsのモデムを内蔵。OSはウ
インドウズ98。さらに1年間のインターネット接続サービス付き。
米国でインターネットを1年間利用すれば、約240ドル必要なためこの分を差し引けばパソコン
の実質的価格は約50ドルとなる計算。

1999年3月18日


NTTドコモ マイクロソフトと提携 モバイル・マルチメディア関連商品・サービス開発へ

  NTTドコモとマイクロソフトは17日
1.ウインドウズCEのモバイル対応機能改良
2.携帯端末利用のデータセンターサービス共同開発
3.ウインドウズCEベース製品でのPHS高速データ通信サポート
など無線とコンピューターソフトを利用利用のモバイル・マルチメディア関連商品・サービス
の開発で提携・協力関係を推進することで基本的に合意、覚書を締結したと発表した。
  今回のマイクロソフトとの提携は、ハンドヘルドコンピューターやPDAを端末に利用、携帯
電話やPHS網を使ってモバイルマルチメディアを実現するのが目標としている。

1999年3月18日


TBS 地上データ放送のシステム使い、音楽とCG映像放送

  TBS(東京放送)は、22日から10日間にわたり地上データ放送「データパレード」のシステム
を使い、深夜時間帯を利用して、大容量の音楽とCG映像データを放送する。
  放送するコンテンツは、ダンス音楽と、それにあわせVJ(ビジュアルジョッキー)が操るCG映
像。

1999年3月18日


米アップル サーバー向けOSのソースコードを公表

  米アップル・コンピュータは16日、サーバー向けOS「マックOSXサーバー」の基礎となるプロ
グラム「ダーウィン」の設計図にあたるソースコードを無料でプログラム開発者向けに公表した
と発表した。
  マッキントッシュパソコン向けOSのソースコードは公表していない。

1999年3月18日


Linux 大手ハード、ソフトベンダーが対応へ

  NECやジャストシステムなど大手パソコンハード・ソフトベンダーのUNIX準拠のフリーOS
「Linux」(リナックス)への対応発表が続いている。
18日から東京国際フォーラムで開催される「リナックス・ワールドカンファレンス・ジャパン99」
で対応機器の展示や発表が行われる。また会員募集を開始したリナックス・コンソーシアム
設立準備事務局(富士通ABC内)は、設立総会を開き会長・理事を決定する予定。
  今週になってLinux対応を発表したベンダーは、NEC、日本IBM、PFU、ジャストシステム、
伊藤忠テクノサイエンスなど。リナックス・ワールドカンファレンスには52社が協賛/出展す
る。
  NECは自社製品での動作確認情報や教育コースの設定など各種サービスをスタート。
  日本IBMはサーバーやワークステーション、ノートパソコン上でレッドハット・リナックスを
稼働させるように協力を進めるほか、データベースでDB2リナックス版を第2四半期から提供
予定。
  ジャストシステムはリナックスに対応したATOKの他、ATOKサーバーも7月以降に発売。

1999年3月18日


インテル 「ペンティアムIIIXeon」投入

  米インテルは17日、サーバーやワークステーション向け高速プロセッサー「ペンティアム
IIIXeon」を投入した。
  投入第一弾は、500MHz版で、内蔵キャッシュメモリーは512KB、1MB、2MBレベル2でサ
ーバーやワークステーションなど2、4、8並列処理に対応。さらに来月には動作速度550MHz
でキャッシュ512KB版を、99年第3四半期には8並列対応で2MBレベル2の550MHzプロセッサ
ーを投入する予定。
  また、インテル(日本)も18日午前、「ペンティアムIIIXeon」プロセッサーの同日からの量産
出荷を発表した。
500MHz版の価格は、二次キャッシュ512KB版が108,170円、1MB品が230,060円、2MB品が
428,980円。

1999年3月19日


ソニー VAIO-Z505DX

  ソニ−は18日、薄型サブノートパソコンVAIOシリーズの新製品として、12.1型TFT液晶
やモバイルペンティアムIIプロセッサーを搭載し、デジタル携帯電話端子など通信機能を強
化した2機種を4月3日から発売すると発表した。

