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電波新聞拾い読み 2019年1月16日

東芝デバイス&ストレージ 記憶容量16TBの3.5型HDD

 東芝デバイス&ストレージは、サーバーやストレージシステム、データセンターなどで使用される大容量の3.5型ニアラインHDDとして、CMR(従来型磁気記録)方式で業界最大容量16TBを達成したヘリウム充填HDD「MG08シリーズ」を開発した。1月下旬から順次サンプル出荷を開始する。
 MG08シリーズは、東芝グループのレーザー加工技術を活用したヘリウム充填方式を採用し、同社独自の機構設計技術により、ディスク9枚搭載を実現。また、ディスクの磁気記録層とヘッドの機能を向上させることで、記録密度を高めている。
 これらの記述により、記憶容量は現在主流の12TBに比べ33%増、前世代品の14TBに比べ14%増となる16TBの大容量化を達成した。
 バッファ容量は前世代品に比べ2倍の512MiB、MTTF(平均故障時間)は250万時間。また、CMR(従来型磁気記録)方式のため、従来型システムで使用されていたHDDとの置換にも適している。
 なお、インターフェイスは、SASとSATAをラインアップしている。


バッファロー 録画番組引っ越しサービスを開始

 バッファローは、テレビ・レコーダ向けUSB外付けHDDに撮りためたデータを、ハードディスクが故障する前に有償で新しいハードディスクへデータを移行する「録画番組引っ越しサービス」の提供をこのほど開始した。
 サービス対象製品は、故障予測機能「みまもり合図 for AV」を搭載する「HDV-SAMU3-Aシリーズ」と「HD-LDS-Aシリーズ」の2シリーズ。
 同サービスは、ハードディスクが壊れる前にテレビやレコーダで録画した番組を新しいハードディスクにまるごと移行する業界初のサービス。
 サービス対象製品に搭載されている故障予測機能「みまもり合図 for AV」により事前に故障予測が通知された際に、Web受付フォームで申し込み後に製品をバッファローへ発送することで、バッファローに内蔵されているハードディスクを新しいものに交換し、データ移行作業を実施の後に返送する。


電波新聞拾い読み 2019年1月16日