ヤマダ電機は12日、大塚家具を子会社化すると発表した。大塚家具の第三者割当増資を引き受け、株式の50%超を43億円超で取得する。
両社は2月に業務提携。7月には「インテリアリフォームYAMADA前橋店」(前橋市)を大塚家具とのコラボ店舗に改装し、大塚家具の商品とヤマダが強みを持つ家電を組み合わせた生活シーンの提案に力を入れてきた。
山田昇会長は「大塚家具とのコラボで品ぞろえの幅が広がり、売上げも順調に伸びている。大塚家具の商品も好評だ」とし、現在102店舗で展開する新業態店「家電すまいる館」への展開も本格化させる構えだ。
ヤマダ電機は家電すまいる館を軸に、家電だけでなく、インテリア雑貨や家具、リフォームなど住空間全体の提案に注力する方向性を打ち出している。大塚家具の子会社化で、家電と家具それぞれの専門性を持ち寄りシナジーを発揮したい考え。