PCG-Z505DX(オープン価格)
モバイルペンティアムII333MHz、100/10BASE-T対応
PCG-Z505D(オープン価格)
モバイルペンティアムII266MHz

XGA表示対応12.1型TFT液晶搭載
薄さ22mm
デジタル携帯電話端子標準装備
メモリースティック専用スロット装備

1999年3月19日


日本サン・マイクロシステムズ社名変更

  日本サン・マイクロシステムズは、4月1日付で社名を「サン・マイクロシステムズ株式
会社」に変更する。

1999年3月19日


「東京ゲームショー'99春」開幕

  コンピュータエンターテインメントソフトウエア協会(CESA)主催の「東京ゲームショー
'99春」が、19日千葉・幕張メッセで開幕した。
  6回目の開催となる今回のテーマは「スイッチ・オン!」。昨年来のコンセプト「GAME
EVOLUTION」を踏襲し「新たな変革に向けて始動するためのスイッチが入れられる」を
意味する。
  会場では、82社が過去最高の1,530コマに新作ゲームソフトなどを披露。会場で初公
開された新作を含め、総出展タイトル数は約470となった。
  今回初めて設置された「海外出展コーナー」では「英国大使館」「Korea Software Ind
ustry Association」が、ヨーロッパおよび韓国の最新ゲームソフトを紹介。業界関係者の
注目を集めた。
  19日は業界関係者のみの特別招待日、20日と21日が一般公開日となる。当日入場
料1,200円、小学生以下は無料。

1999年3月20日


秋葉原電気街振興会首脳会見 7月に「AKIBAX−インターネットショー」

  秋葉原電気街振興会の谷口好市会長と、山本修右氏、左藤博氏、小野一志氏、石丸
俊之氏の4副会長は19日、秋葉原電器街の事務局で記者会見し、共同販促策「夏の電気
まつり」にあわせて7月に「AKIBAX'99−インターネットショー」を7月17日から20日までの4日
間にわたり開催する計画であることを明らかにした。
今回が第3回となり、過去2回のインターネットショーに比べて、デジタル関連でつながり、
発展していくものを取り込んだ内容にしようと計画中。

1999年3月20日


山岳遭難者を早期救助 アマチュア無線家二人表彰

  東海地方非常通信協議会はアマチュア無線による非常通信により、山岳遭難者の早期
救助に貢献したアマチュア無線家二人を表彰する。
  今年1月3日午前10時40分頃、北アルプス奥穂高登山中の3人のパーティーからアマチ
ュア無線による遭難通報(救助要請)を受信し、直ちに遭難者の人数、氏名、住所、現在位
置、健康状態などを把握した上で、現場を管轄する長野県警察豊科警察署に電話で通報。
 その後、午後4時40分頃全員が無事救助されるまで救助に必要な情報や遭難者の家族
からの励ましなどの非常通信を行い、早期救助に貢献した。

1999年3月20日


次世代携帯電話 来年にも「国際標準」 ITU、骨子案合意

  2001年の実用化が予定されている次世代携帯電話(IMT-2000)に関し、国際電気通信
連合(ITU)はブラジルのフォルタレッザで開いた標準化会合で標準骨子案に合意した。
6月の北京会合、10月のフィンランド会合などを経て、今年末までに詳細を詰め、2000年早
々にもITU標準としてまとめる予定。
  今回の会合では各方式のパラメータを全体としてひとつにまとめた「キーパラメータ勧告
草案」を決定。日欧方式と米国方式ともに勧告化される見込みとなった。
  今後、標準化会合ではIMT-2000の具体的な標準化を検討して行くが、今回のキーパラ
メータ勧告草案を元に
1.高度CDMA(符号分割多元接続)方式のFDDダイレクト・シーケンス=W-CDMA
2.高度CDMAのFDDマルチ・キャリア=cdma2000
3.高度CDMA方式のTDD
4.高度TDMA(時分割多元接続)方式
といった複数モードを有する一つの標準に向け作業を進めていく。
  11月の会合で各勧告案の承認手続きを行い、2000年早々にもITU標準としてまとまる見
通し。これによって、2001年に実用化される予定のIMT-2000は日本国内で使っている端末
を海外各国に持っていってもそのまま通話できるなど、世界中で利用可能になる。

