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電波新聞拾い読み 2018年2月27日

「MWC18」開幕

 世界最大の無線応用技術展示会「モバイルワールド・コングレス」(MWC18)が26日、スペインのバルセロナで開幕した。主催はモバイル産業の業界団体GSMA。今年は約2300社が出展、会期中の来場者は11万人が見込まれている。
 今年のキーワードは現行LTEの通信速度より100倍高速の次世代無線通信「5G」。
 今年のMWCでは20年の世界商用サービス開始に備え、NTTドコモ、中国移動、欧州勢のほか、AT&Tやベライゾン・コミュニケーションズの米国の通信事業者が参加。通信事業者へ5G用機器を納入する中国の華為技術(ファーウェイ)やノキア、エリクソンの欧州勢も大規模なブースでデモをしている。


NHK 4K・8K本放送概要固まる

 NHKは12月1日からBSで始める4K・8K本放送の2つのチャンネルの呼称を「NHK BS4K」「NHK BS8K」に決めた。
 BS4Kは、スーパーハイビジョン放送の”入り口”と位置付け、超高精細映像を身近に楽しめる編成にする。放送時間は毎日午前6時から午前0時までの18時間を予定。
 平日は地上波や衛星からの番組を厳選して4G画質にアップグレード、土曜日は世界初の南極からの4K生中継など独自の特別番組を編成の予定。日曜日には来年の大河ドラマ「いだてん」も先行放送する計画。
 BS8Kは、毎日12時間10分(午前10時〜午後10時10分)放送される。「世界一の画質と音響を堪能できる最高品質の”フラグシップチャンネル”にしたい」との意向。
 ライブ会場のような臨場感あふれる番組や、世界3大オーケストラや大型スポーツのコンテンツなどがBS8Kの中心になる。


シャープ 「ロボホン」開発者向けモデル

 シャープは、モバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」の開発者向けモデル(SR-X002)を3月2日に発売する。付属のパソコン用アプリを使い、ロボホンの「モーション(動き)」を自由にプログラムできるので、オリジナルのダンスやアプリケーションなどを作成して楽しめる。税別価格は23万8000円。
 動機には、ウインドウズ用ソフトウエア「Motion Works FOR ロボホン」を付属している。搭載している各モーターの可動値や動作条件などを設定することで、ロボホンのモーションを自由にプログラムすることができる。パソコンと同機をつなぎ、作成したモーションを実際に確認しながら、作業を進められる。また、専用のスマホアプリで実行させることができる。
 子ども向けのビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」で、ロボホン用のアプリの開発ができる「スクラッチパック」も付属。ロボホンの対話シナリオの作成はもちろん、「Motion Works FOR ロボホン」で作成したモーションを生かしたアプリの開発もできる。プログラミング教育に注力している学校、家庭などでも活用できる。


電波新聞拾い読み 2018年2月27日