ヤマダ電機が持ち株会社体制に移行し、10月1日付で「ヤマダホールディングス」に社名を変更する。社長には山田昇現会長が就任する。
持ち株会社は経営の管理・監督や経営戦略の企画・立案をはじめとする総合的な統制に特化。グループ全体でガバナンスを強化し、業務・資本提携やM&A(合併・買収)などの加速を目指す。
山田の100%子会社として4月1日付で分割準備会社を設立。家電や住設関連の販売といった現事業を承継させる。10月1日以降の社名は「ヤマダ電機」として、現社長の三嶋恒夫氏が引き続き代表を務める。
同社は家電を軸に、インテリア雑貨や家具、リフォームなど、住空間全体を提案する新業態店「家電住まいる館」へと既存店を転換して構造改革を推進している。
昨年12月には大塚家具を子会社化し、大塚商品の店舗展開も始めるなど新たな提案を加速する。