パナソニックは16日、写真撮影のフラグシップ機としてミラーレス一眼カメラ「ルミックス」DC-G9PROを来年1月25日に発売すると発表した。
G9PROは約2033万画素のLive MOSセンサーを搭載。ローパスフィルタレスの設計で、細部まで忠実に描写できる解像力を備えるとともに、4K/60pの動画記録にも対応する。
センサー面には、逆光時にセンサー表面で起こりやすい反射を抑えるコーティングを施し、フレアを抑制する。
画像処理エンジンは、従来機に比べてダイナミックレンジを拡大させた「ヴィーナスエンジン」を採用。信号処理速度は従来機の1.3倍以上に高速化している。
手ブレ補正システムも高度化し、ボディー内手ブレ補正は世界最高の6.5段分の補正効果を実現している。
手ブレ補正の機構を生かし、センサーを動かしながら8回連続で自動撮影して、カメラ内で自動合成処理を行う「ハイレゾモード」も搭載。通常撮影に比べて4倍の画素数を持つ高解像写真で、細かなディテールまで撮影できる。
AF(オートフォーカス)速度は世界最速の約0.04秒を実現。動いている被写体に対するAF追従性能も向上させ奥行き方向の距離検出精度を高めて手前に向かってくる被写体であっても、しっかり焦点が合うようにしている。AF追従連写で1秒当たり約20コマ、AF固定連写で約60コマを撮影できる。
ファインダには約368万ドットの高精細OLEDを搭載するほか、ボディーにはマグネシウム合金の外装や防じん・防滴シーリング設計、耐低温-10度での動作保証など様々な環境下で撮影できる性能を盛り込んだ。