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電波新聞拾い読み 2018年12月5日

「アキバeスポーツ評議会」発足

 東京・秋葉原電気街をeスポーツで盛り上げようと、地元有志が結集した「アキバeスポーツ評議会」が発足。第1弾のイベントとして会員企業同士の「アキバトーナメント」を9日午前10時から、ソフマップ2号館2階の「eSports Studio AKIBA」で開催する。
 4日に同会場で、概要発表とトーナメント組み合わせ抽選会が行われた。
 会員企業は、タイムマシン、ソフマップ、MSY、AKiba・TV、AKIBA観光評議会、浅井企画、イオシス、インドア、インプレス、クラーク記念国際高等学校、グラチア事務局、寿屋、サードウェーブ(ドスパラ)、Project White(ツクモ)。
 19年は選抜選手による「アキバリーグ」も立ち上げて、「秋葉原の街をeスポーツの聖地」にすることを目指して活動する。


バイオマス発電所、相次ぎ建設

 バイオマス発電所の建設が相次いでいる。清水建設は、20年の竣工を予定し、長野県東御市の羽毛山工業団地において、約30億円を投じた2MWクラスの木質バイオマス発電所の建設に着手。東芝グループも約200億円(予定)を投資し、新規発電所を22年の稼働を見込み、19年秋に着工する。
 バイオマス発電は、CO2を増加させずにエネルギーを作り出すことができるクリーンな発電方法。廃棄されるものを燃料として利用するため、廃棄物の残りからエネルギーを取り出して再利用することにより無駄なくエネルギーを活用することができる。
 清水建設は、東御市の羽毛山工業団地において、約30億円を投じて2MWクラスの木質バイオマス発電所の建設に着手した。竣工は20年5月末の予定で、以後20年間にわたりFIT発電事業を展開する。
 同社は6月、バイオマス発電事業を行う全額出資の事業会社「信州ウッドパワー」を設立し、発電所建設に向けた準備を進めた。
 信州ウッドパワーが建設する木質バイオマス発電施設では、同社子会社の「信州ウッドチップ」が提供するカラマツ、アカマツ、スギなどの切削チップを燃料とし、ボイラー・蒸気タービン方式による発電を行う。出力は1990kWを予定。
 今回のバイオマス発電に使用する燃料の切削チップ量は約3万トン/年に及ぶが、東信地域の森林量を勘案すると、間伐材などの未利用材やマツクイムシ被害材を利用するだけで十分補うことができる。
 東芝は、東芝エネルギーシステムズ(ESS)傘下のシグマパワー有明(SPAC)を通じて、再生可能エネルギー発電事業の強化に向けて、バイオマス発電所を新規建設する。
 SPACは、既に福岡県大牟田市にバイオマス発電所がある三川発電所を保有しているが、この隣接地に新規に建設する。
 19年秋に着工し、22年の稼働を見込む。
 東芝グループは、再生可能エネルギーの普及に貢献していくとともに、再生可能エネルギー発電事業者として規模を拡大し、将来的に再生可能エネルギーや蓄電池などの複数のエネルギーとバーチャルパワープラントの最適制御により、電力市場全体の供給安定化を実現する総合アグリゲータサービス事業の展開を目指す。


電波新聞拾い読み 2018年12月5日