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電波新聞拾い読み 2020年5月14日

1-3月のスマホ出荷 中国、新型コロナで20%減

 米調査会社IDCはこのほど、世界最大のスマートフォン市場である中国と、第2位のインドの1-3月スマホ出荷台数を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中国が前年同期比20.3%減と落ち込む一方、3月25日に全土で都市封鎖を実施したインドは同1.5%増と低成長ながらもプラスを記録した。
 中国の出荷台数は6660万台で、1年前より1700万台減少した。工場閉鎖などサプライチェーンの混乱や、感染防止に向けた都市封鎖の影響による需要減が響いた。
 IDCでは「3月になって生産と需要の両面で回復が見られ始めたが、需要は今後もグローバルの経済低迷の圧力を受けるだろう。世界的に新型コロナ感染症の状況が改善し、5Gスマホ価格が下がれば、10-12月に前年同期比プラスが期待できる」と予想する。
 一方、インドの出荷台数は3250万台で、前年同期より僅かに増加。流通チャネルの在庫は高水準が続いた物の、値引きやキャッシュパックなどの販促キャンペーンが奏功してネット販売が同9%増と好調に推移した。


サンワサプライ 音声を手元で聴くテレビ用スピーカ

 サンワサプライが運営している直販サイト「サンワダイレクト」は、乾電池式で、どこでも自由に設置可能で、USB給電にも対応、聞き取りにくいテレビの音声も手元・耳元ではっきりと聴くことができるテレビ用スピーカ「400-SP087」を発売した。販売価格は3618円(税別)。
 5mの超ロングケーブル仕様で、少し距離の離れたキッチンなどテレビ音声を手元で聞きたいときに便利だ。電源は電池駆動、USB給電での2WAYに対応している。
 背面には簡単にケーブルを巻き取れるケーブルホルダーが付いていて、余剰ケーブルをすっきりと収納できる。
 アンプ内蔵によりコンパクトでも明瞭で迫力のあるサウンドを再生できる。大型のボリュームコントローラを採用しているので、音量調整が容易。また、電源とボリュームコントロールを分けているため、電源を入れるだけでいつもの音量で聴くことができる。


アイコム3月期連結決算 増収増益

 アイコムは増収増益だった。  播磨正隆社長は「12月までは期初に計画した売上げを上回っていたが、1月から月を追って落ち、3月はコロナ禍もあり失速した。ただ、前年度4四半期にあった官公需の大型案件が今期は見込めないと見ていた1-3月売上高は想定ほど落ちなかった。このため国内売上高は前年比99.3%だった。海外売上高は期初に各地域で10%近く伸びると見ていたが、東南アジアが伸びず、欧米もコロナ感染拡大によるロックダウンで3月が大幅に落ちた。これにより海外売上高は前年比10.57%となった」と説明した。
 21年3月期連結業績はコロナ禍で国内外ともに非常に厳しく「増収増益はない」と予想しているが、未定とした。


電波新聞拾い読み 2020年5月14日