エフエム大阪が出資し、近畿でV-Lowマルチメディア放送を展開する大阪マルチメディア放送は、兵庫県加古川市の「戸別受信機等での災害情報伝達手段に係る実証事業」の実施に協力する。事業は9-11月の3ヵ月間。V-Lowマルチメディア放送「I-dio」の防災情報システム「V-ALERT」を活用し、災害情報伝達手段の高度化を実証する。
7月から地域の町内会長や、消防団などに約600台のV-ALERTに対応する戸別受信機を配布し、有効性を検証している。V-ALERTに対応する屋外拡声器や、施設の自動開錠と連動して誘導灯が点灯する仕組みを開発し有効性を検証。V-ALERTの特色のマルチメディアでの情報伝達を生かした高齢者や、障がい者などに対応する端末を開発し有効性を検証。インターネットを利用しV-ALERTを補完するアプリケーションを開発し、この有効性も検証する。