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電波新聞拾い読み 2018年8月3日

4-6月スマホ世界出荷 中国ファーウェイ初2位

 米IDCが発表した4-6月の世界のスマホ出荷動向によると、中国のファーウェイ(華為技術)がシェア15.8%を獲得し、米アップルを抜いて初めて世界2位の座に就いた。アップルは3位に後退。首位は、韓国サムスン電子が維持した。
 ファーウェイは600-800ドルの価格帯で提供するフラグシップの「P20/P20プロ」が好調に推移。出荷台数は前年同期比40.9%増の5420万台となった。世界最大のスマホ市場である中国でも、同機は過去最高となるシェア27%を獲得し、トップに立った。
 アップルは「iPhone」の出荷数が前年同期比0.7%増の4130万台。高額モデル「X(テン)」が貢献しスマホ売上げは2桁伸長したが、台数は伸び悩んだ。IDCがスマホ市場調査を開始してから、同社が3位以下になるのはこれが初めて。
 サムスンは同10.4%減の7150万台。1-3月に発売開始したフラグシップ「ギャラクシーS9/S9+」の出荷が想定を下回った。シェアは20.9%で1年前から2ポイント縮小。
 IDCは「アップルは過去2年、新モデル発表後の第4四半期に世界首位に立っている。18年以降も上位企業の順位は変動を続けるだろう」と述べた。


富士通 携帯販売事業を売却へ

 富士通が、携帯電話を売却する方向で調整していることが1日、明らかになった。成長が期待できるIT分野に経営資源を集中させるのが狙い。
 売却を検討しているのは、完全子会社の富士通パーソナルズの携帯販売事業。全国で「ドコモショップ」約110店舗を運営している。
 富士通は既にカーナビやパソコンの製造から撤退済み。3月には携帯製造子会社をという誌ファンドに売却している。


サンワサプライ 雷ガード電源タップ

 サンワサプライは、雷サージから接続機器を守る2極・6個口雷ガード電源タップ「TAP-SP2116MGシリーズ」を8月上旬から発売する。価格は税別2000円。
 同製品は、電線の近くに落雷した際に起こる「誘導雷」の雷サージから、接続機器を守る雷ガードタップ。雷サージを吸収する素子を内蔵している。2極の電源差し込み口が6個有り、PCとその周辺機器を一括して雷サージから守ることができる。
 雷サージ作動時は、確認用のランプが点灯し、雷ガード機能が正常に機能しているか確認できる。また、コンセントとプラグの間にたまったほこりが湿気を吸入して起こるトラッキング火災を予防するため、電源プラグの根元側に絶縁キャップが付き、全ての差し込み口にほこりの侵入を防ぐシャッタが付いている。


電波新聞拾い読み 2018年8月3日