1999年3月22日


マイクロソフト IE5無償提供開始

  マイクロソフト(日本)は「インターネット・エクスプローラ5」日本語版の無償提供を開始し
た。
  同社のWebサイトの他、インターネットサービスプロバイダーによるカスタムCD-ROM、雑
誌綴じ込みのCD-ROMなどで提供。
なお、今回のリリースは日本語版、英語版をはじめとする、全世界8カ国語陣の同時リリース
となる。

1999年3月22日


手のひらサイズの片手入力キーボード

 富士通高見澤コンポーネントは手のひらサイズの携帯情報端末、米IBMの「WorkPad」
や米3Comの「PalmPilot/PalmIII(パームパイロット/パーム3)」の高速テキスト入力用
片手入力キーボード「SH-Keys(シングル・ハンド・キーズ)」を開発、20日発売した。
「SH-Keys」は、重さ75g、外径寸法95×80×高さ20mmと手のひらにすっぽり入る大きさ。
対応する携帯情報端末のシリアルポートにはめ込むだけで、高速テキスト入力ができる
もの。

1999年3月23日


インテル セレロン・プロセッサー433MHz版

 インテル(日本)は23日、低価格デスクトップPC向け「Celeronプロセッサー」433MHz版を
同日から出荷すると発表した。
 価格(1,000個受注時)はFPGG(プラスチック・ピン・グリッド・アレイ)パッケージが20,590円、
SEPP(シングル・エッジ・プロセッサー・パッケージ)が21,570円。
 セレロン433MHz版は、価格性能比に優れた家庭・個人向けPC用で主要な使用目的である
インターネットやインタラクティブなゲームなどを、より快適に扱う環境を実現する。

1999年3月24日


富士通 ニフティの全株取得

 富士通は23日、ニフティの株式を100%取得したと発表した。日商岩井が保有していた50%の
株式を、260億円で今月31日に取得することで両社が合意したもの。富士通の50%と合わせて、
100%の株式を所有したことで、完全子会社となる。

1999年3月24日


NTT ICカード公衆電話導入開始

 NTTは、ICカード公衆電話を東京近郊、大阪近郊で24日から導入する。ICテレホンカードも
同日発売する。
 ICカード公衆電話機の設置場所は、
東京近郊
 JR東京駅周辺(20台)、JR新宿駅周辺(30台)、羽田空港(40台)、成田空港(20台)
大阪近郊
 JR大阪駅周辺(15台)、JR新大阪駅周辺(20台)、関西国際空港(50台)、大阪空港(15台)

1999年3月24日


アルインコ 144/430MHzハンディ機「DJ-V5」

 アルインコは、144/430MHz帯の送受信、FMワイド受信のできるハンディタイプのアマチュア
無線機DJ-V5(44,800円)を4月中旬に発売する。

・送信出力0.5W、1W、5W
・トーンスケルチ、DTMFスケルチ内蔵
・200チャンネルメモリー
・バックアップ電源不要のEEP-ROM採用
・電源は単三4本
・付属のニカド電池で4時間
・大きさ幅58×高さ97×厚さ40mm、重さ約335g(電池含む)

1999年3月24日


セイコーエプソン GPSカード開発

 セイコーエプソンは23日、ノートパソコンで本格的ナビゲーションシステムを実現するGPS
カードを開発、5月までにサンプル出荷をはじめ、今年夏からOEM供給を開始すると発表し
た。
 新製品は、PCMCISタイプII互換のGPSカードで、ノートPCに挿入し、地図ソフトと組み合わ
せることで、GPS衛星からの信号を受信し、現在位置などをノートPC上にリアルタイムに表
示できる。
 ローパワー回路設計技術に加え、ローパワー専用LSI、ローパワー小型GPSアンテナを採
用することで、現行のGPSカードに比べ消費電流を1/2以下にした。
 前回電源切断時のアルマナックデータ、時刻、位置を内部のメモリーに記憶、再立ち上げ
時の初期測位時間は50秒以内。受信チャンネル数は8チャンネル、最も測位精度の高い衛
星を自動選択。
 データ出力は、標準のNMEAに加え、エプソン・フォーのマットでも出力可能。
動作環境はWin95/98。

