日本オーディオ協会(JAS)は22日、東京都内で平成30年通常総会を開き、平成29年度事業報告と収支決算、平成30年度事業計画と収支予算案を審議し、いずれも承認された。
引き続き役員選任が行われ、新会長にはパナソニックの小川理子前副会長が選ばれた。10年間会長職にあった校條亮治氏は特別顧問に就いた。
副会長にはパイオニアの蒲生宣親氏、ソニービデオ&サウンドほの小川功一氏、ヤマハミュージックジャパンの猿谷徹氏が選ばれた。専務理事にはパナソニックの森美裕氏が就任した。
定款変更により役員の定員が増え、パナソニックの小塚雅之氏、個人会員の小谷野進司氏、JVCケンウッドの林和喜氏が新任理事となった。新役員は24人体制。
小川新会長は就任のあいさつで「”OTOTEN2108”は昨年比30%増の1万7000人の来場者があり、幅広い音楽・オーディオファンに満足いただけた。歴史と伝統あるJASは多くの先達の尽力とオーディオ文化を愛する音楽ファンに支えられ、築かれてきた。技術進化で音楽聴取スタイルも変化。スマートスピーカなど次世代製品も登場している。ハイレゾ導入から4年。さらに新たなオーディオの世界を提案し、人々のの暮らしを彩るオーディオを探求する」と抱負を話した。