トップページ > 電波新聞拾い読み > 2017年10月17日

電波新聞拾い読み 2017年10月17日

LTEブロードキャストの取り組み増加

 LTE網を通じてテレビ放送のような高解像度の映像コンテンツを一斉配信するサービス、LTEブロードキャスト(LTE-B)の提供に取り組む通信事業者が世界で増えている。
 LTE-Bはスタジアム内やイベント中継などで、多くのスマホ、タブレットなどの端末ユーザーに同一のコンテンツを同時に一斉に流す同報サービス。LTEマルチキャストとも呼ばれている。1対1で流すユニキャストと比べて周波数帯の効率利用が可能で、通信事業者にとってネットワークへの追加投資額が少なくて済むとされている。
 モバイル業界の国際団体GSAによると、世界の通信事業者は携帯通話以外の新しい収益源を求め、クアルコムなどが開発した「eMBMS」と呼ばれる配信技術を使い、LTE-Bサービスの商用化に向けての取り組みを強化している。
 eMBMSは視聴する端末の数にかかわらず、帯域幅を柔軟に変えることが可能。常に一定の品質を保って映像を継続的に配信できる。
 米ベライゾン・コミュニケーションズとAT&T、韓国のKT、中国聯通、フィリピンのグローブがすでにLTE-Bサービスを提供しており、年内開始に向けてオーストラリアのテルストラも準備中とされる。
 日本ではソフトバンクが昨年9月、ヤフオクドームのプロ野球の試合でLTE-Bの実証実験を国内の通信事業者として初めて行った。
 通信事業者以外に英BBC、IRT(独、オーストリア、スイスの放送局の研究機関)、イタリアRAIなどの放送事業者が既に商用サービスを提供中。
 ベライゾン、KT、テルストラ、英EEの通信事業4社で昨年4月に設立されたLTEブロードキャスト・アライアンスにはトルコのタークセルなどの通信事業者やエリクソン、ノキア、ファーウェイ(華為技術)などインフラメーカーも加わった。


エレコム 外付けポータブルHDDの新型

 エレコムは、デジタルビデオカメラから撮影した動画データを、パソコンなしで直接保存できる外付けポータブルHDD「ELP-EDVUBKシリーズ」を10月下旬から発売する。
 新製品は、デジタルビデオカメラに直接接続し、パソコンを使うことなく録画データを簡単にバックアップ。ソニー、パナソニック、JVC各社のビデオカメラに対応し、必要な接続用ケーブルやACアダプタなどを同梱。容量は500GB、1TB、2TBの3モデル。
 1分当たり400MBの容量が必要な4K映像のデータは、500GBモデルで15時間、2TBモデルなら60時間記録可能。出荷時に4K動画が保存できるNTFS形式でフォーマット済み。


日立製作所 車載用の大容量直流PLC技術

 日立製作所と日立オートモティブシステムズは、車両内のエンジン、トランスミッション(変速機)などの装置から構成されるパワートレインシステム内のECUと、複数のセンサーやアクチュエータを個々につないでいるワイヤハーネスを集約して共有化し、ネットワーク接続を可能にする、車載用の大容量直流PLC(電力線通信)技術を開発した。
 同技術を用いることで、パワートレイン統合ECUと各センサーおよび各アクチュエータを接続するワイヤハーネスの総延長を削減し、従来の接続方法と比べワイヤハーネスの重量を約40%削減することが可能で、自動車の軽量化に貢献する。


電波新聞拾い読み 2017年10月17日