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電波新聞拾い読み 2019年11月29日

パナソニック 半導体事業から撤退・売却へ

 パナソニックは、21年度までの中期戦略において「低収益構造からの脱却」を図り、その一環として構造改革の断行を加速する。28日の取締役会では台湾の半導体企業・新唐科技(ヌヴォトン・テクノロジー)への半導体事業の譲渡を決めた。
 ヌヴォトンは、台湾の華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)参加企業。パナソニックは半導体子会社パナソニック セミコンダクターソリューションズ(PSCS)と傘下2社の株式を2億5000万ドル(約270億円)で譲渡する。譲渡契約の締結は、20年6月1日を予定している。
 パナソニックの半導体事業は、ピーク時(03年度)には4800億円を売り上げる主力事業の一つだったが、現在は半導体事業で中心的な運営会社であるPSCSの19年3月期売上高が922億4000万円。当期純損失180億円と低迷している。


電波新聞拾い読み 2019年11月29日