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電波新聞拾い読み 2019年6月19日

ファーウェイ 米制裁は予想以上に深刻

 中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)創業者の任正非CEOは17日、米政府による同社制裁が予想以上に厳しいと指摘し、今年と来年の売上高がそれぞれ1000億ドル(約10兆9000億円)前後にとどまるとの見通しを明らかにした。ロイター通信が伝えた。


スパコン性能ランキング 米IBM、3期連続首位

 ドイツ・フランクフルトで開催されているスパコンに関する国際会議「ISC2019」で17日、スパコン性能ランキング「TOP500」の最新版が発表された。首位は米IBMの「Summit(サミット)」。最大性能148.6ペタフロップス(PFLOPS)で3期連続のトップとなった。日本のシステムは産業技術総合研究所の「AI橋渡しクラウドインフラストラクチャ(ABCI)」の8位が最高だった。
 この数年は、上位10システムの順位に大きな変動はなく、新たにランキングしたのは5位の「Frontera(フロンテラ)」(デルEMC製)と、10位の「Lassen(ラッセン)」(IBM製)の2システムのみ。
 処理性能も、首位の「Summit」が前回の143.5PFLOPSから向上したほかは変化がなかった。
 今ランキングの最大の特徴は、500システムの性能がすべて1PFLOPSを超えたこと。500位の機種でも1.022PFLOPSをマークした。
 TOP500をベンダー別で見ると、中国のレノボ(聯想)が173システム、シェア34.6%で首位。以下、インスパー(浪潮)、スゴン(曙光)とトップ3を中国ベンダーが独占。日本勢は13システムで8位、NECが3システムで13位だった。
 TOP500と同時に発表されたスパコンの省エネ性能ランキング「グリーン500」では、理化学研究所(理研)情報基盤センターに導入された「菖蒲システムB」がワット当たり17.6ギガフロップスで前回に続いて首位を獲得。次いで米エヌビディアの「DGX Saturn(サターン)V Volota」、IBMの「Summit」の順。


総務省会議 違約金上限「1000円」一致

 総務省は18日、有識者会議を開き、携帯電話の契約や販売に関する改正電気通信事業法の省令改正案について議論した。二年契約を途中で解約する際の違約金上限を「1000円」に引き下げることや、端末値引きの上限を2万円とすることで一致した。
 総務省は有識者会議の意見を踏まえた上で、省令改正案を21日の情報通信審議会に諮問。今秋の法施行を目指す。


ソニー 卓上型メモリーカードレコーダ

 ソニーは、SDカードに録音できるメモリーカードレコーダ「ICD-LX31A」を7月6日に発売。市場想定価格は1万円前後。
 テーブルなどの上に置いて使用できる卓上デザイン。本体に傾斜をつけているので、置いたままでも画面が見やすくなっている。
 稽古事や語学学習などを付属のSDカードに録音。16GBのSDカードで、60分カセットテープ約178本分を録音できる。たっぷり録音できるため1枚を共用することもできる。
 内蔵の大型ステレオマイクでクリアに録音できる。録音中は録音ボタンの周囲が赤く光る。液晶画面にはわかりやすいアニメーションで表示する。
 市販のオーディオケーブルで接続することで、ラジカセやテープレコーダなど、ほかの機器の音声をメモリーカードレコーダに録音できる。
 早送りや早戻し、頭出しなどのボタンを機能ごとに独立させて使いやすいデザイン。録音したファイルを日付で検索でき、聞きたいファイルを簡単に探すことができる。
 ラジオレコーダで録音したラジオ番組をSDカードで持ち出して聞くこともできる。


電波新聞拾い読み 2019年6月19日