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電波新聞拾い読み 2019年9月5日

キヤノン デジタル一眼レフカメラ「EOS 90D」

 キヤノンは、光学ファインダによる本格的な写真表現を求めるハイアマチュアユーザーのニーズに応えるデジタル一眼レフカメラ「EOS 90D」を9月中旬から発売する。
 「EOS 90D」は、「EOS 80D」の後継機種。新開発のCMOSセンサーと映像エンジンの組み合わせにより、キヤノンのAPS-CサイズCMOSセンサー搭載のデジタルカメラにおいて最高レベルの画質を実現している。
 視野率約100%の光学ファインダにより、リアルタイムに被写体の確認ができる。また、動く被写体に対しても優れた捕捉性能を発揮する「オールクロス45点AF」に加え、最高約10コマ/秒の高速連写を実現し、スポーツや動物など動きの速い被写体を快適に撮影できる。
 市場想定価格(税別)はボディー単体が15万円前後、レンズキットが20万円前後。


パナソニック 地域店の事業承継に力

 パナソニック コンシューマーマーケティングは、販売網戦略の一環として系列の地域電器店「パナソニックショップ(PS)」の事業承継に力を入れている。17-18年度の2年間で累計336店に達しており、親族だけでなく、従業員や他店への承継実績も増やしている。
 同社は、新しい地域店施策「ショップバリュー(SV)政策」を17年に導入した。
 SV政策は「販売網戦略」「増客戦略」「商品戦略」を3本柱に掲げる。
 同社はSV政策の導入に合わせ、事業引き継ぎプログラム「安心リレープログラム」を用意。高齢などで廃業を考えている「引き継ぎ店」と事業拡大など成長を目指す「引き受け店」をマッチングさせるプログラムで、17年には9店だった活用実績が18年には17店に増加。19年は7月までに11店、年間を通して40店が活用する見通しだ。
 片山LE社社長は「事業承継の中で課題になっているのが、引き受け店がなかなか見つからないことだ」とした上で、引き受け側の増客につながったなどの成功事例を共有し、引き受け側のメリットをしっかり説明していく」と話す。
 販売店や社内向け事業承継セミナーもこの2年間で86回開催。事業承継の実践に向けた取り組みを加速している。こうした活動により、事業承継の実績は、親族承継241店、従業員承継22店、他店承継73店(うち顧客のみ承継63店)の累計336店に達した。


7月の世界半導体売上高 15.5%減、334億ドル

 米半導体工業会(SIA)は3日、7月の世界半導体売上高は前年同月比15.5%減の333億7000万ドルだったと発表した。前年実績を下回るのは7ヵ月連続。一方、前月比では1.7%増と2ヵ月ぶりでプラス回復した。
 ジョン・ニューファーCEOは「前月比ベースでほとんどの地域で緩やかな伸びが見られた。特に米州が前年同月比では大きく落ち込んだものの、前月比ではアジア太平洋と並んで、ほかの地域より力強い伸びを示した」と述べた。
 地域別売上高は、全ねんんどうげつひで米州が27.8%減少したほか、中国は14.1%減、日本は12%減、アジア・太平洋は11%減、欧州は8.6%減と全地域でマイナス。
 前月比では米州は2.5%増、アジア・太平洋は3.1%増を記録。日本、中国は微増、欧州は微減となった。


USB-IF USB4.0仕様を公開

 USB技術の非営利団体USBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)は、USB4.0仕様を公表したと発表した。
 新仕様では、総帯域幅が2倍になり、データとディスプレーの複数のプロトコルを同時に有効化できる。既存のUSB・Type-Cケーブルで2レーン・オペレーションで動作し、対応ケーブルであれば最大40Gbpsの速度に対応する。


電波新聞拾い読み 2019年9月5日