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電波新聞拾い読み 2017年3月28日

シャープ本社 解体開始

 大阪市阿倍野区にあるシャープの旧本社ビルの解体作業が27日に始まった。経営再建策の一環として家具大手のニトリに売却され、シャープを買収した台湾の鴻海精密工業出身の戴社長が買い戻しを目指したが、実現しなかった。
 ニトリホールディングスによると、解体工事は8月まで行われ、その後大型店舗を建設する。


4月はインターホン点検月間

 インターホン工業会(JIIA)は、4月28日を「インターホンの日」と定めたのに合わせて、4月をインターホン点検月間として今年から業界を挙げて点検活動に取り組む。インターホンの点検を通して、適正な時期での更新を促し、消費者に対して安全・安心な機器の利用を啓発していく。
 インターホンは、来客の通知や防犯上欠かせない機器として利用されており、故障が発生した場合には早急な修理・復旧が必要になる。システムは高度化・複雑化してきており、日頃から保守・点検していても機能と信頼性を維持するには定期的な交換が求められる。
 例えば、テレビドアホンではスイッチング電源や映像制御回路が搭載され、集合住宅用・病院用インターホンシステムではコンピュータ制御回路や他のネットワークとの連動などを行っている。更新時期が遅れると、安心・安全に影響する不測の事態を招く可能性もあるからだ。
 家庭用インターホンの更新時期は10年、集合住宅用インターホンシステムは15年、病院用・高齢者施設用インターホンシステムは12年がおおよその更新目安。
 インターホンの更新には、一般消費者野一色改革も欠かせない。そのためJIIAは、消費者がインターホンを気軽に自主点検できる「安全点検シート」をWebサイトに公開している。
 「電源プラグは根元まで確実に差し込む」といった日常使用についての注意喚起の説明に加え、「呼び出しボタンを押しても、呼び出し音が鳴らない時がある」などの点検項目を用意。チェック形式で確認できるようにしている。


電波新聞拾い読み 2017年3月28日