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電波新聞拾い読み 2018年1月15日

電子部品 品不足が長期化

 電子部品の品不足が長期化している。スマホ向けの急激な需要の増加はなくなったものの、車載向けが堅調な伸びを示しているうえ、低調だった産業機器分野が好転。IoT関連も着実に需要規模が拡大。これまでの小型部品に加え、大型部品の受注急増が需給バランスを悪化させている。部品メーカーは製品組み立てだけでなく、使用材料の生産能力から増強する必要があり、当面安定か供給に向けて大型設備投資を継続する見通し。


ソニー 渋谷に「aibo」と触れ合える場所

 ソニーは1月11日に発売したコミュニケーションロボットの「aibo」と触れ合える場所として、東京・渋谷駅に近い「渋谷ボディ」1階に設けた情報発信の場”ソニースクエア渋谷プロジェクト”に「aibo room」を開設した。
 aiboに触って楽しめる”aiboふれあいベンチ”や、一緒に記念撮影ができる”フォトスポット”が用意されており、国内外からの観光客や、子供連れの家族が訪れている。
 初期ロットは完売しており、実物に触れられる希少な場所となる。開設期間は3月中旬まで。


カシオ計算機 「広辞苑 第7版」収録の電子辞書4モデル

 カシオ計算機は、メーカーシェアNo.1の電子辞書「EX-word(エクスワード)」シリーズの新製品として、10年ぶりの改訂新版となる「広辞苑 第7版」を収録した「XD-Z4800」(高校生モデル)など4機種を19日から順次発売する。
 新製品は辞典の最新版の広辞苑第7版を収録した。
 4機種ともアルファベットキーの大きさを従来機種15%拡大し、快適な文字入力を追求。ホーム画面のデザインも一新して見やすさの向上を図り、最大18種類のコンテンツをすぐに呼び出せる機能も備えた。また、前方底部に配置した「スリムリフレクションスピーカー」により、音声の聞きやすさも向上させた。
 XD-Z4800は20年と是の大学入試改革に伴い、英語の4技能(聞く・読む・話す・書く)を測る民間検定試験として注目されている英検対策を、大幅に強化した高校生モデル。
 プロフェッショナルモデル「XD-Z20000」は、研究・翻訳などのハイレベルなニーズに対応。英語や国語の大辞典をはじめ、自然科学や経済など専門分野のコンテンツも網羅した。


北陸放送/石川テレビ 送信空中線変更し県内中継局が復旧

 北陸総合通信局は11日、北陸放送と石川テレビ放送から口頭で変更申請があった地上テレビ放送局無線設備の送信空中線の変更を許可した。
 これは、10日に発生した両局が共用している送信鉄塔の火災により、既存の送信空中線が使用できなくなったため、当面の措置として代替の送信空中線を設置したもの。空中線の電力は、1kWから50Wに変更した。
 この結果、送信所(金沢市観音堂町)から約20kmの範囲で放送電波によるテレビ視聴が可能となり、加賀方面で停波していた中継局も含め、石川県内の全ての中継局が復旧した。
 この変更後でも、電波の受信状況や宅内の分岐数などで、引き続き受信できない地域がある。


電波新聞拾い読み 2018年1月15日