トップページ > 電波新聞拾い読み > 2019年6月11日

電波新聞拾い読み 2019年6月11日

アルインコ 特小無線システム向け交互通話中継器

 アルインコは、特定小電力無線システム向け交互通話中継器「DJ-u3R」を発売した。対応する特小無線機を使えば最多4台まで無線連結できる。中継器が出すビーコン信号を子機が受信し、常に最寄りの中継器を認識することで、チャンネルを変えずに広いエリア、直線方向へ通話距離を伸ばせる。
 交互通話専用中継器で全27chに対応。リモートコントロール機能を搭載し、対応機種をリモコンとして、チャンネル・周波数帯A/B・アラーム・自動接続手順・グループ番号、ハングアップタイマーと、すべての設定項目を無線操作で変更できる。
 技術基準適合品の無線ユニットを内蔵しており、免許や資格が不要で、特小無線機と同様に誰でも目的を選ばず、すぐに設置、運用できる。
 コンパンダ機能は自動対応、設定不要で子機がコンパンダ使用中ならそのまま中継。サイズは幅240×高さ165×厚さ42.5mm、重さは約760g。5m超の延長用DCケーブル、壁掛け用の取付けねじとプレートが付属する。工場内通路のような直線が長い現場に最適だという。
 1台だけを通常の中継器としても使用可能だが、設定は同社製特小無線機の中継器リモコン設定モードを使うため、1台はリモコン機能の付いているトランシーバが必要。連結中継ができる子機はP240のみだが、今後開発する新機種も対応させる予定。


電波新聞拾い読み 2019年6月11日