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電波新聞拾い読み 2020年4月27日

放送・映像関連業界 イベント中止・延期広がる

 新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るう中、世界各地で様々なイベント中止または延期されている。放送・映像・CATV関連の展示会やイベントも国内外で中止や延期、オンライン開催などの発表が相次ぎ、今後も拡大しそうだ。


JPCA 電子機器トータルソリューション展 中止を決定

 日本電子回路工業会(JPCA)は、5月27から29日の2日間、東京ビッグサイトで開催を予定していた「電子機器トータルソリューション展2020」を中止する。
 新型コロナウイルスの感染が国内外で拡大、また収束のメドが立っていないことを踏まえ、来場者、出展社および関係者の健康と安全が最優先事項と判断し、中止することにした。
 電子機器ソリューション展は「JPCA Show」「JISSO PROTEC」などから構成される。電子回路の最新技術を一堂に公開する専門店。19年は507社が出展、来場者数は4万4110人だった。


日本のモバイルネットワーク 世界トップクラス

 英オープンシグナルはこのほど、モバイルユーザーの体感を分析した「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」を公開した。
 同社は世界中で1億台以上のデバイスから毎日収集された数十億の測定値を使用し、ワイヤレス業界で最大の規模と頻度で全世界のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを分析している。オープンで透明な評価手法を用い、中立的な立場でのリポートを提供。通信監督官庁や業界団体、コンシューマ、金融など幅広い業界に影響を与えている。
 日本の通信事業者を対象とした調査では @スピードおよび遅延 A4G利用率 B4Gカバレッジ Cモバイルゲーム体験 Dビデオ体験 Eボイスアプリ体験 Fダウンロード速度 Gアップロード速度−の8つのカテゴリで調査・分析した。
 日本の通信事業者が提供するモバイルネットワークはも世界トップクラスの優れたネットワーク環境と評価された。画像やビデオのアップロードスピードではドコモとソフトバンクが優勢。auは4G接続の高い可用性を実現した。ドコモはダウンロード速度で最も優れたスピードを提供している。
 調査では日本でのサービス開始が間もないこともあり、5Gに関する調査は行われなかった。


電波新聞拾い読み 2020年4月27日