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電波新聞拾い読み 2019年10月29日

KDDI、信大など 5G活用し山岳登山者見守りの実証実験

 KDDIは、信州大学などと共同で長野県駒ヶ根市の駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅周辺で、次世代高速通信規格5Gを活用しドローンによる山岳登山者見守りの実証実験を行った。
 実験では、信州大学が開発した「山岳登山者見守りシステム」により登山者が遭難した可能性が検出された場面を想定し、その位置に5Gタブレットや4Kカメラ、拡声器を搭載したドローンが自律飛行により現場を確認し、登山者の状況を把握する。カメラで遭難者を撮影し、映像を5Gを通じて山岳救助本部の4Kモニターにリアルタイム伝送した。
 また5Gを通じた音声伝送を活用し、本部からの拡声器での呼びかけにより現場の状況の正確な把握と遭難者の身体状況を山岳救助本部で判断、救助の要否確認を行うデモを実施した。
 山岳遭難事故は近年増加傾向にあり、中でも長野県は事故発生件数が国内で最多。遭難救助に当たっては遭難者の位置確認や現場状況の把握が困難な場面が多く、遭難現場の迅速な把握や救助隊員の負担軽減が求められている。


パイオニア PCオーディオを高音質化のUSBアクセサリ

 パイオニアは、USBサウンドクオリティアップグレーダー「DRESSING」のラインアップに、ノイズの原因となる振動を抑制するモデル「APS-DR012」を新たに追加、12月から発売する。税別価格は5万5000円。
 APS-DR012は、厳選したパーツと独自の振動抑制方式を新たに取り入れることで、IT機器のUSB端子に接続して電源ノイズを低減し、音のディテールを細密に再現。高級感のあるアルミ削り出しボディーを採用し、中低域の広がりや奥行きのある音を楽しめる。
 USB出力端子も搭載することで、IT機器とUSB接続する機器の間に接続し、電源ノイズとともに接続機器への信号ノイズも低減することができる。


四国総合通信局 今治コミュニティの中継局に予備免許

 四国総合通信局は、今治コミュニティ放送(愛媛県今治市)から免許申請のあったコミュニティ放送局の中継局に対して、24日付で予備免許を付与した。
 同社は、愛媛県今治市の一部地域でコミュニティ放送津を行っているが、既に開設されている大三島局、菊間局、および伯方局ならびに予備免許中の玉川局に続いて、5局目の中継局となる吉海局を整備する。
    
予備免許付与した中継局の概要
局名今治コミュニティ放送 吉海
送信所今治市吉海町
電波の型式、周波数F8E 78.9MHz
空中線電力1W
放送開始20年3月頃


電波新聞拾い読み 2019年10月29日