1999年3月24日


コンパック パームサイズPC参入

 コンパックコンピュータは23日、コンシューマ向けのPRESARIO213カラーパームサイズPCを
発売開始し、今月下旬から出荷すると発表した。
価格はオープン。推定小売価格は8万円以下。

・ウインドウズCEパームサイズPC搭載
・反射型カラーTFT液晶ディスプレイ
・リチウムイオンバッテリー採用で最大10時間利用可能
・デスクトップPCとのデータ連携ツール「ActiveSync」付属

1999年3月24日


三洋 国内オーディオ市場に2年ぶり再参入

 三洋電機は、MDオーディオ商品3機種を発売し、国内のオーディオ市場に2年ぶりに再参入
する。
 発売するのは、ポータブルポータブルMDシステムMDG-U4R(50,000円)同U4T(50,000円)ポ
ータブルMDプレヤーMDG-P3(31,000円)。
 ポータブルMDシステムは、録音再生MDプレヤー、エリアバンド機能付きAM/FMチューナーを
持つ小型DC電源製品。別売パソコン接続キットにより、パソコンからの操作や文字入力ができ、
インターネット音楽情報の録音が可能。20年ほど前にヒットした同社のU4にちなみ「MD-U4」の
ネーミングを採用。
 ポータブルMDプレヤーは、再生専用でジャケットサイズ。ガム型ニッケル水素電池2本を採用
し、約21時間の連続再生を実現。リモコンはスケルトン・レインボーカラーのペンダントデザイン。

1999年3月24日


電気通信技術審議会 無線LAN高度化の技術的条件を答申

 郵政省は23日、電気通信技術審議会から準マイクロ波帯を使用する無線LANの高度化の
ための技術的条件について答申を受けた。
答申の主な内容は
1.伝送速度を2Mbps程度から10Mbps以上に高度化することにより、マルチメディア伝送への
  対応が可能
2.欧米と整合性の取れた周波数割当(現行26MHz幅から最大83.5MHz幅に拡大)
3.2.4GHz帯の周波数を使用する他の無線局との周波数共用条件について明確化

1999年3月24日


日立 衛星イントラネット構築・運用、衛星Iネット接続サービス

 日立製作所は24日「衛星イントラネット構築・運用」および「衛星インターネット接
続サービス」の販売を開始する(サービス開始は6月)とともに、ネットワーク接続方
式「UDLR」をサポートした衛星ルーター「With IT-SAT1(ウイズイットサットワン)」
の販売を開始すると発表した。
 「UDLR」はインターネットの標準化組織「IETF」が標準化を進めているネットワーク
接続方式。最大6Mbpsの高速伝送を実現する。

1999年3月25日


ケンウッド ブラジル・ビステオンと委託生産・販売契約

 ケンウッドは、ブラジルのビステオン・オートモーティブ・システムズ・サウス・アメリカ
とカーオーディオの委託生産および委託販売の契約を締結した。
 今回の契約は、ブラジル国内のアフターマーケット用としてのカーオーディオ委託生
産・販売契約でこれに伴いケンウッド側はブラジル・ビステオンへの技術協力および生
産指導を行いながら、同社の販売網を利用してブラジル国内での販売をさらに拡充し
ていく方針。
生産は4月中旬から順次行う。

1999年3月25日


NTTドコモ 4月からPHS64Kbpsデータ通信サービス

 NTTドコモは24日、PHSによる「64Kデータ通信サービス」の本格提供を4月1日から開
始することを郵政大臣に届け出たと発表した。
料金は32Kデータ通信と同一料金。

1999年3月25日


東芝 365日24時間体制総合案内センター開設

 東芝は、企業代表窓口として365日、24時間体制、フリーダイアルの「東芝総合ご案内セン
ター」を開設し、4月1日から業務を開始する。
 従来からの代表番号は残すが、同センター専用のフリーダイアルを設ける。窓口で即答
できない内容の問い合わせなどは、パソコン画面で該当事業部門や担当者に転送できる。
このシステムにより、従来のようにオペレーターが電話をあちこちに回したりすることもなく
なる。
 同センターは東芝本社ビル内に設置し、17人の体制で運営する。

