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電波新聞拾い読み 2017年9月1日

「ハムフェア」あす開幕

 「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2017」が2、3日、東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールで開かれる。
 今回で41回目の開催になるハムフェアのテーマは「科学する心・探求する心 はじめよう アマチュア無線」。
 主催の日本アマチュア無線連盟(JARL)は「青少年やカムバックハムに対して、アマチュア無線の楽しさを発見していただくことが目的」と来場を呼びかけている。
 アマ無線人口は43万局。フェアには、リタイアした団塊世代と中高生を中心とした若い層の来場が近年目立つ。
 出展する機器やアンテナメーカーも、インターネットとの連動や、住宅事情に合わせた小型高性能のアンテナなど、魅力ある製品を出展する。
 今年の会場は2階に移動した。例年開幕前に多くの来場者が詰めかけることから、混雑を心配する声も聞かれる。
 今年は7年ぶりに「アイボールミーティング」も行われ、各国のアマ無線家が集う。


シャープ 世界初の8K対応液晶TV

 シャープは8月31日、世界初となるフルハイビジョンの16倍の画素をもつ超高精細8K対応の70V型液晶テレビ「アクオス8K」を発表した。新製品発売とともに、既に発売している8K映像モニターと合わせ、「アクオス8K」シリーズとして日本、中国、台湾、欧州の主要4地域で発売する。
 新製品「LC-70X500」は、約3300万画素の8K液晶パネルを搭載するとともに、独自の色再現技術「立地カラーテクノロジープロ」や高コントラストを実現する「メガコントラスト」といった長年アクオスで培ってきた技術により、これまで肉眼で捉えきれない「キメ細かくリアルな映像を再現できる」という。
 8K解像度に変換する独自の解像技術や輝きを復元する技術などを使うことで、現在のテレビ放送番組をはじめ、ブルーレイの映画といった様々な映像を8K品質にアップコンバートして楽しめる。デジカメで撮影した4Kを超える解像度の写真データもUSBを使い、元の解像度で表示ができるようになっている。
 18年の8K実用放送に合わせて発売予定の「8K放送対応受信機」を接続すれば8K実用放送も視聴可能。新製品は、国内では12月1日に発売する。市場想定価格は100万円前後(税別)となる。


キヤノン 家庭用インクジェットプリンタ新製品6機種

 キヤノンは8月31日、家庭用インクジェットプリンタ「ピクサス」シリーズの新製品計6機種を発表した。
 新コンセプトのXKシリーズは、新色のフォトブルーを加えた染料インク5色(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック/フォトブルー)と、顔料インク1色(ブラック)の6色ハイブリッドインクを新たに採用したことで、写真や文字を美しく印刷できるようになった。フォトブルーインクにより、明るい空や雲などをより美しく再現可能だ。
 別売の大容量インクタンクを用意すればL判印刷のインクと用紙の合計コストが約12.5円となり、大幅にランニングコストを抑えられる。高画質でありながら低コストでの運用ができる。
 コンパクト設計でありながら多機能のTSシリーズもモデルチェンジした。新製品4機種は様々なインテリアに合うデザインを採用するとともに多彩な機能を用意。中上位機は前面給紙と背面給紙が選べるほか、自動両面プリントにも対応している。
 今回発売する新製品群は、全機種ともプリント枚数などに応じてポイントが取得できる「ピクサス・プリント枚ルサービス」に対応した。インターネット接続と簡単な登録でサービスが利用でき、1枚のプリント当たり0.5ポイントが付与され、キヤノンオンラインショップで利用したり、JCBギフトカードに交換もできる。
 新製品は9月22日に発売する。キヤノンオンラインショップ販売予定価格はXKシリーズ上位機のXK70が4万4880円(税別)、TSシリーズ上位機のTS8130が3万880円(税別)となる。
 併せてピクサスシリーズのビジネスインクジェットプリンタ2機種も10月5日から発売する。新製品は自動原稿送り装置付きながら設置面積を従来機比約18%、体積を約32%削減し小型化した。価格は有線LAN対応の上位機が同2万5880円(税別)となる。


総務省まとめ ケーブル加入2979万世帯

 総務省がまとめた3月末(16年度末)のケーブルテレビの現状によると、ケーブル加入世帯はケーブルテレビの従来方式RFとIPマルチキャスト方式合計で2979万世帯。世帯普及率は約52.3%になった。前年度末よりRFで33万、IP方式は2万世帯の減。


特集 「ハムフェア2017」

 アマチュア無線のアジア最大規模の催し「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2017」が2、3日、東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールで開かれる。41回目となる今回のキャッチフレーズは「科学する心・探求する心 はじめよう アマチュア無線」で、アマ無線の定義「金銭上の利益のためでなくもっぱら個人的に無線技術に興味を持ち、正当に許可された者が行う自己訓練、通信および技術的研究の業務」を分かりやすくしたもの。主催の日本アマチュア無線連盟(JARL)では「青少年のニューカマーの方々やカムバックハムの皆様に芽生えたアマ無線に向かう好奇心を多いに刺激し、アマ無線の楽しさをビッグサイトで新発見していただくことを呼びかけます。家族や友人とお誘い合わせのうえ、ハムフェア2017にご来場ください」と訴求している。
 ハムフェアは1975年に富士山麓の朝霧高原で有志により開催された「第1回全日本ハムベンション」を前身とするイベント。当時は日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)が71年に31社で発足。73年4月26-30日に東京の科学技術館で初の大規模なアマ無線機器の展示会となる「第1回JAIAフェア」を開催し、1万人を集めて成功を収めていた。
 このような背景の中、有志が「アマ無線家主導のイベントを」との思いで開かれたのが「ハムベンション」。JAIAも賛同参加した。
 77年9月にはJARL主催の「アマチュア無線フェスティバル」として、晴海の東京国際見本市会場南館で開催された。78年からは8月第3金曜日から日曜日までの3日間開催に。83年には「JAIAフェア」が合流することになった。
 世界中の同好の士と交信できるアマ無線は科学少年たちのあこがれで、電子業界に従事することになる多くの人がアマ無線技士の資格を得て、無線局を開設し、通信や実験を楽しんだ。
 アマ無線局数がピークを迎えたは95年で136万4000局。世界1位の座は揺るぎないものがあった。青春映画にも取り上げられて、アマ無線は若者が憧れる「趣味の王様」として一世を風靡した。
 94年に始まった買い切り制度で急激に普及し始めた携帯電話が、いつでもどこでも通信ができる唯一の手段だったアマ無線の魅力に影を落とし始めたのもこの頃だった。
 現在は43万3000局が無線を楽しんでいる。近年のフェア会場は、アマ無線黄金時代を支えた団塊世代の復帰と中高生の参加が目立ってきている。
 会場では、中波から極超短波まで1台でカバーする通信機や、ネットを利用して海外とも交信できるハンディトランシーバ、コンパクトサイズで高効率の送受信ができるアンテナなど、最新技術を盛り込んだ製品のデモが実施される。
 米国のアマ無線家人口は、ネットでは得られない有意義なコミュニケーション手段として見直され、増加を続けている。今回のハムフェアが日本のハム人口反転の契機となることに期待したい。


電波新聞拾い読み 2017年9月1日