テレワークや休校措置に伴うオンライン学習の導入などで、Webカメラやヘッドセットマイクなど、PC周辺機器の需要が増えている。シャープのウエアラブルネックスピーカ「AQUOSサウンドパートナー」も、こうした需要を背景に販売が伸びている。もともとウエアラブルネック市場は家庭で映画や音楽を楽しみたいとか、キッチンやウォーキングなどでの"ながら視聴"のニーズで売れていたが、新たに在宅需要が販売増を後押ししているようだ。
同社では、18年11月に軽量88g設計の「AQUOSサウンドパートナー」AN-SS1を発売。19年3月には音質重視のAN-SX7Aも発売するなど、充実した商品陣容で拡大するウエアラブルネックスピーカ市場に応えている。
AN-SS1は、連続14時間再生を実現。ブルートゥース方式を採用し、首にかけて装着することで、イヤホンやヘッドホンのように周囲の音を遮ることなく、ワイヤレスでテレビの音声やスマートフォンの音楽を耳元で聴ける。
音声送信の遅延が少ないオーディオコーディックFastStreamに対応しており、ストレスなく聴ける。
高齢者でも負担が少なく、テレビの音声を聞き取りやすいといった使い方ができるため、幅広いニーズに対応できる。
女性層にも受け入れられやすいローズゴールド、ミントグリーンもそろえるなど、カラーバリエーションも充実している。
AN-SX7Aは、独自の「ACOSTIC VIBRATION SYSTEM」によって、迫力のある重低音を実現する。低音域から中高音域の音声までバランス良く再生し、低音に振動が加わることで臨場感あるサウンドが楽しめ、ソファに座って、ゆっくり映画や音楽を聴くことができる。
ここに来て在宅需要も加わり、テレビの音声や音楽を楽しむだけでなく、スマホやPCとブルートゥースでつなぐことで、新たな活用の仕方としてテレワークやオンライン学習での利用が、特にAN-SS1を中心に増えている。
使い方としては、Web会議やオンライン学習で耳をふさがずに、ハンズフリー通話で利用するといったことが多いようだ。
使うメリットとして、ブルートゥースでつなぐため配線が不要、約88gの軽量(SS1)なので、長時間使用しても負担が少ない、耳をふさがないため、家族の様子など周囲の状況が分かりやすいといった点が上げられる。
また、約14時間の長時間再生が可能で、席を外していても着信に気付きやすく(約10m)、そのまま通話もできる。
さらに上向きスピーカにより、音声が耳元でクリアに聴こえるため、同居家族がテレビ視聴に使用すれば、在宅ワークにも集中しやすい、などが挙げられる。