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電波新聞拾い読み 2019年8月8日

シャープ ビーコン事業に参入

 シャープは、位置測位向けビーコンの需要が今後急成長すると見られる中、世界最高レベルの発電効率を実現した色素増感太陽電池を搭載したバッテリ交換不要のビーコンを開発、ビーコン事業に参入した。
 バッテリ交換不要のビーコンは、アモルファス太陽電池を搭載したものが発売されているが、搭載する色素増感太陽電池は2倍以上の発電効率を誇る。
 一般的なビーコンは、ボタン電池や乾電池を点減として6ヵ月−2年に1回交換が必要。ビーコンは2m程度の高所に設置されるケースが多く、メンテナンス作業も大変。同社のビーコンは、高効率な色素増感太陽電池の搭載で小型化でき、メンテナンスも不要。50ルクス程度の低照度でも安定的に動作できる。


スマホ利用 全世代に普及、伸び鈍化

 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が7日に発表した「2019年度モバイル通信端末の利用実態調査」の報告書によると、スマホ利用が60歳代までの全世代に普及し利用者の伸びが0.6ポイントと鈍化していることが明らかになった。端末の買い替えも長期化する傾向で、端末購入補助の見直しや通信料金と端末料金の分離といった各種施策の影響も出ていると見られる。半面、第5世代移動通信システム「5G」への関心が高まっており、認知度が7割を超えたことも分かった。


九州総合通信局 北九州で電波妨害源を排除

 九州総合通信局は、山口県の放送事業者が使用している無線局への外来波による障害発生を調査した結果、北九州市内で建設業者が業務用で使用する外国規格の無線機が原因であると特定し、妨害源を排除した。
 山口県の放送事業者から、放送業務用の無線局に断続的に混信があり、番組の中継に支障が出る可能性があると申告があった。
 電波監視システム(デューラス)の測定情報を基に、現地で監視車両で妨害波の発射場所を絞り込み妨害源を特定し、使用者に使用を中止させた。


電波新聞拾い読み 2019年8月8日