1999年3月26日


英C&WがIDC買収交渉

 24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、英ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)
が出資先の国際デジタル通信(IDC)の株主との間で同社株式の一部を約2億3,000万ドル
で買収する方向で交渉している、と報じた。
 それによると、C&Wはまだ正式な提案をしたわけではないが、交渉は詰めの段階に達し
ている。ただ、NTTもIDCとの間で買収交渉をしており、買収合戦になる可能性もある。

1999年3月26日


マイクロソフト 2000年問題で新サービス

 マイクロソフト(日本)は2000年問題への取り組みを強化し、新たなサービスを提供する。
 2000年問題に取り組み企業ユーザーへの支援を強化するため、ゴールデンウイークおよ
び年末年始根サポート体制を確立する。
 インターネットを利用してWebサイトから商法を入手できないユーサーを対象に「2000年問
題インフォメーションセンター」を4月12日から開設する。
 MS製品に関する2000年問題を収録したCD-ROM「リソースCD」を無償で提供するサービ
スを開始する。

1999年3月26日


ラオックスヒナタ「佐久平店」オープン

ラオックスヒナタ(長野市)ラオックスの子会社
 佐久平店(長野県佐久市長土呂340-2)3月12日オープン
上信越自動車道佐久ICから車で5分
店舗面積 3,848平方メートル
売場面積 2,400平方メートル
駐車場 164台収容
スタッフ 社員・アルバイト合計25人

1999年3月26日


ダイクマ 「平和台駅前店」オープン

ダイクマ(本社=神奈川県平塚市)ディスカウントストア
 「平和台駅前店」(練馬区北町6-32-5)3月25日オープン
   同社29店舗目、都内6店舗目、23区内初
   敷地面積 6,122平方メートル
   延べ床面積 18,083平方メートル
   売場面積 5,053平方メートル
     自営面積 4,813平方メートル
     テナント 240平方メートル
   駐車場496台、駐輪場480台
   スタッフ 社員118人

1999年3月26日


郵政省 地上波デジタルTVで時限立法 放送局支援へ

 郵政省は25日、2000年から試験放送する地上波テレビのデジタル放送のために、テレ
ビ局が新しい設備を導入するのを支援する時限立法の「高度テレビジョン放送施設整備
促進臨時措置法案」をまとめた。同省の外郭団体が債務保証を引き受け、テレビ局が資
金借り入れをしやすくするもので、今通常国会に法案を提出する。
 新法案の内容は、郵政相がデジタル事業の基本方針を策定。各テレビ局がデジタル化
の事業計画を郵政相に提出して、実施許可の認定を受ける。認定を受ければ、社債の起
債や資金の借り入れの際、同省の外郭団体、通信・放送機構が債務保証する。
 同法は、デジタル化が全国で完了し、アナログの地上波を停止する目標の2010年12月
31日で廃止する。

1999年3月27日


NEC新社長に西垣専務

 NECは、26日の取締役会において西垣・専務が社長に就任することを決めた。また、
佐々木・元副社長が会長に、金子社長は取締役相談役に就任する。
1999年3月27日


日本マランツ 執行役員制導入

 日本マランツは、26日に開催した取締役会において、執行役員制度の導入を決定し、
山口・国内営業本部長、清水・情報機器事業統括本部長、下口・AV事業部長の3人が
執行役員に専任された。

1999年3月27日


米マイクロソフト 30日に初の和解交渉

 米マイクロソフトの独禁法違反訴訟で、米司法省、全米19州とマイクロソフトが30日に
初の和解交渉を行う。ニューメキシコ州のマドリード司法長官が25日、記者団に明らか
にした。
 和解案は
1.インターネット接続業者と結んでいるネット閲覧ソフトの独占供給契約を見直す
2.パソコン立ち上げ時に表示される閲覧ソフトをパソコンメーカーが自由に自由に変更
  できるようにする
などの内容だが、司法省はパソコンOS分野の競争を活発化するには不十分と判断してい
る。

