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電波新聞拾い読み 2018年9月5日

関西の電機各社 台風21号で休業や自宅待機

 パナソニックは4日、台風21号の影響で、滋賀県草津市にあるエアコンや冷蔵庫の生産工場など一部工場について、同日の稼働を休止していることを明らかにした。交通機関が運休になっているため。
 同社は大阪府門真市にある本社従業員に対しては、在宅勤務制度の利用や半日有給の取得を呼びかけている。
 ダイキン工業は、本社(大阪市)と、家庭用空調機を生産する滋賀製作所(滋賀県草津市)など関西地区4工場を臨時休業としている。
 京セラは4日、非常に強い台風21号の接近を受け、関西地域にある工場や事業所などを同日臨時休業とすることを明らかにした。従業員の安全確保を考慮した措置。別途、振り替え出勤日を設ける予定で、生産への影響はないという。
 一方、オムロンは本社(京都市)や野洲事業所(滋賀県野洲市)など関西県内にある工場と事業所、研究開発拠点の従業員に関し、4日の自宅待機を決めた。また、村田製作所も本社(京都府長岡京市)と長岡事業所(同)の同日の休業を決定している。


ブラザー インクジェットプリンタ

 ブラザー販売は、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」の新製品として、超大型インクカートリッジとサブタンクを搭載した「ファーストタンク」モデル5機種を9月中旬と11月に発売する。
 プリビオは、コストパフォーマンスの良さやコンパクトな本体サイズ、4色独立インクカートリッジを前面で交換できる手軽さなどで好評を得ている。
 新製品のファーストタンクモデルは、初めて大容量のインクジェットモデルを購入する場合でも、従来機種から好評のインクカートリッジによる使い勝手の良さで、安心して使える。
 A4対応の複合機からA3対応のプリンタ、3段給紙複合機まで豊富なラインアップを揃え、「初めての大容量はファーストタンクから」をキーメッセージに、印刷機械の多い家庭からビジネスまで、様々なユーザーへの販売を強化する。
 9月中旬発売はA4対応「MFC-J1500N」「DCPJ988N」、11月発売はA3対応の「MFC-J6999CDW」「MFC-J6997CDW」「HL-J6000CDW」。
 主な特徴は、ブラック約16本、カラー約10本分の超大容量インクカートリッジの搭載。1回のインク交換でA4モノクロの印刷回数が、従来機の約375枚から約6000枚と大幅に向上した。月当たり300枚印刷する場合でも1年以上使うことができる。


オリンパス 音声ガイド機能搭載のICレコーダ

 オリンパスは、大きな操作ボタンや操作状態をサポートする音声ガイド機能を備え、初めてでも安心して使える簡単ICレコーダ「Voice-Trek DP-401」を7日から発売する。
 新製品は、よく使う録音、停止、再生の3つの主要ボタンはサイズを特に大きくし、機能の内容を視覚的にイメージしやすいように形状と配色を工夫している。表示は簡潔な日本語とし、さらに機能を絞り込むことでシンプルな操作性を実現した。
 操作の方法を音声で案内する音声ガイドを備えている。録音やファイル選択・再生などの基本操作はもちろん、時計やラジオなどのメニュー設定も音声で読み上げることで操作をサポートする。
 マイクが集めた会話を増幅して聴くことができる「集音機能」を備えている。例えば、レッスンの説明を録音しながら適切に増幅、接続したイヤホンからその場の状況に応じた聞きやすい音量に調整して聴くことができる。


トレンドマイクロが報告書 国内フィッシング詐欺が過去最多に

 トレンドマイクロがこの謨発表した国内外の最新セキュリティ動向を分析した報告書「2018年上半期セキュリティラウンドアップ」によると、日本における「フィッシング詐欺」は過去最多になるとともに、仮想通貨を狙うサイバー攻撃も活発化していることが明らかになった。
 1-6月に国内のインターネット利用者がフィッシング詐欺サイトに誘導された件数は、前期比約2.7倍の290万2247件で過去最多となった。フィッシング詐欺の攻撃キャンペーンは国内で27件確認された。
 攻撃キャンペーンの半数以上でアップルIDやマイクロソフトアカウントといった、商品の購入やオンラインストレージ、メールなど複数のサービスで利用する認証情報が狙われていた。
 仮想通貨取引所を利用するのに必要となるアカウントの認証情報を狙っているものも18.5%あり、クラウド上に保管されている情報や金銭に直結する認証情報が主な標的になっていることが分かった。
 海外では、クラウドメールのアカウント情報窃取が、ビジネスメール詐欺や標的型サイバー攻撃の発端となっている手口も確認されており、国内の企業でも今後は注意が必要だとしている。


「けいはんな太陽光発電所」完成

 関西電力のグループ会社である関電エネルギーソリューションは17年11月に、京都府精華町の関西電力所有地において、太陽光発電所を建設することを発表していたが、9月1日から「けいはんな第二太陽光発電所」として、営業運転を開始した。
 この初と伝書は、関西電力グループでは11カ所目の太陽光発電所となり、定格出力は1000kWで、年間約140万kWhと発電電力量を見込んでいる。


電波新聞拾い読み 2018年9月5日