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電波新聞拾い読み 2018年3月14日

クリーンな電気でスマートライフ 災害に備えて自給自足

 大災害が発生すると電気・水道・ガスなど、ライフラインが72時間止まると言われている。災害が多発する日本ではエネルギーの自給自足が課題となっている。快適な環境下での生活を持続するには省エネ家電や太陽光発電などの創エネ機器、蓄電池などの蓄エネ機器を組み合わせ、クリーンなエネルギーを効率的に利用するスマートライフの重要性が増している。
 太陽光や風力、バイオなどで創ったエネルギーと家電製品の省エネ化や建物の断熱性能を向上することで、年間の1次エネルギー消費量(照明・換気・給湯・冷房暖房)を正味ゼロにするZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)への関心が集まる。国は30年までに、太陽光発電を中心に住宅での必要エネルギーをほぼ自給自足するZEHを、新しく建てる家の標準とする方針を立てた。
 この実現には、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)が不可欠だ。家電製品、太陽光発電システム、電気を貯蔵する蓄電池をネットワーク化し、家全体のエネルギーを管理するシステムで、暮らしの電気を「見える化」「制御」し、上手にエネルギーを使うことが前提となる。
 一方、再生可能エネルギーでは「2019年問題」がある。09年から始まった固定価格買い取り制度(FIT)では、太陽光発電(10kW未満)の設置後10年間の買い取り保証期間が満了する人が出てくる。その数は約50万件に達しそうだ。
 保証期間が終了しても発電した電気を売ることはできるが、買い取り価格が大きく低下し、売電できない恐れもある。この対策には、蓄電池を設置し電力を蓄え、HEMSなどを活用、電気料金の節約や災害時に備える電気として考える転換が必要となってくる。電気を「売る時代」から「賢く使う時代」への流れが変わってきている。


日立製作所 新暗号技術を開発

 日立製作所は13日、LANケーブルでのインターネット接続環境で事実上解読できない暗号通信技術を開発したと発表した。開発した技術はランダムに発生するノイズを使うことで正規受信者以外の暗号解読をできなくするもので、LANケーブルにつなぐだけで世界のあらゆる場所との安全な通信ができる。
 一般的な暗号は共通鍵、秘密鍵と行った鍵を使い暗号と複合を行う。秘密鍵は乱数により生成し暗号データとして送信することで安全性を高めている。通常の暗号は共通鍵を種にして秘密鍵を生成データを暗号化するが、秘密鍵は疑似乱数になるため、規則性があり解読される可能性がある。
 今回開発した技術は、ランダムなノイズが予測できないことに着目した。任意の乱数を共通鍵で符号化しノイズ(ビット誤り)を付加した状態でデータを送信し、正規に受信した人のみが誤りを訂正できる仕組みにしている。ノイズ発生器を送信機内に設置しており、既存のLANケーブルの接続だけで安全な通信ができる。
 この技術を使うことで、1GHzのレートで解析ができるスーパーコンピュータ100億台で138億年かけても解読でないレベルを実現した。
 課題は専用の機器を必要があることとデータ通信の効率性が低いこと。実用化に向けては、実際の運用などに合わせて構築する必要などもあり数年後を目指す。


1月の携帯電話国内出荷 3.3%減 157万台

 JEITAとCIAJが13日発表した1月の携帯電話国内出荷台数は157万台、前年同月比3.3%減となった。
 このうちスマホは97万4000台で、同7.9%減。冬春商戦モデルの出荷が一段落したことでマイナスとなった。単月のスマホ比率は62%となった。


東芝「Aurexシリーズ」 ハイレゾ対応のCDラジカセ

 東芝エルイートレーディングは、カセットテープ対応のCDラジオカセットレコーダ「TY-AK1」を3月下旬、ブルートゥースのワイヤレス再生対応のCDラジオ「TY-AH1」を4月下旬から発売する。
 「様々な音源をハイレゾ音質に。」をコンセプトに、ハイレゾ音源を楽しめるほか、カセットテープやCDの音源もハイレゾ相当の高音質で再生。SDカードとUSBメモリーに録音が可能で、ワイドFM対応の「Aurexシリーズ」第2弾となる。
 今回新たに、最近再び注目を集めるカセットテープもハイレゾ相当の音質に対応した、Aurexとリーズ「TY-AK1」は、コンパクトなサイズのボディーに40kHz以上の高域が再生可能な2ウエイスピーカと、実用最大出力40Wのデジタルアンプを搭載して、SDカードとUSBメモリーのハイレゾ音源を忠実に再現する。
 カセットテープやCDなどの音源を、周波数帯域と解像度をハイレゾ相当の音質へ拡張するアップコンバート機能の搭載によって様々な音源を高音質で楽しめる。
 カセットテープやCDをSDカードまたはUSBメモリーへ録音することや、ラジオのタイマー予約録音、カラオケも楽しめる機能も備えた。
 市場想定価格はTY-AK1が2万7000円前後、TY-AH1が2万2000円前後。


電波新聞拾い読み 2018年3月14日