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電波新聞拾い読み 2017年4月17日

長距離無線通信規格「オルカ」 日中欧で商用化へ

 エネルギーハーベストを利用した超低消費電力ワイヤレス無線通信規格「EnOcean(エンオーシャン)」の推進団体EnOceanアライアンスは、長距離無線通信を実現したEnOcean「ORCA(オルカ)」の商用化を日本、中国、欧州の3地域で重点的に進める。
 925MHzを使用。モノポールアンテナ使用時で通信距離3〜4km、フラットケーブル使用時6〜8kmのLORCAの世界初の商用化を、EnOceanアライアンスの加入企業であるNTT東日本が日本の果樹園の降霜対策用長距離無線通信センサーシステム”eセンシング”の販売、運用を17年から開始する。
 EnOceanアライアンスのメンバー、サイミックス(長野県茅野市)が湿度/照度/土中温度/土中水分の4センサーで検出したデータの送受信機を供給。EnOceanアライアンスの主幹メンバーのプロモータであるロームも今夏、ORCA用無線通信ICのサンプル出荷を開始し、ORCAの日本、欧州、中国での普及を推進する。


量子ドットテレビ普及促進 中国でアライアンス発足

 世界最大のテレビ市場である中国で、量子ドット(QLED)テレビの普及促進を目的としたアライアンスが発足した。テレビメーカーの韓国サムスン電子、中国のハイセンス(海信)とTCL、北京大学および精華大学の代表、家電量販店の国美電気(GOME)と蘇寧電器(スニン)、電子商取引の京東商城(JD・コム)などが参加する。
 量子ドットはナノスケールの半導体結晶で、粒子の大きさによって特定の色の吸収や放出が可能。これを液晶ディスプレイのバックライトに導入することで高い発光効率と色再現性を実現、輝度を高め、暗いシーンで通常なら埋もれてしまいがちな細部も際立たせることができる。
 サムスンは15年に量子ドット技術採用の液晶テレビを発表し、次世代の高画質を実現する技術としてこれを推進してきた。
 今回、結成したアライアンスは中国国内での販売促進で協力。将来的には、世界規模での活動も視野に入れている。
 米調査会社ディスプレイサーチによると、QLEDテレビの世界市場は18年には1800万台に達する見通し。


エディオン 中国人向けのモバイル決済サービスを開始

 エディオンは3月から、新生銀行のグループ会社アプラスと中国人向けモバイル決済サービス「WeChat Pay」の取り扱いを開始した。訪日外国人の利便性を向上させ、一層の購買を推進し、インバウンドの消費拡大につながるよう努める。
 同サービスは、中国で最も普及しているスマホ用SNSアプリを使って、QRコードを提示するだけで決済できるサービス。約4億人が利用している。
 導入店舗はエディオンAKIBA、エディオンユニバーサルシティ・ウォーク大阪店、エディオン道頓堀店、エディオン近鉄あべのハルカス店の4店舗。


北海道警 KDDIグループに感謝状

 北海道警察本部は、KDDI、KDDIエンジニアリングに対し、感謝状を贈呈した。
 感謝状は、2月19日から26日にかけて北海道で開催された「第8回アジア冬季競技大会」で、テロ対策に万全の警備体制を取るため、該当エリアの不感地帯解消の協力要請がKDDIに対してあった。北海道地区の札幌テクニカルセンター、札幌エンジニアリングセンター、KDDIエンジニアリングが一体になり、携帯電話基地局の早期整備と可搬型基地局の臨時設置によるエリア調整を行うなど、迅速に対処したことに対して贈られた。


電波新聞拾い読み 2017年4月17日