1999年3月27日


コジマ「New長野店」オープン

コジマ「New長野店」(長野市稲里中央地区区画整理事業地内74街区1)3月21日オープン
長野県内3店舗目、全国で186店舗目
延べ床面積 7,684平方メートル
売場面積 4,596平方メートル
4階建て
1階 駐車場   
2、3階階 売場   
4階 事務所
スタッフ 35人

1999年3月27日


「地域振興無線システム」高度利用に関する報告書

 地域振興無線システム(正式には地域振興用陸上移動通信システム)の高度利用に関する
調査報告書が、地域振興のための電波利用に関する調査研究会の手でまとまり、関東電気通信
監理局が公表した。
携帯電話・PHSが急速に普及する中での地域振興無線システムの利用について「地域横断的
な通信システムとして、地域独自の活用、利用」を強調する中で、多彩なアプリケーションの提案
も行っている。
 携帯電話の急速な普及が、既存の陸上移動無線システムに大きな影響を与えつつあるが、こ
の調査報告書では、地域共同利用型の無線システムとしての特徴を生かしたアプリケーション開
拓の提案に力が入っている。提言として、システムの知名度向上の必要性を指摘しているのもこ
のため。
地域振興無線のアプリケーション開拓のため、関東各県の産業、地形など詳しく分析。その上で、
農業/工業/商業・サービス業/イベント・アミューズメント/観光・リゾート/公共の6つの利用
分野に分け、音声系・画像系・データ通信の3方向からシステム提案を行った。

1999年3月29日


ビクターとソニーが技術提携 D-VHSシステム共同開発

 日本ビクターとソニーは29日、デジタル放送やネットワーク時代に対応する「IEEE13974」
インターフェースを採用したD-VHSシステムの共同開発で技術提携したと発表した。
今回の提携を受けてのD-VHSシステム製品はそれぞれ「今年の夏に国内発売予定」(ビク
ター)「夏すぎの商品化を計画」(ソニー)としている。
 今回の共同開発は、日本ビクターが持つD-VHSの基本システムに関する技術・ノウハウと、
ソニーが持つIEEE1394インターフェースに関する技術・ノウハウを相互に結びつけて、D-VHS
と各種接続機器とのデジタルインターフェースによる操作性の向上をめざすもの。これにより、
今後両社が開発するD-VHSシステムは、デジタル衛星放送や地上波デジタル放送のセット
トップボックスなどの幅広い機器と接続してのデジタル動画記録・再生や伝送が可能となる。

1999年3月30日


ケンウッド 新社長に酒井田常務

 ケンウッドは、岡・社長の代表取締役会長就任と、酒井田・常務取締役カーオーディオ事業
部長の代表取締役社長就任、石坂会長の相談役就任を内定した。6月29日就任予定。

1999年3月30日


「コジマ平成本店」オープン

コジマ平成本店(栃木県宇都宮市星が丘2−1−10)3月12日オープン
本社屋向かいの本社駐車場敷地に2階部分を新設してのオープン
全国で185店舗目、栃木県下34店舗目
売場面積 496平方メートル
スタッフ 6人

1999年3月30日


コジマ ソーテックとパソコン販売で提携

 コジマはソーテックとパソコン販売で提携し、オリジナルモデルパソコン2機種の販売を開
始した。
 新製品は「Micro PC STATION 366P-K一太郎Liteモデル」(99,800円)、「Micro PC STATI
ON 3500-K一太郎Liteモデル」(198,000円)。
 366PKモデルは、CPUにインテル・Celeron366MHzを搭載し、HDDは4.3GB、15型モニター
を採用。3500−KモデルはCPUにペンティアムIII500MHz、HDD6.4GB、17型モニターを採用。
両機種共通として「一太郎Lite」をバンドル、CD-ROMは最大32倍速、モデムは56Kbps。

1999年3月30日


キャノン 131万画素デジタルカメラ「PowerShotA50」

 キャノンは29日、131万画素CCDと2.5倍沈胴式ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「パ
ワーショットA50」を4月17日から発売すると発表した。
価格は、8MBコンパクトフラッシュカード、画像関連ソフト、接続キットをセットにしたバリュー
キットで79,800円。

