トップページ > 電波新聞拾い読み > 2019年2月20日

電波新聞拾い読み 2019年2月20日

総務省/NICT 「NOTICE」きょうスタート

 総務省、情報通信研究機構(NICT)、通信事業者を含めたインターネット接続事業者(ISP)が連携し、サイバー攻撃にさらされる恐れのあるIoT機器を洗い出し、ISPを通じてユーザーに注意を喚起するプロジェクト「NOTICE」(National Operation Towards IoT Clean Environment)がきょう20日からスタートする。実際の調査はNICTが行う。
 IoT機器が普及する一方で、これら機器を標的にしたサイバー攻撃も近年増加している。日本国内には推定約2億台のIoT機器が設置されているが、NICTによると、国内で観測されるサイバー攻撃のうちIoT機器を狙ったものは17年には約54%と半数を占めている。
 また、センサーやWebカメラなどのIoT機器は機器の性能が限定され、管理が行き届きにくい。しかも製品寿命が長いなどサイバー攻撃に狙われやすい条件がそろっているのが現状。
 こうしたIoT機器をサイバー攻撃から未然に防ぐためにNICTでは、パスワード(PW)は初期設定のものを使わず複雑なものに変更する、ファームウエア(電子機器を制御するソフトウエア)を常に最新版に更新する、使用していないIoT機器はネットに接続しない、または電源を切る、などの対策が必要としている。
 総務省やNICTでは注意喚起に際し、ISPによる費用の請求や設定しているPWの聞き出しは絶対に行わないと説明。不審な問い合わせがあれば、総務省が設置したNOTICEサポートセンターまで問い合わせるように呼びかけている。


アイロボット 間取り学習機能搭載のロボット掃除機

 アイロボットジャパンは19日、ロボット掃除機「ルンバ」のフラグシップ機として、間取り学習機能を搭載した「ルンバi7」を22日から発売すると発表した。ダスト容器のゴミを吸い取る、充電台を兼ねたクリーンベースが付帯する「ルンバi7+」も3月8日に発売する。
 価格はi7が税別9万9880円、i7+が同12万9880円。


JVCケンウッド HDR機能搭載のドライブレコーダ

 JVCケンウッドは、JVCブランドからドライブレコーダの新ラインアップとして、「GC-DK3」を2月中旬からJVCケンウッド公式オンラインショップ「コトSquare」で発売する。
 同機は、運転時の状況を鮮明な映像で記録するフルハイビジョン高画質録画に加え、HDR機能を薄型コンパクトボディーに凝縮した。拡大するドライブレコーダ市場に向けて、これまで培ってきたJVCのカメラ技術を搭載した「Evreio」の新ラインアップとして展開する。
 女性ユーザーをはじめとする多様なドライバーに向け、本体カラーには様々な車の内装にもマッチするダークブラウンを採用した。
 市場想定価格(税別)は1万6000円前後。


電波新聞拾い読み 2019年2月20日