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電波新聞拾い読み 2017年12月15日

オムロン 安全運転見守る「ドライブカルテ」サービス

 オムロンはドライバーの目の開閉状態、目線、首の向きをセンサーで検出し、ドライバーに音声で警告したり、遠隔の運転管理者にメール通知して安全運転を見守る管理サービスを来春から開始する。
 オムロンの子会社、オムロン ソーシアルソリューションズ(OSS)が「DriveKarte(ドライブカルテ)」と名付けてまず、国内の物流、公共交通の事業者やリース以外の法人車両、保険車両を対象にサービス提供を始める。
 ドライバー見守りセンサーは近赤外線センサー、Gセンサー、ジャイロセンサー、4G LTE通信モジュールを組み込んだ新開発の「ドライブカルテ」センサー。車のダッシュボードに置くだけで目の開閉、目線、顔の向きを検出。ドライバーの居眠りや脇見など、集中度が低下している場合は瞬時にドライバーに音声で警告する。
 また、車内外に設けたカメラデータを組み合わせて車両の走行状態とドライバーの運転の集中度をデータ化。安全運転指標にして、4G LTE通信でオムロンのデータセンターにテータを送信。データセンターから運転管理事業者にインターネットでメール通知する機能も備えた。安全運転リポートも出力でき、ドライバーの安全運転意識の改善、向上に役立てる教育支援ツールとして活用できる仕組みに仕上げた。


米エヌビディア PC用新GPU「TITAN V」

 米エヌビディアは、世界最強をうたうPC用GPU「TITAN(タイタン)V」を発表した。
 最先端のVoltaアーキテクチャをベースに、人工知能(AI)有深層学習、高性能コンピューティング(HPC)処理向けに設計。211億個のトランジスタを搭載し、性能は前世代比9倍の110テラフロップス(1秒間に110兆回の演算処理性能)を実現している。
 新GPUのVoltsアーキテクチャでは、GPUの中心にあるストリーミング・マルチプロセッサの設計を大幅に見直した。これにより前世代「Pascal」ベースの設計に比べエネルギー効率が2倍となり、同じ消費電力で性能が大幅に向上した。
 また、深層学習向けに設計された「Tensor(テンソル)コア」を640基搭載することで最大9倍の処理能力を実現した。
 ほかに、CUDAコア5120基、12GB HBM2メモリーサブシステムを内蔵する。
 新GPUの価格は2999ドル。


楽天 第4の携帯会社へ

 楽天は14日、携帯電話向けに新たに割り当てられる電波の取得を来年1月にも総務省に申請すると発表した。認可されれば、19年中にサービスを始め、1500万件以上の契約獲得を目指す。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く「第4の携帯会社」が誕生する。
 携帯電話業界では後発のソフトバンクが携帯料金の値下げをこれまで先導してきたが、現在は3社による寡占状態で競争原理が働きにくくなっている。楽天が参入すれば、携帯料金の引き下げが各社間で起こる可能性が高い。
 楽天は自前の通信回線を持たない仮想移動体通信事業者(MVNO)として、ドコモから回線を借り受け、14年から格安スマホブランド「楽天モバイル」を始めた。
 MVNOは基地局など巨額の設備投資費を負担しない代わりに、対価として多額の接続料を支払うため、利益幅は限られている。楽天は自社で回線や基地局を確保し、サービス拡大を目指す方針に転換したとみられる。
 政府は行政機関に割り当てられている電波を民間に開放する方針を打ち出しており、所管する総務省が具体的な準備を進めている。


電波新聞拾い読み 2017年12月15日