1999年3月30日


三菱電機 DVDナビ市場に参入

 三菱電機は、DVDカーナビゲーションシステムCU-V77(168,000円)を5月10日発売し、DVD
ナビ市場に参入する。
 本体は奥行き159mmの1DINサイズで、どんな車種にも取り付けられるようにしたほか、本体
にモニタースタンド取付部を装備しており、別売スタンドを使用すれば、助手席エアバッグ車や
コラムシフト車でも大型モニターを安全に取り付けることができ、前方視界も確保することがで
きる。
 さらに、同時発売のMDレシーバーMD-H88(58,000円)CDレシーバーCD-H66(49,800円)と
接続すれば、車室内でDVDビデオソフトを高画質・高音質のシアター間隔で楽しむことが可能。
H88/66には2つの新開発DSPを搭載しており、臨場感あふれるバーチャルサウンドを再生する
ことができる。
 V77に、7型ワイドテレビ、FM多重VICSユニットをセットにしたCU-V77VP(258,000円)もライン
アップする。

1999年3月31日


NTT IDCに買収提示

 NTTは30日までに、国際新電電の国際デジタル通信(IDC)に対し同社を買収するため、株
式取得価格などの買収条件を提示した。
 IDCに対しては、主要株主の英ケーブル・アンドワイヤレス(C&W)が株式買い増しをめざ
し、他の株主に株式買い取り価格などを提示している。今回の提示で、国際新電電をめぐり
大手外国資本とNTTが買収を競い合う異例の事態となってきた。

1999年3月31日


コンピューターウイルス「メリッサ」 日本でも被害拡大へ

 米国で被害が問題となっているコンピューターウイルス「メリッサ」は日本でも広がり始め
ている。ウイルス対策ソフトメーカーは30日「かつてないほど感染力が強く驚異的」としてお
り、電子メールの利用者に注意を呼びかけるとともに特別に発見・駆除ソフトの無償配布を
始めた。
 ウイルスは国際的に標準形式のファイルで作られており、日本語版のソフトを使っていて
も同様に感染する。また画面上では何も変化がないため、初心者ほど感染に気づきにくく、
被害を広げてしまうという。
 トレンドマイクロ、ネットワークアソシエイツの2社は29日から順次、ホームページで対策
ソフトの無償ダウンロードサービスを始め、顧客以外にも利用を呼びかけている。

1999年3月31日


家庭用ワインセラーに相次ぐ参入

 ワインブームを狙い、電機メーカーによる家庭用ワインセラーの発売が相次いでいる。松
下電器、日立に次いで三洋電機は30日、ワインセラー2機種を6月1日に発売すると発表した。
 三洋電機はワイン36本の収納ができるSR-MC36(250,000円)とKC36(200,000円)を発売す
る。
6度Cから18度Cまでの温度帯を2度単位で温度設定でき、設定温度は庫内全面上部に表示
される。
 わが国のワインの消費量は急速に増加しており、「98年度の国内のワイン消費量は、前年
度の54%増の4,000ケース(フルボトル換算4.8億本)であり、今後も増加する方向にある」(松
下冷機)「98年度の果実酒類の総消費量は225,000Kリットルで、5年間で倍強の増加」(三洋
電機)という。
 このため、電機メーカー各社がワインを収納して、温度管理するとともに、熟成機能を持つ
ワインセラーを商品化。松下冷機は、48本、36本収納のワインセラーを昨年夏に発売したの
に次いで、12本用のNR-EW6D12AH(130,000円)24本用のEW10D24AH(230,000円)を昨年
末から今年にかけて発売。また、日立では日立リビングサプライが、10本収納のWF-10
(98,000円)を昨年10月に発売している。

1999年3月31日


とちぎテレビ 4月1日開局

 とちぎテレビ(宇都宮市)が4月1日に開局する。
 JOGY-TVとちぎテレビ(略称TTV)は、本社・演奏所を宇都宮市昭和町に置き、送信所を市
内塙田に置く。チャンネルは31chで、空中線電力は映像1KW、音声250W。開局と同時に矢板
(33ch)今市(48ch)足利(46ch)馬頭(48ch)葛生(53ch)岩舟(61ch)の6中継局を設置。
放送区域世帯数は約390,100世帯で、カバー率は90%を越える。初年度中にさらに5地区に
中継局を設置の予定。

1999年3月31日


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