アナログテレビの周波数跡地に導入された「V-Lowマルチメディア放送(i-dio)」の東北ブロック2局に4月27日に無線局免許が交付され、放送エリアは東北、関東・甲信越、北陸・東海、近畿、九州・沖縄の5ブロック、送信所は14局体制になった。1日、「i-dio東北ブロック」を開業し、地元FMラジオ7局のサイマル放送も開始した。
「i-dio」とは地上アナログテレビが使っていた99〜108MHzを利用して創設された新しい放送サービスで、映像・音響・データを扱える、第3の放送制度と称されている。
法定義は「移動受信用地上基幹放送」で、自動車や陸上を移動するものに設置したり、携帯受信設備ので視聴する放送。
「V-Low」は、VHF帯アナログテレビに割り当てられていた1〜3チャンネルの低い周波数帯を使うことから名付けられた。4-12チャンネルに使われていた高い周波数は「公共・一般業務無線」や、携帯端末向けの「V-HIGHマルチメディア放送」の「NOTTV」(放送終了)に割り当てられている。