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電波新聞拾い読み 2017年11月16日

「InterBEE」開幕

 国際放送機器展「InterBEE2017」が15日、千葉市の幕張メッセで開幕した。今年53回目を数える同展には過去最高の1139社・団体が参加、会期3日間で昨年より約2000人多い4万人前後の来場者が見込まれている。
 JEITAによると、今回InterBEEとして初めて幕張メッセの展示会場1から8ホールまでを使用している。
 JEITAでは今年から19年までのInterBEEで「コンテンツ」を中核にし、「つくる(制作)」「おくる(伝送)」「うける(体験)」の3つの領域を網羅したメディアとエンターテインメントを集約した総合イベントを目指しており、今年はその1回目になる。
 展示会場の話題は、何といっても来年12月1日に控えた衛星による4K・8K実用放送(高度BS放送)。
 4K・8Kに対応したテレビカメラ、レンズ、編集機器、モニター、測定器などのほか、画像を一段と鮮明に映し出すHDR(ハイダイナミックレンジ)技術、圧縮・伝送・表示技術など最新の技術が一堂に展示されている。ほとんどのブースで「4K」もしくは「4K・8K」の表示が見て取れる。
 4K映像を非圧縮で高速伝送するインターフェイス方式12G-SDIをデモする企業も多い。従来、4K映像を伝送するのに「3G-SDI」信号を4本の同軸ケーブルで伝送していた。しかし、12G-SDIでは同軸ケーブル1本で済み、配線が極端に簡素化される利点がある。
 一方で「メディア・オーバーIP」を打ち出し、IPを伝送の主流にする動きも多くの展示企業で見受けられる。
 IP化、クラウド化への対応目指し、IT系企業の出展が目立っているのも近年のInterBEEの特徴。
 昨年から目立ち始めた360度映像、AI(人工知能)、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)による新しいコンテンツ体験を来場者は会場のあちこちで楽しんでいる。
 ライブイベントなどで使用されるプロオーディオ用SRスピーカを使って、大型アリーナで高音質の大音響サウンドを体験するコーナーにも人気が集まっている。


ET&IoT総合技術展開幕

 組込みシステムとIoTの専門展示会「組込み総合技術展(ET2017)」および「IoT総合技術展(IoTテクノロジー2017)」が15日、パシフィコ横浜で開幕した。400を数える企業・団体が出展し、最新の組込みシステムとIoT関連技術が展示される。会期は17日まで。
 今回は新たなトレンドとして注目が集まる「エッジコンピューティング」に着目し、「組込みAI活用」や「スマートセンシング」「IoT無線技術」「セーフティ&セキュリティ」を重点テーマとした最先端技術が展示されている。
 幅広い産業分野でIoTの利活用が広がるなか、IoTを支える組込み技術がますます重要となっている。出展各社のブースでは、、エッジコンピューティングを実現する最先端の技術やサービスが紹介された。


米クアルコム ブロードコムの買収提案を拒否

 米クアルコムは13日、米ブロードコムからの買収提案を拒否すると発表した。
 ブロードコムは6日、クアルコムに対し1株当たり70ドルで全株式を取得する計画を表明。この額は2日のクアルコムの終値に28%上乗せしたもので、負債も含めると買収総額は1300億ドル(約14兆8000億円)と半導体業界のM&Aとしては過去最大となる。クアルコムは当初、「取締役会で買収条件を精査する」としていた。
 ブロードコムでは敵対的買収も視野に入れており、米メディアによると、ホック・タンCEOはクアルコムの株主の賛同を得るため委任状争奪戦に入る可能性も示唆したという。


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