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電波新聞拾い読み 2018年5月9日

Japan IT Week 2018 春

 クラウドコンピューティングやビッグデータ、情報セキュリティ、IoT、組込みシステムなど、最新のIT(情報技術)ソリューションを展示する日本最大の展示会「Japan IT Week 2018 春」が9日、東京ビッグサイトで開幕する。会場では13展示会が併催され、今回は1700社が出展。会期は11日までで、会期中は9万人の来場を見込む。
 今回のJapan IT Weekでは、クラウドコンピューティングをはじめデータセンター関連ソリューション、情報セキュリティ、スマホなどの最新のITから、ビッグデータの利活用、IoT/M2Mといった最新技術やサービスが展示されており、この展示会でIT関連の今が全て分かる。今回は初めてAIに焦点を当てた展示会も開催される。
 会期中、出展各社は最新ソリューションを展示実演し、企業が抱える様々な課題解決への提案を行う。ソリューションベンダーの経営者による各種セミナーや講演も多数予定されている。


東芝 衛星放送4Kチューナ内蔵「4Kレグザ」

 東芝映像ソリューションは8日、12月12日から本放送が始まるBS/110度CSの4K放送チューナを内蔵した高精細4Kテレビ「4Kレグザ」3シリーズ9モデルを発表した。
 新製品はBSと110度CSでスタートする4K本放送が受信できるチューナを内蔵した。超高精細の4K有機ELをはじめ、音質追求で迫力ある低音が楽しめる重低音バズーカ搭載液晶レグザ、液晶普及モデルの3シリーズを用意した。
 有機ELも液晶もBS/CSの4K放送をノイズを抑え、さらに高画質に再現。より自然に近いHDR(ハイダイナミックレンジ)が楽しめる機能も搭載し、立体感のあるリアルな映像を再現できる。
 音も進化した。有機ELは新開発のスピーカシステムを採用。フルレンジスピーカやツイータ、バスレフボックスを新設計し、「大画面に負けない迫力のある音が楽しめる」。液晶モデルにはクリアダイレクトスピーカと重低音バズーカウーハーを搭載して豊かな低音と透明感のある音を実現した。
 4K本放送は別送の「BS/CS 4K視聴チップ」を本体に装着することで視聴できる。チップは10月以降に送付する。
 市場想定価格は4K有機ELレグザ55V型が税別45万円前後、バズーカ搭載4Kレグザ55V型が税別21万5000円前後。
 4Kチューナ(市場想定価格(税別)4万円前後)も発売する。購入済みの4K対応テレビに接続するだけでBS/CSの4K本放送が楽しめる。


ソニー 「aibo」累計生産出荷1万1111台達成

 ソニーは、家庭における新たな楽しみを提案する進化した自律型エンターテインメントロボット「aibo(アイボ)」(ERS-1000)の累計生産出荷台数が、このほど1万1111台を達成した。
 購入したユーザーからは好評な一方、これまでに10回以上実施した販売では、多くのユーザーから購入の希望があり、全てのユーザーに届けられない状況が続いているという。
 ソニーは今後、生産活動を一層拡充し、全国のユーザーにaiboをいち早く届けられるように取り組んでいくとともに、オーナーとともにaiboを成長させる様々なサービスを展開していく。


電波新聞拾い読み 2018年5月9日