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電波新聞拾い読み 2019年2月22日

1月の民生用電子機器国内出荷 前年同月比1.3%増

 電子情報技術産業協会(JEITA)が21日に発表した民生用電子機器の1月国内出荷金額は前年同月比1.3%増の955億円となった。
 内訳は、映像機器が415億円で同2%減。オーディオ関連機器は同2.3%増の68億円、カーAVCは同4.2%増の472億円。
 映像機器では4K(対応)テレビが好調だった。出荷台数は16万5000台で同41.6%増。32万2000台出荷の薄型テレビ全体に占める4Kの比率は51.4%で、今ではテレビ出荷台数の半分以上が4Kテレビとなった。
 金額でも4Kテレビは234億円で、薄型テレビの全出荷額310億円に占める比率は51.8%と半分を超えている。
 有機ELテレビの出荷台数は1万4000台、出荷金額は40億円。
 昨年12月1日に始まった新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は7万5000台、金額104億円。同放送対応チューナは1万5000台の出荷、金額で4億円だった。
 スピーカシステムは7万4000台の出荷で9ヵ月連続のプラス。


韓国・サムスン電子 折り畳み式スマホ、4月発売

 韓国サムスン電子は20日、折り畳み式のスマホ「ギャラクシー・フォールド」を4月26日に発売すると発表した。動画視聴の普及などを背景にスマホ画面は大型化の傾向が強まっており、本のように開くことで小型のタブレット端末に匹敵する画面サイズを実現した。日本での発売は未定。
 新機種は、折り畳んだ状態でも一般的なスマホと同じように外側の4.6インチ画面を使って操作できるが、開くと内側の7.3インチの主画面に切り替わる。主画面では、三つまでアプリを同時に使える。
 また、新型スマホ「ギャラクシーS10」の次世代通信規格「5G」に対応した機種も披露した。通信速度は現行の4Gに比べ最大20倍に達する。
 世界のスマホ出荷台数は18年に2年連続でマイナスを記録するなど停滞感が強まっており、あらたな需要を喚起したい考え。


電波新聞拾い読み 2019年2月22日