トップページ > 電波新聞拾い読み > 2018年4月28日

電波新聞拾い読み 2018年4月27日

総務省 携帯電話などの電力密度測定評価法を諮問

 総務省は「携帯電話端末等の電力密度による評価方法」について、情報通信審議会へ諮問した。
 携帯電話端末などの無線機器に関する技術の進展に伴い、20年のサービス開始が予定されている第5世代移動通信システム(5G)をはじめ、6GHzを超える周波数帯を利用する無線機器が人体に近接して使用されることが想定されている。
 わが国では6GHzを超える周波数帯において、人体から10cm以内で使用する携帯電話端末などの無線機器が発射する電波から、人体を防護するための指針値および評価方法は規定されていない。
 一方、米国電気電子学会(IEEE)、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)および国際電気標準会議(IEC)においては、6GHz以上の周波数帯における電力密度の指針値および評価方法について、議論が進められている。
 このため、6GHz以上の周波数帯においても国際的に整合性の取れた評価方法を確立し、引き続き電波の安全性を確保するため、携帯電話端末などの電力密度による評価方法について諮問を行った。


JVCケンウッド18年3月期連結決算

 JVCケンウッドはオートモーティブ分野の大幅な増収で前年比1.1%増の3024億3400万円の売上げだった。OEM事業が大幅な販売増で増収に寄与。
 オートモーティブ事業は市販事業が前年同期並みだったが、OEM事業および純正の大幅販売増により同15.9%の増収。営業利益も同264.3%増の81億1500万円。
 パブリックサービス事業は事業売却などの影響もあり、同11%減の649億5100万円の売上げ。営業損失は同11億5800万円。無線システム製品で米国と日本で増収、アジア・中国で減収。
 メディアサービス事業は民生用ビデオカメラなどが落ち込み、売上げは同17.8%減の594億7100万円。営業損失は1億9600万円。


電波新聞拾い読み 2018年4月27日