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電波新聞拾い読み 2019年12月13日

ヤマダ電機 大塚家具を子会社化

 ヤマダ電機は12日、大塚家具を子会社化すると発表した。大塚家具の第三者割当増資を引き受け、株式の50%超を43億円超で取得する。
 両社は2月に業務提携。7月には「インテリアリフォームYAMADA前橋店」(前橋市)を大塚家具とのコラボ店舗に改装し、大塚家具の商品とヤマダが強みを持つ家電を組み合わせた生活シーンの提案に力を入れてきた。
 山田昇会長は「大塚家具とのコラボで品ぞろえの幅が広がり、売上げも順調に伸びている。大塚家具の商品も好評だ」とし、現在102店舗で展開する新業態店「家電すまいる館」への展開も本格化させる構えだ。
 ヤマダ電機は家電すまいる館を軸に、家電だけでなく、インテリア雑貨や家具、リフォームなど住空間全体の提案に注力する方向性を打ち出している。大塚家具の子会社化で、家電と家具それぞれの専門性を持ち寄りシナジーを発揮したい考え。


東芝 5G中継回線向け高速無線接続技術

 東芝は12日、次世代高速通信規格5Gにおいて末端回線と基幹回線をつなぐバックホール(中継)回線を無線で高速に接続する技術を開発したと発表した。この技術により光ファイバなどのケーブル設置が必要なくなり、従来比10分の1のコストで5Gの無線バックホール回線の設置ができるという。
 開発した技術は、複数の受信アンテナ間で水平と垂直の二つの偏波を使うことで大容量の高速通信ができる「偏波MIMO-OFDM」と呼ぶ技術に、新たに開発した歪みを補正する技術を組み合わせた。これにより安定して大容量の高速無線通信ができるようになる。
 新技術を使い同社がお濃っなた通信距離5kmと等化に設定した伝送実証実験おいては20Gbpsの伝送速度を達成した。
 一般的に無線バックホールを大容量化するには高い周波数で広い帯域を確保することが必要な上、受信信号の劣化などにより広い帯域で高品質に信号を伝送することが難しかった。今回開発した技術により「比較的距離の近い離島などであれば無線で5G接続ができるようになる」とみる。


ラックスマン MQAのフルデコード対応のCDプレヤー

 ラックスマンは、MQAのフルデコードに対応するCDプレヤー「D-03X」を12月下旬に発売する。税別価格は26万8000円。
 D-03Xは、ベストセラーモデルとして好評のCD/SACDプレヤー「D-05u」の基本構成を受け継ぎ、新しい高信頼CD専用メカの搭載とUSB入力によるPCM/DSDのハイレゾファイル再生に加え、タイトル数を増加しているMQA(MQA-CD/MQAファイル)にも対応した。


電波新聞拾い読み 2019年12月13日