国際電気通信連合(ITU)の無線通信部門の国際会合「第31回ITU-R第5作業部会(WP5D)」が9日、福岡市中央区のアクロス福岡で開幕した。日本での開催は13年7月の札幌以来で、約5年ぶり。世界34カ国の主管庁やオペレータ、ベンダーなどから166人が参加している。会期は16日まで。
日本代表団団長を務める総務省総合通信基盤局移動通信課の西室洋介課長補佐は「5G(第5世代移動通信システム)の導入が具体的に進むなか、IMTを所掌するWP5Dを日本で開催することで、日本の存在感を高めるとともに、国内でも5Gを盛り上げていきたい」と狙いを語る。
WP5Dは通常年3回開催されており、前回は今年6月にメキシコのカンクンで開かれた。次回19年7月の開催地は未定。