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電波新聞拾い読み 2017年7月27日

6月のPC国内出荷金額 9%増 585億円

 電子情報技術産業協会(JEITA)が26日発表した6月のPC国内出荷台数は前年同月比2.3%増の64万1000台となった。内訳はノート型が47万1000台(前年同月比1.5%減)、デスクトップが17万台(同14.6%増)。
 出荷金額は585億円で前年同月比9.1%増となった。内訳はノート型438億円で同6.2%、デスクトップ147億円で同18.9%増。
 6月は4カ月ぶりに台数・金額ともに前年同月を上回った。


CIAJ調査 MVNOが浸透へ

 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が26日発表の「17年度モバイル通信端末の利用実体調査」によると、安い料金プランを訴求するMVNO(仮想移動体通信事業者)がモバイル端末ユーザーの間で浸透している。
 CIAJでは毎年4月、関東と関西で年齢、男女を考慮してモバイル端末利用者合計1200人を調査している。
 同調査でMVNOを「知っている」と回答した人はスマホ利用者(調査対象のうち1067人)の79.6%あり、ほぼ前年並みだった。
 また、調査対象のスマホ利用者で実際にMVNOの格安スマホを購入した人は、前年の9%から16.3%に増加し、市場への浸透度がうかがわれる。
 実際に利用してMVNOの満足度はどうか。
 原則的に1台目でMVNOと契約しているユーザー(調査回答で138人)で、スピード、データ容量制限、料金の各項目で100%もしくはそれに近い満足度だった。
 特に家族割引の満足度は前年の57%から今回は97.9%へと大幅に増加。一方で、アフターサービスへの満足度は91.9%から59.1%に大きく後退した。
 近所にサービス拠点がないので相談しにくい、遠くは通じにくいなどの理由が多く、全体の40%がアフターサービスに不満感を表明している。
 今回の調査でMVNOへの関心の高まりが明らかになったが、総務省によると、MVNOサービスの契約数は16年度末で1586万。前年度末より317万増加している。大手通信事業者から直接、回線の提供を受ける一時MVNOサービスの事業者数も前年度より89社増えて316社を数える。


NRIセキュア IoT機器への攻撃6.4倍に

 野村総合研究所グループでセキュリティ事業を手がけるNRIセキュアテクノロジーズが26日発表した「サイバーセキュリティ傾向分析レポート2017」によると、脆弱なIoT機器への攻撃が大幅に増加し、16年度は前年比約6.4倍に増加したことが明らかになった。IoT機器の数が多いだけでなく、Webカメラなどを誰でも手軽に使える背景からセキュリティ対策が未熟なものが多く、格好の攻撃対象になっている。
 IoT機器への攻撃に関しては、NRIセキュアが提供しているセキュリティサービスにおいて、16年度中にファイアウオールでブロックした通信22.6億件のウチ48.1%に当たる10.9億件が遠隔操作に用いられる「telnet」ポートへの通信だった。
 一般的な企業で外部からtelnetポートへの通信を許可しないにもかかわらず急増している背景には、アクセス制限していないWebカメラやルーター何どのIoT機器への侵入が増えたことが要因になっている。
 16年9月にIoT機器を攻撃するボットネット(悪意あるロボットプログラムで構成されるネットワーク)「Mirai」によるとDDos攻撃(大量の通信を発生させ、標的をサービス不能にする攻撃)をきっかけに、一気に攻撃が拡大。「ディフォルトのパスワードを使ったIoT機器などから侵入されていた」という。
 今後の対策では、ユーザー側は機器のアクセス制限やセキュリティ対策が施された機器の選定をすることがポイントになる。「実証実験をしているケースなどはセキュリティ対策を検討しているが、簡単に導入できるWebカメラなどに関しては普及も早いため、セキュリティの認識を高めるべき」とした。
 攻撃者は次々と脆弱性を見つけ、攻撃を仕掛けてくることから、利用者だけでなくメーカー側もネットワークから攻撃を受ける認識をして、機器への継続的な対策をしていくことが重要になるとみられる。


電波新聞拾い読み 2017年7月27日