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電波新聞拾い読み 2019年12月18日

NEC ローカル5G事業に本格参入

 NECは17日、次世代高速通信規格5Gを地域限定で利用できるローカル5G事業に本格参入すると発表した。ローカル5Gを実現する仕組みを総合的に提供するとともに、新たにローカル5Gの商用免許を取得し、20年度以降、NECグループの工場に導入していく。
 ローカル5Gの実現に向け、これまで培ってきた端末から基地局、ネットワーク、情報基盤、保守までを総合的な支援していく計画で、製造業や建設、交通、流通、公共などに提供する。20年1月には玉川事業場内に、ローカル5Gを体験し検証できる「ローカル5Gラボ」を開設。顧客と一緒に利用環境の検証などを進める。同時にグループのNECプラットフォームズの国内外の工場に導入し、生産性向上などに活用する。


総務省 24日からローカル5G 申請受け付け

 総務省は17日、次世代通信規格「5G」ネットワークを企業や自治体などが独自に構築する「ローカル5G」について、24日から電波利用の申請を受け付けると発表した。建物や敷地内での利用が対象。人手不足が深刻な地域で生産ラインを自動制御する「スマート工場」などの取り組みを後押しする。
 5Gの通信速度は現行の4Gの最大100倍で、無線通信Wi-Fiよりも安定的に利用できる。既に携帯電話サービス向けに5G用の電波を割り当てているNTTドコモなど携帯大手は対象外。申請から免許取得まで1カ月半程度かかり、来年2月頃から利用が始まる見通し。


マクセル 大容量・高出力ポータブル電源

 マクセルは、災害などによる停電やアウトドア時などにも電源として利用できる、ポータブル電源「Energy Station(エナジーステーション)」(MES-TR470)を12月25日に発売する。価格はオープン。
 ポータブル電源「Energy Station」は、約1000回繰り返し充電できるマクセル製リチウムイオン電池を搭載しており、環境に配慮した。燃料式の発電機に比べて騒音も少なく、排気ガスも発生しないため、夜間や室内でも使用できる。
 満充電で1年保管後の容量は約70%で、自己放電が少なく、1回の充電で1年間容量を維持できる。
 電池容量474Whと大容量なため、スマートフォンを約40台、タブレットを約7台充電できる。最大出力は400Wあり、様々な機器に使用できる。また、背面のスイッチでAC出力周波数を切り替えられる。
 出力中は数秒ごとに出力電流と電池容量を計測と、残り動作時間を表示。また、電池残量に合わせて電池残量表示が点灯する。
 筐体にはアルミボディーを採用。また、保管用の本体カバー、ACアダプタ収納ポーチ、ゴムキャップ(出力ソケット・入力ジャック用)を同梱している。
 LEDライトを搭載しており、LIGHTボタンを押すと3段階の光量調整ができる。


電波新聞拾い読み 2019年12月18日