NECは17日、次世代高速通信規格5Gを地域限定で利用できるローカル5G事業に本格参入すると発表した。ローカル5Gを実現する仕組みを総合的に提供するとともに、新たにローカル5Gの商用免許を取得し、20年度以降、NECグループの工場に導入していく。
ローカル5Gの実現に向け、これまで培ってきた端末から基地局、ネットワーク、情報基盤、保守までを総合的な支援していく計画で、製造業や建設、交通、流通、公共などに提供する。20年1月には玉川事業場内に、ローカル5Gを体験し検証できる「ローカル5Gラボ」を開設。顧客と一緒に利用環境の検証などを進める。同時にグループのNECプラットフォームズの国内外の工場に導入し、生産性向上などに活用する。