トップページ > 電波新聞拾い読み > 2017年4月7日

電波新聞拾い読み 2017年4月7日

1月の電子部品世界出荷2%増

 JEITAが発表した1月度の電子部品グローバル出荷額は、前年同月比2.2%増の3220億円、2カ月連続で前年同月比プラスとなった。車載やスマホ向けの需要が堅調に推移し、16年末以降の為替の円安進行も金額を押し上げた。
 地域別出荷では、「日本」が同12.4%増となったのを初め、「アジア・その他」が同9.6%増、「米州」や「欧州」もプラスを確保した。「中国」は同8.8%減と減少したが、今年は春節の始まりが1月末からと昨年より早かったことなどが影響したとみられる。
 製品別では、コネクタが同29%増、音響部品が同23%増、アクチュエータが同11%増など高い伸びとなり、抵抗器も同5%増と伸長した。一方、高周波部品やトランスが同2桁の減少となった。
 電子部品グローバル出荷額の前年同月比増減は12年の6月から9月まで減少が続いたが、12年10月以降は12年2月を除き、15年11月まで全てプラスでは推移。15年12月からは16年11月まで12カ月連続でマイナスが続き、16年12月に13カ月ぶりにプラスに転じた。


米シーゲイト ルッソ会長 京都で公演

 米シーゲイトのスティーブ・ルッソ会長兼CEOは5日、日本電産本社前に3月竣工したANNEXグローバル研修センター(京都市南区)1階MIYAKOホールで「HDDの展望について」と題して公演した。
 ルッソ会長兼CEOと25年間にわたり親交のある日本電産の永守重信会長兼社長の依頼で実現した。
 ルッソ会長兼CEOは「10年1ゼタバイト(1021バイト)以下だった世界で生成されるデータ量は16年に18ゼタバイトになり、25年には163ゼタバイトと約9倍に拡大する。今、NANDフラッシュメモリーはHDDの約10倍の価格だ。それぞれの技術を進め、急速に拡大するデータ市場に対し、どのストレージにどう分配するかだ」と述べた。
 講演の前後、永守会長兼社長は「HDD業界について少し悲観的な見方が増えているが、決してそうではない。二十数年この業界でやっているルッソ会長兼CEOも先行きはそれほど数量は落ち込まず、10年先、20年先はもっと強気にみている」とあいさつした。


アイリスオーヤマ 1台2役の衣類専用スチーマー

 アイリスオーヤマは、衣類をハンガーにかけたまま手軽にしわ伸ばしができる「衣類用スチーマー(KIRS-01)」(税別8980円)を4月20日から発売する。全国の家電量販店を中心に販売する。
 「衣類用スチーマー」は、衣類をハンガーにかけたまま使用できるので、忙しい朝でも短時間でしわ取りができる。安定した量の上記を連続して噴出することにより衣類が濡れるのを防ぎ快適に使用できる。
 また、通常のアイロンと同様にアイロン台と併用して使用できる。1台2役のコンパクトな設計の上、専用スタンドが付属するため、省スペースで収納できる。
 タンク部分を取り外すことができ、水道の水が本体にかかる心配をせずに容易に吸水することができる。タンク容量は60ミリリットルで、連続して約5分半使用できる。さらに、脱臭、除菌もできるので、家庭で洗濯しにくいコートなどの衣類や、カーテンやソファといった布製品にも幅広く使用できる。


電波新聞拾い読み 2017年4月7日