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電波新聞拾い読み 2018年8月6日

シャープ 八尾の冷蔵庫、栃木のテレビ生産終了へ

 シャープ早尾工場(大阪府八尾市)の冷蔵庫生産を19年9月までに終了させ、タイなど海外拠点での生産に切り替える。また、矢板工場(栃木県矢板市)でのテレビ生産も今年中に終え、一部高付加価値モデルを亀山工場(三重県亀山市)で生産するほか海外移管するなど、国内の家電生産体制の抜本的な見直しを図る。コスト競争力の観点から全体最適を図り、事業基盤をより強固にする考え。
 八尾工場は冷蔵庫事業の企画や技術スタッフは残り、今後開発拠点として活用する。
 矢板工場については生産終息後も物流・サービス拠点として活用する。TVシステム事業関連のスタッフは大阪・堺や千葉・幕張に集約、効率的な事業運営体制を構築していく。液晶テレビはグローバルで1000万台規模を販売しており、生産については今後、同社の海外工場や鴻海の工場活用など広く中国・ASEAN中心に海外生産移管を検討していく。


キヤノン 家庭用プリンタ6モデル

 キヤノンは、家庭用インクジェットプリンタ「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新製品として、多機能モデル5機種と、高画質と低ランニングコストを両立させたプレミアムシリーズ1機種の計6機種を9月6日に発売する。
 新商品は「PIXUS」シリーズの「TS8230/TS6230/TS5030S/TS5130S/TS3130S」の5機種と、プレミアムシリーズの「XK80」。
 キヤノンは、スマホユーザーの増加とともに高まるスマホからのプリントニーズに応え、新たにスマホで簡単に編集・プリントができる新アプリや、コミュニケーションアプリ「LINE」と連携したプリントサービスの提供を開始する。
 幅広い製品ラインアップを展開し、多様なユーザーニーズに応えるとともに、TS8230、XK80では、新たにネイルシールのプリントに対応している。


サンワサプライ 高耐久設計のUSB充電器

 サンワサプライは、約5万時間の使用にも耐えられる高耐久設計のL字型USB充電器「ACA-IP55BK」(税別1800円)と「ACA-IP56BK」(税別2100円)を発売した。
 両製品は、約5万時間の使用にも耐えられる高耐久設計と部品選定を行い、長寿命化を実現。プラグ部分には絶縁キャップを施し、トラッキング現象による火災を防ぐ。IoT機器など、USB機器への給電を常時行いたい場合に最適。
 壁面の家庭用コンセントに接続した場合、USBコネクタの位置が下向きになるようにL字型に設計されている。同製品に挿し込んだUSBケーブルを壁面に沿わせることができ、配線がきれいに行える。ケーブルを曲げることによる負担を抑えて、断線も起こりにくくなる。


KDDIとカカムコミが業績資本提携

 KDDIとカカムコムが2日、業務資本提携を締結した。KDDIはカカムコミの発行済株式の16.63%、約3500万株を取得する。
 今後は両社が保有する資産を組み合わせ、相互の事業発展を図るとともに、新規事業の創出を目指す。
 具体的な取り組みとしては、カカムコムが提供する「価格ドットコム」や「食べログ」などの各種サービス・メディアと、KDDIがau利用者に向け提供する「auスマートパス」「auWALLET」「Wowma!」など各種サービスを連携。また、両社のアセットを融合して、デジタルマーケティングや広告商品の開発、新規サービスの開発を推進していく。


電波新聞拾い読み 2018年8月6日