トップページ > 電波新聞拾い読み > 2019年11月25日

電波新聞拾い読み 2019年11月25日

19年度上期の白物家電生産・出荷実績 国内出荷5.5%増の1.4兆円

 日本電機工業会(JEMA)は22日、19年度上期(4-9月)の白物家電の生産・出荷実績をまとめ、国内出荷が前年比5.5%増の1兆3801億円となり、過去10年で最も高い水準になったと発表した。
 白物家電は7月の天候不順により一時的な減少はあったが、梅雨明けから猛暑日が続いた上、10月の消費税増税前の駆け込み需要が主要製品で出荷を押し上げた。製品別では今年3月時点では減少を見込んでいたエアコンが「一世帯当たりの設置台数の増加もあり、需要は堅調だった」(長榮周作会長)とした。
 前回13年度の増税時は、直近3カ月は各月ともに駆け込み需要による増加が顕著に出た。今回は7月が長梅雨で前年割れ、8、9月は増加。家電流通市場は前回の増税時に直近3カ月で約3000億円増加したが、「今回は1600億円ほどで半分程度」(長榮会長)とし、需要の反動減も前回より小さいと見る。


10月の白物家電国内出荷金額 4%減 1465億円

 日本電機工業会(JEMA)は22日、白物家電の10月国内出荷金額を発表し、前年比3.8%減の1465億円と3カ月ぶりのマイナスとなったことを明らかにした。
 製品別では冷蔵庫が同8.3%増の275億円、洗濯機が同7.3%増の232億円とプラスとなったが、エアコンは同16.6%減の272億円と3カ月ぶりのマイナスで推移した。
 出荷台数は、エアコンが同13.8%減の32万4000台。消費税増税後の反動減と台風の影響があった。冷蔵庫は同0.9%増の23万6000台と2カ月連続プラスで、少人数世帯向け中容量帯が増加傾向だ。
 洗濯機は同1.1%増の30万1000台。洗濯乾燥機は同7.6%増の6万4000台と16カ月連続のプラスで、ドラム式が約6割強を占める。
 掃除機は同16.2%減の32万8000台。スティック型の拡大傾向が続いている。電子レンジは同9.5%減の22万2000台で、単機能レンジの構成が増加。炊飯器は同2.1%増の42万7000台で、火力の強いIH式が全体の約7割を占める。
 長榮周作会長は「政府による反動減の緩和策が前回とは大きく違う。キャッシュレスのポイント還元など、増税前からのアナウンスで施策が浸透していたことで、需要のヤマが低くなった分、(反動減の)谷も浅くなった」と話した。


パイオニア 100gの軽量設計で防滴使用の首掛け式スピーカ

 オンキヨー&パイオニアは、首にかけるだけで耳を塞がずスマートフォンなどの音楽や通話を楽しむことができ、”ながら聴き”に適したパイオニアブランドのウエアラブルワイヤレススピーカ「C9wireless neck speaker」を11月末から発売する。市場想定価格は1万5000前後。
 首にかけて装着するので、ヘッドホンのように耳をふさがずに音楽やポッドキャスト、インターネットラジオ、英会話などのコンテンツを楽しみながら、周囲の“音”(環境音)をしっかり認識でき、周りからの呼びかけなどにも対応することができる。
 長時間装着しても負担にならない100gの軽量設計なので、家事やウオーキング時でも快適に使用できる。約2.5時間の充電で、連続24時間存分に楽しめる。15分の充電で3時間使用が可能な短時間充電に対応している。


マクセル Qi規格に準拠のワイヤレス充電器

 マクセルは、ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」に対応した充電器「Air Voltage(エアボルテージ)」よりも、薄くてコンパクトな新製品「WP-PD21」(オープン価格)を25日に発売する。
 デスクやテーブルに置いても違和感がない落ち着いたカラーを採用し、ケーブルも本体と同色でインテリアにマッチする。厚さ9mmのコンパクトデザインで、ワイヤレス動作確認LED表示。本体表面にスマホが滑りにくいシリコンゴムシートを採用した。


電波新聞拾い読み 2019年11月25日