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電波新聞拾い読み 2019年1月3日

各地量販店の初売り テレビ、白モノなど幅広く売れる

 日本を代表する電気街の秋葉原は早朝から国内外の観光客や買い物客が集まり活況。電気街ではオノデンなどが元旦から初売りを開始した。ヨドバシakibaは予定を早めてビル全周を取り囲んだ「夢のお年玉箱」を求める客を店内に誘導。通常開店時間の午前9時半には一般買い物客も詰めかけ、順番を待つお年玉箱と同時に、通常の買い物ができる態勢で臨んだ。
 ビックカメラも「福ノ箱」事前抽選販売を実施。例年長蛇の列ができた有楽町店も混乱はなかった。
 ヤマダ電機のLABI1日本総本店池袋は2日から初売り。新春福袋と新春日替わり特価セールなどを事前告知。来店客は目的の各売り場に散ってスムーズに買い物が行われた。
 晴天の関西。ヨドバシカメラ梅田は、「元旦は、夢のお年玉箱を求める客で開店前に2200人が列をつくったという。45種のお年玉箱を用意。開店直後に一眼レフデジカメ、ミラーレス機種、高級カメラ、SIMフリースマホ、タブリット、PC、玩具のお年玉箱が完売。
 上新電機日本橋1ばん館は、エアコンや季節商品、調理家電、テレビが売れた。フロアごとに福袋を用意し雰囲気を盛り上げた。
 名古屋は最高気温が10度の風のない穏やかな晴天の元日。ビックカメラ名古屋駅西店は、ポイントサービスを行い、カマホやポータブルオーディオ、専用暖房機、掃除機、調理家電、玩具・ゲーム、PCサプライなど、持ち帰り製品購入客が目立った。台数限定の福ノ箱は、BDレコーダ、ミラーレス一眼、フルワイヤレスイヤホン、ノートPC、ゲーム機が午後までに完売した。
 エディオン東海通店(名古屋市港区)は、石油暖房機や調理家電福袋が人気を集めた。LED照明や小型の生活家電品を求める客で賑わった。
 ヨドバシカメラ仙台の初売りは、2日午前6時開始。気温は0.4度と低かったものの晴れで、開店前には約2000人が並んだ。「夢のお年玉箱」はPC、カメラ、テレビ・レコーダ、オーディオ、家電などの金額別のお年玉箱や日替わり商品、新春ドリームセットなどを買い求める人でレジ前は混雑した。
 広島の元日は晴れ。気温は平年より2度ほど低い年明け。エディオン広島本店は、平成最後の初売りとして多くの福袋を用意。台数限定セットなどを中心に次々と売れた。
 よく売れたのはPCとカメラ。台数限定の日替わり品も人気だった。
 元日の福岡は寒気が緩み朝から薄曇りの年明けだった。昼間は手袋なしでも過ごせるほどで、繁華街は買い物客や破魔矢片手の初詣帰りの人が目立った。ベスト電器福岡本店の初売りは、開店1時間前には約50人が並んだ。店頭で抽選会を行った携帯電話は前年比122%と好調。福袋はFUNAI製43型の4Kテレビとチューナ、HDMIケーブルの3点セットが一番人気。パナソニック製ヘアドライヤー入り美容家電セットも売れた。元日が初売りのショッパーズモール中間店は洗濯機が同121%。佐賀市の佐賀店はエアコンが同159%、洗濯機が同156%と健闘した。


米デル 5年ぶりニューヨーク証取に再上場

 米デル・テクノロジーズが12月28日、ニューヨーク証券取引所に再上場した。
 2013年に経営陣による自社買収(MBO)で株式を非公開化して以来、約5年ぶりに市場復帰を果たした。
 デルはパソコンを消費者に直接販売する事業モデルで1990年代に急成長したが、パソコン需要の落ち込みで業績が低迷。非上場化し、企業向けサービスに軸足を移した。
 デルが昨年7月に発表した再上場計画を巡っては、デル株を過大評価しているとして著名投資家のカール・アイカーン氏が反対していた。デルは子会社の業績連動株の買い取り条件を引き上げ、計画は12月の株主投票で承認された。


18年9月末の固定BB契約1.2%増

 総務省によると、FTTH、CATVなどを利用した固定系ブロードバンド(BB)契約者数が18年9月末で3954万になり、前年同期より1.2%増加した。
 事業者別シェアでは、NTT東西が24.1%だが、他社へ回線を貸し出す卸サービスを含めると54.5%と過半数を占めている。
 インターネットの普及とともに固定ブロードバンド契約も増加。13年度末3527万だった契約数が、17年度末には3863万へと4年間で336万契約も増加。
 BBの伝送路別では、9月末のFTTH契約が3071万で前年同期比2.8%増。CATVインターネットは392万で同3.2%増。FTTHが1年間で82万増えたのに対し、CATVインターネットの増加は12万だった。
 通信事業者によるFTTH加入の構成がCATV事業者を上回っているという現状はよく指摘されるところだ。さらに“光”や“ひかり”という言葉も伝送速度が速いというイメージを利用者に与えているようだ。
 FTTH契約の事業者シェア別では、NTT東西が前年同期比5.4ポイント減で28.8%。卸提供を含めると67.9%あり、全国のFTTH網の約70%はNTT系の回線ということになる。
 KDDIの9月末シェアは前年同月並みの7.1%、卸提供を含めると12.9%。


サンワサプライ スライド式キャップ採用のタッチペン

 サンワサプライは、手袋やネイルをしていてもスマートフォンの操作が可能で、スライド式キャップ採用で使用しないときはペン先を保護できるクリップ付きのタッチペン「200-PEN033DGY」を発売した。販売価格は1185円(税別)。
 ペン先にスライドキャップを内蔵しているので、ペンケースやバッグの中にそのまま入れてもペン先が傷む心配がない。ペン先は電気を通しやすい素材を使ったシリコン素材で柔らかく弾力があるため、画面を傷つけることなく使用できる。
 タブレットケースや上着などの胸ポケットにもさせるクリップ付きで、置き忘れや紛失を防ぐ。


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