トップページ > 電波新聞拾い読み > 2019年10月1日

電波新聞拾い読み 2019年10月1日

KDDI 5G基地局の商用第一号設置

 KDDIは9月30日、次世代高速移動通信規格5Gの20年3月の商用サービス開始に向け、5Gとして割り当てられた周波数帯および、商用装置を用いた第一号の基地局を設置し、電波発射を開始したと発表した。
 まずは21年度に5G基地局を1万622局展開。23年度末までに国内最多となる5万3626局を設置し、基盤展開率93.2%に上る全国をカバーする5Gネットワークを展開していく。
 KDDIは今年4月、総務省から5G用として3.7GHzと28GHz帯の割り当てを受けた。高い周波数帯を用いるため全国整備には膨大な数の基地局を設置しなくてはならず、長期にわたる工事と多額の投資が必要。
 同社では効率的で早期の基地局整備に向け、既存の基地局を活用するほか、国際的に利用が進む周波数帯に対応した海外事業者の採用実績のある機器を活用。さらに事業者間でのインフラシェアリングによる効率的な基地局整備などを推進し、5Gを活用した地方創生に資するサービス提供の早期ニーズ対応していく。


関東総合通信局 ラグビーW杯で電波監視を強化

 関東総合通信局は、ラグビーW杯に本大会の開催に伴い、11月2日までの期間中、古市局長を本部著あとする「関東総合通信局重要無線通信妨害対策実施本部」を設置し、電波監視体制を強化する。
 関東管内において、東京スタジアム(東京都)、熊谷ラグビー場(埼玉県)および横浜国際総合競技場(神奈川県)を会場としたラグビーW杯に本大会の試合が開催されることに伴い、警察・消防無線、航空無線、鉄道無線などの重要無線通信に対する混信や、電波妨害ならびに同大会の競技および運営のために使用される無線への電波妨害発生に備え、24時間対応で電波監視体制を強化する。


信越総合通信局 信越放送のFM中継局に予備免許

 信越総合通信局は、信越放送から免許申請のあったFM補完中継局(SBC小海FM)に対して、予備免許を付与した。


電波新聞拾い読み 2019年10月1日