NTTグループは7日、グローバル事業の競争力強化に向けて、NTT持ち株会社傘下に新たにグローバル持ち株会社「NTT株式会社」を設立すると発表した。東京都内で会見した澤田社長は「ITサービス分野の海外事業を統括し、現在2兆2000億円まで拡大している海外の収益構造をさらに強化、『ワンNTT』という考え方をグローバルで進めていく」と述べた。
今秋までにNTTコミュニケーションズ、南アフリカのディメンション・データ、NTTデータ、NTTセキュリティ、NTTイノベーション・インスティテューションの5社を新会社に移管する。
また19年夏をメドに、NTTデータグループを除く4社グループの事業を海外と国内に分けて統合することも検討する。上場企業であるNTTデータに関しては、現在の経営形態のままグループ会社として連携、上場を維持する方針。