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電波新聞拾い読み 2017年9月19日

アイコム 携帯型デジタルトランシーバー2機種

 アイコムは9月下旬、携帯型デジタルトランシーバー「IC-DPR7/DPR7BT」を発売する。簡単な登録手続きだけで使える資格不要の登録局対応簡易無線シリーズ。業務用、レジャー用のほか、地域コミュニティ、クラブ活動などの連絡用など幅広い用途を見込んでいる。
 クラス最高の大音量800mW。ノイズキャンセリング機能を搭載し、騒音環境下でも周囲の騒音を気にせず使える。受信した音声をワンタッチで聞き直すことができる録音再生機能、状況に合わせて強調する音域を設定できるイコライザ機能を備えた。
 小型ボディーで重さも約230gと軽量で機動性に優れる。同社従来機に比べて約10%小型化、約5%軽量化した。IP67/66/55/54準拠の防じん/防水性能で、本体は3年間保証。残量、健康度表示に対応したインテリジェントバッテリを採用。
 音量用ツマミとチャンネル用ツマミを別々にし、確実な操作を実現。各種機能に簡単にアクセスできるプログラマブルキーを2つ搭載。IC-DPR7BTはバイブレーション機能のほか、ブルートゥース対応でケーブルレスの使用が可能。


ソニー 小型・防水・頑丈なデジカメ

 ソニーは、コンパクトデジタルスチルカメラ「RX0」を10月27日に発売する。
 「RX0」は、高感度・低ノイズ性能と広いダイナミックレンジ、高速データ読み出しを実現する有効約1530万画素メモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサーExmorRSRを搭載。加えて、レンズに24mm/F4のZEISS Tessar T、画像処理エンジンに「BIONZ X」を搭載した。
 本体は幅約59.0×高さ40.5×奥行き29.8mm、重さ約110g(バッテリとメディア含む)の超小型軽量化を実現している。
 様々な撮影シーンに対応するため、カメラ本体に水深10mの防水性能や2.0mの落下耐性、200kgfの耐荷重という堅牢性を確保した。
 イメージセンサーの高速データ読み出しにより、決定的な一瞬を捉える最高960fps(最大40倍)のスーパースローモーション機能、歪みの少ない高速連写を実現する最高1/32000秒のアンチディストーションシャッタ、高画素ながら最高16コマ/秒の高速連写などの撮影機能を搭載。ピクチャープロファイル、S-Log2ガンマ、画素加算のない全画素読み出しの4K動画のHDMIクリア出力などの撮影機能も搭載し、新しい映像表現や作品づくりができる。
 市場想定価格(税別)は8万円前後。


デノン プリメインアンプ2機種

 デノンは、「デザイン・シリーズ」のコンパクトHi-Fiプリメインアンプ「PMA-60」「同30」を9月下旬から順次発売する。価格はそれぞれ税別7万円、5万円。
 「60」は「50」の後継機。増幅部には、クアルコムのデジタルアンプIC「DDFA」最新版を搭載。従来2チップ構成だったDDFAのPWMモジュレータとフィードバックプロセッサを1チップ化し、周辺回路をシンプルにした。これにより音質を優先した回路設計と部品の選定が可能になった。
 USB-DAC機能は、DSD11.2MHz、PCM384kHz/32ビットまでに対応。独自のアナログ波形再現技術の最新バージョンなどを搭載している。
 「30」は同シリーズに新たに加わったエントリクラス。シリーズのキーコンセプトを継承し、USB-DAC機能を省略したシンプルで手ごろな価格を実現した。
 いずれもブルートゥース機能を搭載。コーデックはSBC、AAC、低遅延のaptX Low Latencyに対応。「60」はNFCにも対応している。


電波新聞拾い読み 2017年9月19日