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電波新聞拾い読み 2017年5月16日

米WD 東芝の半導体売却、国際仲裁裁に差止め請求

 東芝の記憶用半導体フラッシュメモリー事業の売却を巡り、合弁相手の米ウエスタンデジタル(WD)は14日、国際商業会議所(ICC、本部パリ)の国際仲裁裁判所に対し、WDの同意のない事業売却の差し止めを申し立てたと発表した。仲裁の内容次第では、東芝は再建計画の大幅な修正を強いられる可能性がある。


東芝テック 世界唯一のハイブリッド複合機7月発売

 東芝テックは15日、一度印刷した用紙を消色して再利用できるペーパーリユースシステム「Loops(ループス)」に、消色できない通常の白黒印刷の機能を搭載した、世界で唯一のハイブリッド複合機を発表した。新製品「Loops LP35/45/50(LP50シリーズ)」として7月3日から発売する。
 同社は”消せるトナー”をパイロットインキと共同開発、13年に用紙のリユースを実現したLoopsを業界に先駆けて発売。これまでに省エネ大賞など数々の環境関連の賞を受賞している。
 今回、従来のLooopsと同様に「消す」ブルー印刷に加え、「残す」白黒印刷も搭載し、1台で2種類の印刷を使い分けることができるハイブリッド複合機Loops LP35/45/50を発売する。
 Loopsは用紙の使用量を減らしCO2を削減することで、環境に貢献できると同時に、用紙の購入量も削減し経済的なソリューションを提供する。
 LP50シリーズは白黒印刷機能も搭載しているため、1台で「消す印刷」と「残す印刷」を選択でき、極めて効率性が高い。
 税別価格はLoops LP35が114万円、同LP45が1126万円、同LP50が155万円。


ケーズデンキ 富山市初出店

 ケーズデンキ富山豊田店(富山市豊田町)が11日、新規オープンした。
 新店舗は、富山市北部の国道8号線豊田西交差点南に位置する172号線豊田2丁目交差点西側に立地している。周辺は住宅や商業店舗が立ち並ぶ環境にある。ケーズデンキとしては、人口約48万人の富山市へは初出店で、富山県内5番目の店舗。運営は北越ケーズ。
 売場面積4165平方メートル、駐車場183台。人員は約20人体制。


クラウド側の負荷を軽減 エッジコンピューティング

 インターネットにあらゆるものがつながるIoTの時代になると、取り扱うデータ量が一気に拡大してくる。世界のデータ量は年率40%で増加し20年には世界のデータ量が44ゼタバイト(10億テラバイト)になるともいわれている。
 これまでは、全てのデータをクラウドに上げ、高性能コンピュータで高速処理することで様々に知見を得ていくビッグデータの活用を推進する動きがあった。ところがIoTの時代になり、全てのデータをクラウドに上げた場合、通信ネットワークがパンクし、クラウド上のコンピュータでも処理ができなくなると考えられている。
 そこで新たな概念として、全てのデータをクラウドに上げるのではなく、コンピュータ端末やセンサーなど利用者に近いところ(エッジ側)にあるデバイスで処理できるデータは処理する「エッジコンピューティング」と呼ぶ概念が生まれた。
 エッジコンピューティングの考え方を利用することで高速応答が必要な情報処理などはクラウドに上げずエッジ側で処理する。これによりクラウド上のコンピュータの負荷とネットワーク負荷を軽減できるようにする。
 例えば、自動運転などの場合はセンサー情報などに対し迅速な対応が必要になるためクラウドに上げていては対応が遅れてしまう。そこでエッジコンピューティングを利用すれば、刻一刻と変わる道路状況などにも迅速に対応できるようになる。
 エッジコンピューティングは、シスコシステムズやインテルなど海外のICT企業が提唱し開発を進めている。現在はシスコが提唱を始めたクラウドとエッジをつなぐ「フォグ(霧)コンピューティング」という考え方も生まれ、米国では15年11月に米アーム、シスコ、出る、インテル、マイクロソフト、プリンストン大学が設立メンバーとなり「オープンフォグコンソーシアム」が発足した。日本でも政府を政府をはじめ日系ICT各社が賛同しフォグコンピューティングの取り組みを進めるなど、クラウドとエッジをつなぐ取り組みも始まっている。


電波新聞拾い読み 2017年5月16日